勉強苦手な中学生が今すぐ10点アップ!?テスト後に取り組む勉強法
こんにちは、紅野まりです。
今回は勉強が苦手な中学生のお子さんが、テスト後に効果的な復習のやり方を学ぶことで、次のテストで10点成績を上げる方法について紹介します。
「テストでいつも同じようなミスばかりしている」
「テスト後はなにもしない」
「テスト返却後も点数を見て終わってしまう」
そんな中学生のお子さんがいらっしゃる保護者の方に読んでいただきたい内容です。
勉強が苦手な中学生が『テスト後に復習をするだけ』で成績をアップさせるために
よく、学校の先生や塾の先生、教育に関する本には
「復習が大事!」
と、耳にタコができるほど言われていますが、実際復習はおろそかになりがちだと思います。
それは、中学生が復習の大切さや、何のためにやるのか、どうやってやるのかが分かっていないことが原因だと思います。
しかし、復習の仕方を覚えることで、その後の成績に直結させることができます。
今回紹介する復習のやり方は、
「勉強の仕方」を変えるための復習の方法になります。
つまり、覚えきれていなかった学習内容をもう一度頭の中に入れるのではなく、
テストの結果をもとに勉強のやり方の問題を洗い出すというのが私が考える「復習」です。
勉強が苦手な中学生がなぜ成績が上がらないのか?
勉強が苦手な中学生のお子さんがなぜ成績が上がらないのでしょうか?
・勉強に対してやる気がないから
・勉強時間が足りていないから
・提出物にしっかり取り組めていないから
・毎日の勉強習慣がついていないから
など、いろんな原因が洗い出されます。
では、前回のテストの結果から、お子さんはどのように勉強の仕方を改善しているでしょうか?
「んー…全く何もしていない」
「とにかく単語をやっている」
「前回のテストのことはさっぱり忘れている」
このような状況がほとんどではないでしょうか?
私が塾講師をしていた際、勉強ができる子ほど「前回〇〇ができていなかったので、〇〇を教えてほしい」と、前回苦手だった場所を克服しようとしていました。
つまり、前回のテスト結果をしっかり復習し、分析した結果「自分はこれが苦手なんだ。だからこれを重点的に勉強しなきゃ」というように、行動を起こしているということです。
「英語の点数が〇〇だった。次回は5点上げるためにがんばる」
という感想だけで終わっては意味がありません。
なぜなら、具体的な行動が理解できていないので、次のテスト勉強でも実際に何をすべきかがわかっていないからです。
しかし、「復習の仕方」を勉強することで、前回のテスト結果から「〇〇が苦手」「△△はできていた」というような分析ができます。
さらに、「5点上げるためには、単語の勉強よりも〇〇の勉強に取り組んだほうが良い」というように、具体的に何を勉強すべきなのかを判断することができます。
そうなると、テスト毎にお子さんが苦手を克服することができ、テスト毎に勉強法を変えてテスト勉強をしていくことができます。
このようなサイクルが出来上がってしまえば、点数は5点、10点とどんどん伸びていくでしょう。
勉強が苦手な中学生になぜ『復習』が必要なのか?
そもそも何で復習する必要があるのでしょうか。
それは、人は時間の経過によって記憶力が低下していくからです。
エビングハウスの忘却曲線というのが有名です。
時間が経てば経つほど記憶は薄れていくので、早めの復習が大事だと言われます。
勉強の内容も、テスト勉強した内容も、1週間程度で4分の1以下は忘れてしまうということです。
しかし、すべての中学生が定期的に復習をしているわけではありません。
ベネッセコーポレーションの2014年の調査によると、
毎日コツコツ勉強を「よくする」と答えた中学生が18.7%、「たまにする」と答えた中学生が30.8%でした。
5人に一人しか毎日コツコツ勉強・復習をしていないということになります。
今回、このブログで紹介する「勉強のやり方を変える復習のやり方」は、テストが終わってから1日~6日の間に実施し、しかもテスト後だけ復習をするので、毎日コツコツ勉強できなくても大丈夫です。
勉強が苦手な中学生が『テスト後に復習をするだけ』で成績アップさせるために大事なポイント
それでは、実際に復習をする中で勉強のやり方を変えていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
勉強のやり方を変える復習のやり方で重要なポイントは 「改善するための方法を自分で考えること」です。
「◯◯を改善するためにはどうしたら良いか」
「△△△を間違わないためにはどうしたら良いか」
自分で「どうやったら改善できるのか」を考えることが大事です。
なぜなら、自分で意思決定をしているので自主的に行動しやすくなるからです。
「我が子は自分で考えられるかしら」
「めんどくさがって復習なんてやらないんじゃないか」
と思われるかもしれません。
しかし、このように「どうしたらいいか」を考えることは、学習の応用力を鍛える時にも大切です。
「どうしたら苦手な数学で点数を上げることができるのか」
「どうしたらこの問題を解けるようになるのか」
と、勉強の仕方を変えていく上でも、「具体的な方法」を考えることができるようになるのです。
特に、今回は今すぐ簡単に取り組める復習のやり方を紹介していますので、このまま読み進めてくださいね。
勉強が苦手な中学生が『テスト後に復習をするだけ』で成績アップさせるための具体的なステップとは!?
それでは、具体的なテスト後の復習の仕方について紹介していきます。
それでは、具体的な復習のステップは以下のとおりです。
1、答案用紙準備
2、間違えた原因を追求
3、次回のテスト勉強の取り組み方を変える
それぞれ詳しく解説します。
1、答案用紙準備
まずは、「前回のテストの答案用紙」と「A4用紙を1枚」準備しましょう。
答案用紙は国語、英語、数学、理科、社会の5教科を揃えます。問題用紙も準備できたら用意しましょう。
A4の紙には、勉強方法の改善策を書いていきます。
2、間違えた原因を追求
点数が取れていなかった理由を探ります。
- 空欄で提出したから
- ケアレスミスをしたから
- 途中までしか分からなかったから
- 回答の仕方を間違ったから(全文を書かなければいけなかったのに一部しか書いていなかった、など)
- 問題を読み間違えていたから
- 時間が足りなかったから
など、間違いでも原因は様々です。
間違いの原因で多いものを5個ピックアップしてA4の紙に書き出していきましょう。
3、次回のテスト勉強の取り組み方を変える
書き出した5つの間違いの原因が、どうやったら改善できるか考えて、実践していきましょう。
「答案用紙を準備して間違えた原因を追求したあと、次回のテスト勉強の取り組み方を変える」という流れを、テストが返却された後に繰り返していけば、成績も比例して上がっていきます。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
勉強が苦手な中学生が『テスト後に復習をするだけ』で成績をアップさせるために:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、テスト後に役立つ効果的な復習のやり方について紹介しました。
ここでの復習とは、勉強のやり方をかえるための復習で、
ステップは以下のとおりでした。
1、答案用紙準備
2、間違えた原因を追求
3、次回のテスト勉強の取り組み方を変える
テストが返却されるごとに勉強のやり方を変えていけば、点数も比例してどんどん上がっていくのでぜひお子さんと一緒に取り組んでみて下さい。
テスト後の復習は取り組み方次第で成績に直結させることができます。
ですが、復習もしない、テスト返却後も何もしないままだと結果はいつまで経っても変わりません。
今すぐ行動を起こして次のテストで結果を変えていきましょう。
次の記事では苦手科目を克服する方法について紹介しています。
苦手科目が足を引っ張ってしまっている..
という場合はこの記事をぜひ読んでみてください。
中学生の苦手科目の克服方法とは?子どもに覚えてほしい勉強法
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実際にLINEでやり取りするだけで
勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので
読んでみてください。
紅野まり