【中学生の保護者向け】個別指導塾と家庭教師を徹底比較【完全版】

【中学生の保護者向け】個別指導塾と家庭教師を徹底比較

こんにちは、紅野まりです。

今回は「個別指導塾と家庭教師を徹底比較」というテーマで紹介します。

「個別指導塾と家庭教師はどっちが子どもに合っているのか」
「実際個別指導塾と家庭教師ってどう違うの?」
「どっちが中学生におすすめなの?」

このように個別指導塾と家庭教師どちらが中学生の子どもに合っているのかについて悩んでいませんか?

今回この記事では前半で「個別指導塾と家庭教師のメリット・デメリット」後半で「個別指導塾と家庭教師それぞれオススメな中学生」について紹介していきます。

この記事を読むことで「お子さんに適しているのが個別指導塾と家庭教師のどちらなのか」について理解していただけます。

個別指導塾と家庭教師を徹底比較:メリット

まずは個別指導塾と家庭教師のそれぞれのメリットを紹介します。

◆個別指導塾のメリットから見ていきましょう。

個別指導塾・塾に行くことで勉強する気持ちに切り替わる
・わからないことをすぐに解決できる
・仲間を意識しながら勉強できる

個別指導塾では「講師」対「生徒」の割合が、1対1(または1対2~1対3)で指導が行われます。

一斉に何十人に向けて授業を行う集団塾と比べて、個別指導塾では(ほぼ)個別に対応をしてもらえるのが特徴です。

塾に行くことで「今から勉強する」という気持ちに切り替えたり、近くで一緒い勉強する仲間がいることも個別指導塾のメリットでもあります。

◆次に家庭教師のメリットはこんな感じです。

家庭教師

・通塾の必要がない
・教材も買う必要がない
・天気が悪い日や冬の寒い日に外出する必要がない
・他から病気をもらうことがない
・完全にマンツーマンで教えてもらえる

家庭教師では完全に1対1(マンツーマン)で指導が行われます。

講師が家に来てくれるので、雨風がひどい日や冬の寒い日、風邪が流行っている時期に外出する必要がありません。

家庭教師は学校で使っているワークや所持している教材を使って勉強ができるので、教材費がほぼ必要ないのも特徴です。

個別指導塾と家庭教師のメリットをまとめるとこんな感じです。

個別指導塾 家庭教師
メリット

・塾に行くことで勉強する気持ちに切り替わる
・わからないことをすぐに解決できる
・仲間を意識しながら勉強できる

・通塾の必要がない
・教材も買う必要がない
・天気が悪い日や冬の寒い日に外出する必要がない
・他から病気をもらうことがない
・完全にマンツーマンで教えてもらえる

個別指導塾と家庭教師を徹底比較:デメリット

つづいて、個別指導塾と家庭教師のデメリットを紹介します。

◆まずは個別指導塾のデメリットから見てみましょう。

個別指導塾・直接の指導時間が短い
・自習の時間もあるので勉強の仕方を分かっていないと手持ち無沙汰になる
・塾に行ったときしか勉強できない
・完全にマンツーマンでないときもある
・担当講師によっては満足の行く教育が受けられない

個別指導塾では、1対1で指導をしてくれる場合もあれば、1対3(生徒が3人)という場合もあります。

なので、お子さん一人あたりに講師が教えることができる時間には限りがあります

単純計算でも、1時間の指導で3人教えるとなると1人あたり20分しか時間は確保できません。

その他の時間は自習時間になるので、勉強の仕方を分かっていないと何をして良いのかわからない状態になるでしょう。

また、塾に行けば勉強するけど、塾に行かなかったら家で勉強しないという中学生もいるでしょう。

◆続いて家庭教師のデメリットはこんな感じです。

家庭教師・家庭教師によって科目の得意・不得意がある
・家庭教師の学歴によって指導料が変わる
・家庭教師が直接家に来る

中学校から学校の授業は科目別で先生が異なります。

家庭教師も同じで得意科目、不得意科目があります

しかし、受験生になると5教科すべての科目を勉強することになります。

その際に、家庭教師が5教科すべてをしっかりお子さんに教えることはできるかというと少し心配なところではあります。

また家庭教師は直接講師が家に来るので「お菓子を出さないといけない?」「部屋の掃除をしなきゃ…」少々気を使ってしまうのも事実です。

個別指導塾と家庭教師のデメリットをまとめるとこんな感じです。

個別指導塾 家庭教師
デメリット ・直接の指導時間が短い
・自習の時間もあるので勉強の仕方を分かっていないと手持ち無沙汰になる
・塾に行ったときしか勉強できない
・完全にマンツーマンでないときもある
・担当講師によっては満足の行く教育が受けられない
・家庭教師によって科目の得意・不得意がある
・家庭教師の学歴によって指導料が変わる
・家庭教師が直接家に来る

個別指導塾と家庭教師を徹底比較:その他(料金など)

次に料金設定など個別指導塾と家庭教師の2つを比較してみましょう

ぶっちゃけ、指導料金自体、個別指導塾(1対1)と家庭教師は大きく差はありません。

個別指導塾と家庭教師の授業料だけを比べてみましょう。

個別指導塾が90分×月4回(1対1)の指導の場合、中1・2だと14,030円~22,300円(平均18,000円)、中3だと16,050円~23,800円(平均19,900円)が相場です。

家庭教師が90分×月4回の指導の場合、中1・2だと10,800円~19,800円(平均15,300円)、中3だと10,800円~21,000円(平均15,900円)が相場です。

1対1の個別指導塾と家庭教師の平均を比べても3000円~4000円程度の差です。

ただし、紹介した金額は「授業料」になりますので、諸経費(教材費や管理費)などは含まれていません。

すべて込み込みで考えると、個別指導塾(1対1)と家庭教師はそこまで金額が変わりません。

しかし、個別指導塾で1対2の指導の場合中1・2だと11,250円~13,000円(平均12,100円)、中3だと14,000円~15,250円(平均15,200円)が相場になることから、1対2の個別指導塾のほうが断然料金は安くなります。

ただし、その分、デメリットでもお話したように生徒一人あたりに講師が直接教えてくれる時間は減ってしまいます。

また、授業料以外にも必要な経費があります。

簡単に紹介します。

指導料以外に必要な経費・入会費(目安:0円~2万円)
・月会費・管理費(目安:0円~5千円)
・教材費(家庭教師ではほとんどの場合必要なし)(目安:0円~数万円)
・交通費(家庭教師の場合)(目安:0円~数千円)

個別指導塾や家庭教師でも授業料以外に必要になってくる経費もある程度ありますので注意が必要です。

ですが、中学生のお子さん以外に兄弟がいたり、一人だけに教育費をかけることができない場合もあると思います。

できるなら「教育費はなるべく抑えたい」というのがあなたの願いではないでしょうか?

そんなあなたのために「月額の教育費を1万円以内で収める方法」をこちらで紹介していますので合わせて読んでみてください。

【格安】中学生の子供の塾費用を月1万円以下に抑えるための方法とは

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。

個別指導塾と家庭教師を徹底比較:向いている中学生

ここまでで、個別指導塾と家庭教師のメリットとデメリットを紹介してきました。

「個別指導塾と家庭教師の概要はわかったけど、実際我が子はどっちが良いんだろう?」
「自分の子供にどっちが合っているかわからない」

という方もいるでしょう。

ここで、個別指導塾がおすすめな中学生と家庭教師がおすすめな中学生をそれぞれ紹介します。

個別指導塾が向いている中学生

まず、個別指導塾が向いている中学生は以下の特徴があります。

・周りを気にせずどこをわからないか言える
・家では集中できない
・塾に行ったときしか勉強できない
・友だちがいるとやる気になる

一言で表すならば、「家ではなかなか勉強できないけど、勉強する環境に行けばやる気になる」というような中学生です。

例えば、

・家ではいつもゲームばかり
・友達と勉強するときはするけど、家では全く
・家では誘惑に負けてしまいがち

このような特徴があるお子さんにおすすめです。

家庭教師が向いている中学生

続いて家庭教師が向いている中学生の特徴はこんな感じです。

・大勢の前では質問が出来ない
・手とり足取り指導してほしい
・家でも集中できる
・通塾までに時間がかかる
・塾などはサボりがち

一言で表すならば、「先生に1から勉強や勉強のやり方を徹底的に教えてほしい」というような中学生です。

例えば、

・中1の基礎から全部教えてほしい!
・家で集中して勉強できるようになってほしい
・個別に徹底して教えてほしい

というような中学生です。

ここまでざっくり説明してきたので、中学生の特徴を挙げて説明してみます。

個別指導塾と家庭教師どっちがおすすめ?:具体例

『中学2年生男子、野球部、成績はだいたい平均』のAくんの場合

中学2年生の男子で野球部に所属。
性格は明るく活発的で誰とでも仲良くなれるタイプ。
友達と勉強するときはやる気になって勉強しているおかげか、成績は平均点は取れている。
しかし、自宅学習が全然取り組めていない。
部活も頑張っているが、野球が有名な公立の進学校へ進みたいらしく、今の成績のままじゃ全然足りないので塾に通わせようか悩んでいる。

Aくんの場合、「個別指導塾」がおすすめです。

友達と一緒だとやる気があるようであれば、勉強する環境にいれば学習に取り組めるでしょう。

個別指導塾で勉強の取組み方も教えてもらうことで自宅学習も少しずつ増えてくるでしょう。

ただし、進学校へ進学したい場合、個別指導塾のレベルをしっかり志望校に合わせることも大事です。

『中学3年生女子、帰宅部、成績は全教科30~40点』のBさんの場合

中学3年生女子、部活は無所属。
性格はおとなしめで、あまり話をしないタイプ
家でじっと勉強することはできる。
しかし、勉強のやり方が分かっていないためか、なかなか成績を伸ばすことができない。
中学3年生で受験も近づいているので、早めに挽回したい。

Bさんの場合、おすすめは「家庭教師」です。

家で集中して勉強できるタイプなので、完全個別に指導をしてもらうことで勉強のやり方やつまづいている箇所を教えてもらうことができます

また、あまりしゃべらないおとなしい子なので、講師がマンツーマンで顔色や雰囲気を覗いながら、楽しく勉強させてあげることが成績アップには必須です。

ただし、講師との相性も大事になるので、必ず体験授業を行ってから家庭教師を選ぶようにしましょう

個別指導塾と家庭教師を徹底比較

ではここでは、紹介した個別指導塾と家庭教師を始めていく流れを紹介します。

ステップは以下のとおりです。

1、個別指導塾や家庭教師を探す
2、体験授業を受ける
3、入会を検討する

それぞれ詳しく解説します。

1、個別指導塾や家庭教師を探す

まずは、個別指導塾や家庭教師を探していきます。

自宅周辺にある個別指導塾や、自宅周辺に家庭教師を派遣している会社を探していくのですが、正直どんな塾があるのか、どんな家庭教師を派遣してくれるのかわからないですよね。

そんなときは「タウンライフ塾探し」「タウンライフ塾探し 家庭教師特集」を使うと便利です。

これは自宅周辺の塾や家庭教師派遣会社を調べることができるシステムで、簡単に塾を比較できたり、その場で体験授業を一括予約することも出来ます

特に家庭教師は相性のいい先生に巡り合うまでなるべく多くの先生から授業を受けることが望ましいので、簡単に一括で予約ができるのも便利ですよ。

個別指導塾を探したい方は「タウンライフ塾探し」を使ってみましょう。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

タウンライフ塾探しのメリット・デメリットとは?

家庭教師を探したい方は「タウンライフ塾探し 家庭教師特集」を使ってみましょう。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

タウンライフ塾探しの家庭教師特集とは?失敗しない家庭教師選び

2、体験授業を受ける

次に、体験授業を予約して、実際に授業を受けていきましょう。

もしかすると、

「体験授業はめんどくさい…」
「体験授業って本当に必要なの?」

と思うかもしれませんが、体験授業は「必ず」受けてください

なぜなら、体験授業を受けることによって本当にお子さんに適しているのか、わかりやすいしどうかどうかを判断できるからです。

タウンライフ塾探し(家庭教師特集も)ではきになった塾や家庭教師の体験授業を簡単に一括で予約ができますよ。

3、入会を検討する

体験授業を受けてお子さんが「わかりやすい」と感じた塾に入会したり、家庭教師をつけたりすることを検討してみましょう。

ステップは以上です。

わからないことがあったら….

もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。

なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。

解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。

例えば、このような感じです。

===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。

娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。

特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?

アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。

〇〇
===========

相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。

問い合わせ

上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。

個別指導塾と家庭教師を徹底比較:まとめ

それでは、今回のまとめです。

今回は、個別指導塾と家庭教師を徹底比較していきました

まずは個別指導塾、家庭教師それぞれのメリット・デメリットを紹介しましたね。

もう一度メリット・デメリットを確認してみます。

個別指導塾 家庭教師
メリット ・塾に行くことで勉強する気持ちに切り替わる
・わからないことをすぐに解決できる
・仲間を意識しながら勉強できる
・通塾の必要がない
・教材も買う必要がない
・天気が悪い日や冬の寒い日に外出する必要がない
・他から病気をもらうことがない
・完全にマンツーマンで教えてもらえる

デメリットは以下の通りでした。

個別指導塾 家庭教師
デメリット ・直接の指導時間が短い
・自習の時間もあるので勉強の仕方を分かっていないと手持ち無沙汰になる
・塾に行ったときしか勉強できない
・完全にマンツーマンでないときもある
・担当講師によっては満足の行く教育が受けられない
・家庭教師によって科目の得意・不得意がある
・家庭教師の学歴によって指導料が変わる
・家庭教師が直接家に来る

個別指導塾がおすすめな中学生「家ではなかなか勉強できないけど、勉強する環境に行けばやる気になる」というような子です。

家庭教師がおすすめな中学生「先生に1から勉強や勉強のやり方を徹底的に教えてほしい」というような子でした。

いざ個別指導塾や家庭教師を始めていくための具体的なステップは以下のとおりでしたね。

1、個別指導塾や家庭教師を探す
2、体験授業を受ける
3、入会を検討する

次の記事では個別指導塾や家庭教師と同じように個別指導でかつ、安く指導をして貰うための方法について紹介しています。

オンライン家庭教師という「自宅でテレビ電話(スカイプ)などを通じて指導をしてもらう方法」です。

もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。

オンライン家庭教師で中学生の子どもの成績は上がるのか?

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。

中学生のお子さんの成績を上げるために

お子さんが成績を上げるためには「生徒にあった教育スタイル」が大事です。

個別指導塾でも家庭教師でも、「個別指導」に関しては同じですが、細かな点を見ていくとおすすめな生徒は全く違います。

どっちがお子さんに適しているかわからないまま、個別指導塾に通わせたり家庭教師をつけたりすると成績は思うように上がりません。

まずは今回のステップに従って、体験授業を受けてみることから始めてくださいね。

わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。

【問い合わせ】

上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。

また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。

実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。

私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。

まずは相談から始めてみましょう。

今回は以上です。

他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。

紅野まり