一日30分でも成績アップ!中学生の子どものための短時間勉強法

1日30分でも成績アップ!中学生の子どものための短時間勉強法とは!?

こんにちは、紅野まりです。

今回は1日30分でも効率的に勉強する方法について紹介します。

「お子さんが部活で忙しくてなかなか勉強する時間がない」
「長時間勉強に集中することができない」
「毎日勉強する習慣をつけてほしい」
「少しでも勉強することを意識してほしい」

 そんなお子さんがいらっしゃる方に読んでいただきたい内容です。

中学生の子どもが毎日0分の勉強時間だとどうなるか?

お子さんの勉強時間が毎日0分だとすると、

・授業に置いていかれてしまう
・提出物に取り掛かっても内容がさっぱりわからない
・テスト前になって慌てて勉強する
・テスト前の勉強量が多すぎてどれから手を付けて良いのかわからない
・成績が下がってしまう一方
・宿題をサボりがち

 このような状態になってしまいます。

このような状態のままだと、成績は当然上がりません。

なぜなら、成績は学校以外の家庭学習の時間によって上がり下がりするからです。 この図を見てみてください。 この図は、塾に行っている、行っていない子が、家庭学習の時間をどれだけ確保しているのか成績によって区別しグラフ化したものです。

この図を見て分かるように、塾の有無にかかわらず、成績上位の子は家庭学習の時間を確保しているのです。

つまり、家庭学習こそが成績を左右する要因なのです。

しかし、このまま家庭学習0分だと成績は上がりません。授業にも置いていかれるでしょう。

でも、毎日30分でも勉強すれば、成績は上がっていきますし、家庭学習の習慣も身につけるけることが出来ます。

毎日30分勉強に取り組めるようになれば、段々40分、50分、1時間….と長く勉強に取り組むことができます。

そうすれば、成績も上がってきますし、進学したい高校へも合格できます。 さらに高校進学後も勉強する習慣が身についたままなので、進学後も勉強に自ら取り組むことができます。

中学生の子どもが毎日30分勉強するだけで成績は上がる!?

あなたは、お子さんが長時間勉強すればするほど成績が上がると思っていないでしょうか?

確かに、勉強する時間が圧倒的に少ないと、成績は上がらないのですが、ただダラダラ長時間勉強し続けても成績は上がりません。

「勉強する時間×勉強の質」

というのが大事なので、勉強の時間が短くても質を上げることで成績を上げることができます。

勉強の質を上げて効率的に勉強する方法を身につけることで、勉強の時間を長く確保できなくても成績アップに繋げることができます。

これを読んであなたは

「できる子だけが効率的に勉強できるんじゃないの?」
「うちの子は集中力がないからできない気がする…」  

と思っているかも知れません。

ですが、安心して下さい。

今回はやる気を出す方法や具体的な取り組み方も紹介するので、あなたのお子さんも簡単に取り組めます。

短い時間で勉強することができれば、部活で忙しくても勉強が疎かになることもありません。

勉強の質も上がるので、点数が上がるだけではなくてライバルにも勝つことができるようになります。

ですが、

このまま長時間ダラダラと勉強し続けたりすると、時間だけを浪費してしまうことになりますし、集中していないお子さんを見てあなたもイライラしてしまいますよね。

短時間でも勉強の質を上げれば、あなたのお子さんも少しは趣味の時間も確保できますし、成績も上げることができます。

よく、テスト前はテレビを見る時間まで削る人がいますが、好きな番組は見ても集中する時間の質を上げれば、勉強した結果は表れます。

短時間で効率的に成績を上げることができる!?

そもそも何で短時間で成績を上げることができるのでしょうか?

それは、集中できる時間の密度を上げるからです。

集中できる時間の密度とは、時間の質とも言い換えることができます。

集中できる時間は個人でちがうので、集中できる時間の密度(質)を上げることでいつもより数倍のスピードで内容を理解することができるのです。

成人の場合、集中できる時間は個人差はありますが、1時間30分と言われています。

大学の授業が1時間30分で組まれているのもそのためです。

中学生の授業も50分授業が殆どで、たまに行事の関係で45分になったりするようですが、集中できる時間もそのくらいということです。

つまり、中学生に2,3時間勉強する、というのは集中力が続かないわけです。

集中力を続かせるためには、細かな休憩時間を挟むことが効果的です。

気分転換の時間を5~10分挟むのです。

東京大学の池谷裕二教授が、株式会社ベネッセコーポレーションと協力して行った実験にをみると、休憩時間の大事さがわかります。

中学生をグループに分け、1時間を通して学習する「60分学習」のグループと、休憩を挟んで45分を3回に分けて学習する「15分×3(計45分)学習」のグループでそれぞれ英単語を覚えてもらって結果を比較したところ、「15分×3(計45分)学習」グループの方が高くなりました。

短時間でも休憩を挟むほうが効率的に勉強ができるのです。

すぐに集中することは簡単ではなく、取り掛かりに時間がかかってしまう中学生もいます。

脳科学者の茂木健一郎は、

「集中するためには、とりあえず”やる”。たとえ集中できなくても無理やり始めてしまうことが大事。」

だといっています。

短時間で勉強の質を高める、中学生の子どものための勉強法とは!?

それでは短時間で勉強の質を高めるための流れを紹介します。

ここでポイントは

「小さな目標から始めること」

とりあえずやってみようかな、と思えるくらいのハードルの低い目標を立てることが大事です。

例えば、

・宿題の最初の5問だけやってみる

・国語の教科書を10行だけ音読してみる

というような感じです。

最もハードルの低い目標としては「教科書を開いてみる」でもOKです。

短時間で勉強の質を高める具体的な中学生の子どものための勉強法とは!?

短時間で勉強の質を高めるためのステップは以下のとおりです。

1、勉強後のご褒美設定

2、小さな目標設定

3、タイマーで30分測る

4,休憩後、再び30分取り組む

 それぞれ詳しく解説します。

1、勉強後のご褒美設定

勉強が終わった後のご褒美を考えます。

15分くらいで実行できるご褒美を考えます。漫画一冊読むとか、お菓子食べるとかがいいですね。

休憩する時間を確保してもらいたいので、5分でも10分でも大丈夫です。

2、小さな目標設定

小さな目標を達成することから意識します。

「単語10個を覚える」

「難しい漢字を10回ずつ書いてみる」

など、30分以内に確実に取り組める目標を設定しましょう。

3、タイマーで30分測る

30分間、集中して取り組むので、タイマーの音が鳴るまでは勉強すると決めたものは取り組んでみましょう。

目標は必ず達成するように意識して、余った時間は他の課題にも取り掛かってみます。

4、休憩後、再び30分取り組む

最大で15分の休憩を取ります。休憩時間もタイマーで測ります。

休憩後、またご褒美と目標を設定して、30分時間を測って課題に取り組みます。

30分集中できなければ15分で取り組んでみて下さいね。

ステップは以上になります。

もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。

なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。

解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。

例えば、このような感じです。

===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
===========

相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。

問い合わせ

上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。

中学生の子どものための短時間勉強法についてのまとめ

それでは、今回のまとめです。

今回は、短時間で成績を上げる方法について紹介しました。

短時間で成績を上げるためには、

・勉強する時間の質を上げることが重要

・集中力を切らさないために休憩時間を取る

ということが大事だとお話しました。

勉強時間の質を上げることで、短時間でも課題をこなせたり知識の定着が見込めます。

勉強時間の質を上げるためのステップは以下のとおりです。

1、勉強後のご褒美設定

2、小さな目標設定

3、タイマーで30分測る

4,休憩後、再び30分取り組む

他にも忙しい中学生に見つけてもらいたい、時間の使い方についてまとめた記事もあります。

いつもテスト前ギリギリに提出物が終わるお子さんにおすすめの方法です。

部活と勉強の両立は無理!?部活が忙しい中学生が覚えておくべき勉強法

こちらのリンクをクリックしていただければ記事が読めます。

勉強の質が上がれば、短時間でもテスト勉強ができたり、課題を終わらせたりすることができます。

特に忙しい中学生こそ勉強の質を上げて、趣味の時間も確保したいと思います。

ですが、今のままダラダラと長時間勉強しているようでは何も変わりません。

勉強の質を意識して、取り組み方を今すぐにでも変えるべきです。

タイマーさえあれば、すぐに実践できるので、ぜひお子さんにやらせてみてください。

今回のステップを実践した後はこの記事を読んで勉強時間の使い方を学んでみましょう。

わからないことやご意見、感想などがありましたら、

私に直接メッセージを送ってください。

問い合わせ

また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。

実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。

私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。

まずは相談から始めてみましょう。

今回は以上です。

他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので

読んでみてください。

紅野まり