【悲報】中学生の親は絶対に勉強を教えるべきではない本当の理由とは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は「中学生の親は勉強を教えるべきか?」というテーマについて紹介します。
「子供の勉強をサポートするために勉強を教えたほうが良い?」
「塾や家庭教師に頼らなくても親が勉強を教えれば良いのでは?」
このように中学生の親は勉強を教えるべきなのかということで悩んでいませんか?
結論からお伝えすると「中学生の保護者は絶対にお子さんに勉強を教えないで」ください。
「え!?どうして!?」
「勉強教えたらだめなの?」
と思われるかもしれませんが、順を追って説明していきます。
今回この記事では前半で「中学生の親が勉強を教えたらいけない理由」後半で「中学生の子供の勉強との上手な関わり方」について紹介していきます。
この記事を読むことで「勉強に関与しなくても子供が勉強するようになる方法」について理解していただけます。
中学生の親は勉強を教えるべきか?
中学生のお子さんが
「全然勉強しない」
「親が何も言わないと勉強しない」
となると、一緒に勉強してあげたほうがいいのかな、付きっきりで勉強を見てあげたほうが良いのかなと思うかもしれません。
繰り返しになりますが、「親であるあなたがお子さんの勉強を見てあげてはいけません。」
たしかに、親であるあなたが勉強を教えることができれば、塾や家庭教師の費用を浮かせることができます。
塾に通ったり、送迎したりする必要もないので、親と子の時間のロスも無くなります。
しかし、あなたが勉強を教えてることで
・いつも以上に子どもに怒鳴ってしまう
・親子関係が悪くなる
・兄弟と比べてしまう
・子どもが理解できるように教えてあげることができない
と、お子さんにとって良くない状況に陥ってしまうことになります。
ですが、親であるあなたの関わり方を変えることで、勉強を見てあげなくてもお子さんが1人で勉強できるように解決することができます。
そうすると、中学生のお子さんも自分のことは自分で取り組めるようになりますし、自立するための一歩に繋がります。
しかし、一方であなたがいつまでも子供の勉強に関与し続けるままだと、ずっとあなたに頼り切った勉強生活になってしまいます。
あなたも一生お子さんの面倒を見ることはできないですよね。
まずは今回紹介する「子供の勉強への正しい関与の仕方」について知ってください。
中学生の親は勉強を教えることができるの?
そもそも、中学生の保護者は勉強を教えることはできるのでしょうか。
実のところを言うと、勉強を教えるのは難しいです。
なぜなら、自分が勉強してできるのと人に教えるのは全く違うからです。
例えば、学校の先生を思い出してください。
学校の先生といえば、地元の有名高校から名のある大学を卒業し、先生になった経歴の人が多いと思います。
しかし、勉強のわかりやすさは人それぞれではないでしょうか?
「あの先生の授業わかりやすい!」
「あの先生の授業は苦手かな」
と、お子さんからもこんな声がありませんか?
有名大学を卒業していようがいまいが「勉強を教える」という技術は学歴には比例しないのです。
また、一度は子どもに勉強を教えたことがある方はわかるかもしれませんが、子供の教科書を見て
・意外と内容が難しかった
・久しぶりに教科書というものを見て内容が思い出せなかった
・教えることには自信があったが内容を見ていたらちんぷんかんぷんだった
と、いうこともあったかもしれません。
つまり、子どもに勉強を教えることは難しいのです。
中学生の親は勉強を教えることで起こる問題
では、親が子どもに勉強を教えることでどんな問題が起こるのでしょうか?
起こる問題としては
・親子関係が悪くなる
・親と口を利かなくなる
・勉強に対して過剰に怒ってしまう
・親から教えてもらっても成績が上がらない
このような例が挙げられます。
まず、親であるあなたが子どもに勉強を教える中で
「どうしてこんな問題も解けないの!?」
「ちゃんと授業受けてるの?」
「こんなんじゃ〇〇高校いけないわよ」
「お兄ちゃんはすらすら解けてたのに…」
という言葉がでてしまうことが1番問題です。
勉強を教えてもらっているお子さんとしては「すごく怒られている」「比べられてしまっている」と、親であるあなたに対してかなり不信感を抱いてしまいます。
あなたは「我が子のため」と張り切って勉強を教えているかもしれませんが、子どもからするとはっきり言って「いい迷惑」と思われているかもしれないのです。
これらが積み重なって「親からはもう勉強を教えてもらわない」「勉強のことでは親に相談しない」と、親子で険悪モードになってしまうのです。
親が勉強を教えることについて子どもはどう思っているの?/strong>
実際、すららネット調べによると、親に勉強を教えてほしくない中学生は54.1%と半数に1人が「親には勉強を教えてほしくない」と回答しています。
また、約4人に1人は親から勉強教えてもらって後悔していると回答しており、理由として「説明がわかりにくかった」「間違ったことを教えられた」「『どうしてわからないの?』と怒られた」と挙げています。
データから見てもわかるように、お子さんの勉強に関しては関わらないほうが良いのです。
中学生の親は勉強を教えるべきか?
何回も繰り返しになりますが、中学生の親が勉強を教えることは絶対にやめてください。
なぜなら、あなたが勉強を教えることで親子関係に亀裂が入る可能性があるからです。
データを見ても、勉強に関わってほしくないと感じている中学生は2人に1人の割合でいるのです。
しかし、ここまでを読んで
「何も言わないと勉強しない」
「つきっきりで見てあげないと勉強しない」
「何もしないで勉強するなら苦労していない」
と思われたかもしれません。
ですが、ここで大事なポイントとしては「親であるあなたにできることは限られている」ということです。
親であるあなたができないこととしては
・子どもを変えること
・子どもを思い通りにはデキない
・子どもを一生養っていくこと
これらが挙げられます。
お子さんをあなたの思い通りにさせるのは難しいのです。
しかし、親であるあなたしかできないこともあります。
それは
・親の後ろ姿を見せてあげること
・お手本を見せてあげること
です。
つまり、あなたがなにか一所懸命取り組んでいたりする姿は「勉強しなさい」と口を酸っぱく言うよりもお子さんにとって価値のある姿なのです。
まずは、親であるあなたにしかできない「親の後ろ姿」を見せてあげることを意識してみてください。
「親の後ろ姿ってどう見せればいいの?」
と思うかもしれません。
具体的な行動について紹介するので、安心してこのまま読み進めてくださいね。
中学生の親は勉強を教えなくても大丈夫!「親の後ろ姿」を見せる方法とは
ではここで、具体的な親の後ろ姿を見せる方法を紹介します。
ステップは以下のとおりです。
1、「見守る」を心がける
2、子供の要望があれば手助けする
3、勉強する姿勢を見せる
それぞれ詳しく解説します。
1、「見守る」を心がける
まずはいつもより「見守る」を意識してみましょう。
教育者A氏が提唱する『子育て四訓』では、
一、少年は手を離せ目を離すな
と、明記されているように、手が離れて自分で自立しようとするもののまだ危ういので目は離すな、という教訓が込められています。
つまり、お子さんの自由にさせていいけれども、常に見守ってあげることが大事なのです。
2、子供の要望があれば手助けする
次に、子供からの要望があれば「手助け」してあげましょう。
常に見守る精神の中で、子供からの要求が合った場合手を貸すイメージです。
「明日朝から勉強したいから◯時に起こしてほしい」
「友達と勉強してくるから図書館まで送ってほしい」
などです。
できるだけお子さんの要望には答えてあげてほしいと思います。
3、勉強する姿勢を見せる
最後に、親であるあなたが勉強する姿勢を見せてあげるのが1番効果的です。
なぜなら、子どもは親の背中を見て学ぶからです。
親であるあなたがルールを守らなければ子どもも守りません。
親であるあなたが楽しそうに勉強すれば子どもも楽しそうに勉強します。
家事に育児に仕事に大変ですが、勉強が難しければ読書でもいいので、あなたが『お手本』になるような行動を心がけてみましょう。
ステップは以上です。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
===========
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
中学生の親は勉強を教えるべきか?
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生の親は勉強を教えるべきかというテーマについて紹介しました。
結論から言うと、中学生の保護者は子供の勉強を教えるべきではありません。
あなたが勉強を教えることでお子さんに悪い影響を与えてしまったり、あなたがいないと勉強できなくなってしまうからです。
親であるあなたにできないことは「子供を思い通りにすること」、そして親であるあなたしか出来ないことは「親の後ろ姿を見せてあげること」でした。
親の後ろ姿を見せるための具体的な行動は以下の通りでした。
1、「見守る」を心がける
2、子供の要望があれば手助けする
3、勉強する姿勢を見せる
ここまでを読んで、あなたは
「なかなかすぐには勉強するようにはならないんじゃない?」
「子どもが集中して勉強させるには塾に入ったほうが良いの?」
と思われるかもしれません。
次の記事では、お子さんを勉強させるための環境を整えるために入る塾は、集団塾か個別指導塾どちらがいいのかというテーマについて紹介しています。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
お子さんが親のあなたから勉強を教えてもらわずに、自分で勉強ができると自立への一歩に繋がります。
ですが、このままだといつまでも親のあなたに頼ったまま、独り立ちは出来ません。
まずは今回のステップに従って、お子さんを『見守る』ことを意識することから始めてください。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり