中学生の子どもの勉強は放置していいのか?
こんにちは、紅野まりです。
今回は中学生のお子さんの勉強は放置していいのか、ということについて紹介します。
「どこまで勉強に関わるべきか?」
「何もやらないから放置してしまっている」
「何か言っても特に変わらないから放置したい」
こんな風にお子さんの勉強にどこまで関わるべきか、どこまで放置するべきか迷っている方に読んでいただきたい内容です。
『子どもが全然勉強していない』と気になって仕方がないけれども、気にしてたらどんどん腹立たしくなってきて、もういっそのこと『勉強のことは放置したい!』と思っていませんか?
今回は中学生のお子さんの勉強への関わり方も紹介しますので、安心して読み進めてくださいね。
中学生の子どもの勉強を親が放置したくなるワケとは?
お子さんを放置したくなる原因はなんでしょか?
「何を言っても勉強しない」
「忙しすぎて手を焼く暇がない」
「勉強しなさいと言っても聞く耳を持たない」
親であるあなたがお子さんに期待する行動と意思が違うために、ズレが起こっていると思います。
・本当は自分で勉強してほしい→でも何も勉強しない→放置したい
・何も言わなくても勉強してほしい→言わなかったらほんとに何もしない→放置したい
・自分のことは自分でしてほしい→何も自分でしない→放置したい
これはお子さんが自主的ではないことが原因で、親であるあなたが放置したいと思っている理由につながります。
ですが、あなたは
「放置したい、けどこのままでいいのかな?」
「放置しても結局何もしないだけだし…」
と思っていませんか?
つまり、お子さんに自主性が身につけば、あなたがお子さんの勉強について「放置したい」と思うこともなくなるはずです。
なぜなら、お子さんが自主的に勉強するようになれば、放置してても勝手に勉強するからです。
『放置したい、でも放置できない』というジレンマの感情があるからこそ、放置して良いのか悪いのかと悩んでしまいますよね。
逆に「何も言わなくてもできる」「親が言う前に自分で取り組めている」という状態だとお子さんの勉強に関して完全に放置することができます。
自主性が身につけば、あなたが何も言わなくてもお子さんは工夫し、勉強をし始め、改善し、点数を上げていくでしょう。
しかし、自主性が身についていないままだと、あなたが口を酸っぱくして「勉強しなさい」と言いたくないことを言い続けなければなりません。
ですがお子さんに自主性が身につけば、イライラしながら言いたくないことを言わなくてもいいのです。
何も言わなくても勉強し始めることができれば、お子さんを良い意味で放置することができるのです。
今回は具体的な方法も紹介していきますので、安心して読み進めてくださいね。
中学生の勉強は放置して『子どもの自主性を養うべき』
中学生のお子さんの自主性が身につけば、勉強に関して完全に放置することができるとお伝えしました。
では、お子さんの自主性を身に着けさせるためには、まず何をしたら良いのでしょうか?
私は、今すぐにでも中学生のお子さんの勉強を放置すべきだと思います。
なぜなら、あなたがお子さんの勉強に関わらないことで、お子さんは自分で考え、自分で行動しなければならなくなるからです。
ですが、あなたは
「そんなすぐに勉強を放置はできない」
「今放置したら全然勉強しなくなる」
「今の自分の子供には無理!!」
と思われたかもしれません。
しかし、よく東大に行った学生らが「親から勉強しなさいと言われたことがない」と言っているのを聞いたことがあるかもしれません。
特に中学生は自我が目覚める時期です。
思春期(=自我が目覚める時期)とは一種の承認欲求で、自分を認めて欲しい、自分で決めたいと思う時期です。
つまり、親であるあなたからの決定ではなく、「自分自ら選びたい!」と思う時期なのです。
そんな時期に、
「勉強しなさい!!」と言われたらどうでしょうか?
「やろうと思ったのに、自分で決めさせてくれよ…」とそう思ってしまうのです。
中学生という自我が目覚める時期では、本人に意思決定させることが大事なのです。
これを読んであなたは
「放置したいけど、放置したら更に悪化する」
「自由だと思って何もしなくなる
「見るに耐えない有様になってしまう」
と思っているかも知れません。
ですが、中学生のお子さんもいつまでも成績が低いままでいたいとは思っていないはずです。
特に、成績が低い子たちは
「親に怒られないかな」
「成績隠したいな」
「先生から電話がかかったらどうしよう」
「成績低いと友達できるかな…」
と周りの反応をかなり気にします。
ですので、お子さんの意思を尊重してあげること、本人がやりたいようにさせてあげること。
つまり、勉強に関して放置してあげることがまずは大事になります。
中学生の子供の勉強を放置するために重要なポイント
お子さんの自主性を身につけることができれば、お子さんの勉強を放置することができるとお伝えしましたが、すぐにお子さんの自主性を身につけることは難しいです。
なぜなら、お子さんがやるべきことに気づいて、行動を起こしていこうと決心し、実際に行動をしていくまでに時間がかかるからです。
お子さんに自主性を身につけさせる上で大事なポイントは
「お子さんの意思に任せること」です。
・お子さんが勉強しなくても、お子さんが選んだこと
・勉強のやり方が間違っていても、それはお子さんが選んだ方法
と、お子さんに決定権を与えてください。
そうすればお子さんの勉強にあなたが関与する必要もなくなり、実質勉強に関しては放置することができます。
自主性が身につけばお子さんは自分のために、自分で決定し、自分で考え行動していくことができるでしょう。
そのためにはお子さんを一人の人間として意思を尊重してあげることが大事なのです。
中学生の子供を放置するまでの具体的なステップ
中学生のお子さんを放置するまでのステップを紹介します。
ステップは以下のとおりです。
1、1週間は勉強に関して何も言わない
2、1週間を過ぎたら今後のことを話し合う
3、勉強する環境を変える
それぞれ詳しく解説します。
1、1週間は勉強に関して何も言わない
まずは、1週間今まで口を酸っぱくして言ってきた勉強に関することは言わないでおきましょう。
言いたいことが合っても我慢。
お子さんは何も言われなくなったことで疑問に思うかもしれないですし、見捨てられたと思うかもしれせんが、まずは1週間口出ししないことをしてみてください。
2、1週間を過ぎたら今後のことを話し合う
1週間何も言わなかったことで見えてきたこと(言わないと勉強しない、だらだらしてしまう)を話し合います。
そして、今後どうしていきたいか、真剣に話し合ってみて下さい。
親子の間にはどうしても甘えが生じます。しかし、あなたが毅然とした姿で話すことで、お子さんに伝わるものもかならずあるはずです。
3、勉強する環境を変える
いざ、お子さんが勉強に取り組もうとしたとき、十分な勉強環境や勉強に対する姿勢が悪いと、せっかくのお子さんの意思も台無しです。
・テスト前はテレビの時間を短くする
・兄弟に「〇〇は今勉強中だから邪魔しちゃダメよ」と伝える
・テスト期間だからお手伝いをなしにしたり、勉強するための時間を確保しようとする
周りが勉強をさせる雰囲気を作り出すことで本人もやらざるを得ない状況になります。
せっかく勉強をしようと思った気持ちを繋げるために、周りが背中を押すような気持ちで接してみましょう。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
===========
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
中学生の勉強に対して何も言わず放置するためには
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生の勉強をいかに放置していくかについて紹介しました。
勉強をしなさすぎて何を言っても聞かないから、勉強に関しては放置しているというお宅では、放置は「ネガティブな放置」ですが、お子さんの自主性が身につけば何も言わなくても取り組める、「ポジティブな放置」へと変えることができます。
そのために大事なポイントは「お子さんの意思に任せること」でした。
お子さんをいい意味で放置していく具体的なステップは以下の通りでした。
1、1週間は勉強に関して何も言わない
2、1週間を過ぎた今後のことを話し合う
3、勉強に対する姿勢を変える
まずはこのステップを実践してみてお子さんの自主性を養っていきましょう。
お子さんに勉強する意識ができたら「成績を上げるために塾に行かせようかな…」と思うかもしれません。
将来的に塾に行かせようと考えている方にはこの記事を合わせて読んでみてくださいね。
お子さんに自主性がみにつけば、あなたが何も言わなくても勉強をし、自分で考え行動していくことができます。
つまり、お子さんが自立するための第一歩となるのです。
しかし、いつまでも親であるあなたが口を出してしまうと、お子さんの自主性が身につくどころが、「言うことを何も聞かないから放置」という最悪の事態になりかねません。
お子さんの自主性を身に着けさせて、安心するという意味での良い放置を目指しましょう。
ぜひ、今回紹介したステップを実践してみて下さい。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので
読んでみてください。
紅野まり