【高校受験】中2から受験勉強しない子が合格できない理由とは?

【高校受験】中2から受験勉強しない子が合格できない理由とは?

こんにちは、紅野まりです。

今回は「中2から高校受験勉強しない子が合格できない理由」というテーマについて紹介します。

「いつから受験勉強を始めたら良いの?」
「部活が忙しいから中3の部活を引退した後から本腰を入れたら良い」
「受験勉強は中3からでいいかな?」

このように中2からの受験勉強は早いと思っていませんか?

しかし、中2から受験勉強しないと、お子さんは志望校に合格できないかもしれません。

今回この記事では前半で「中2から受験勉強を始めるメリット」後半で「受験勉強を始めるための具体的な行動」について紹介していきます。

この記事を読むことで「中2から正しい受験勉強を始めて志望校合格へ確実に近づく方法」について理解していただけます。

中2から受験勉強しない子の50%は志望校を諦めてしまう!?

すでに中2から受験までのカウントダウンが始まっています

中2になると、学年も1つ上がって

「いよいよ来年受験かぁ~」
「受験はまだまだ先のこと」
「高校受験なんて1年以上後のこと」

もし、こんな風に受験に対して甘い考えでいると、いざ受験生になったときに、志望校を諦めなければならない状況になってしまうかもしれません。

あなたは、中学生のお子さんに志望校合格を諦めてほしいですか?

答えは「ノー」ですよね。

誰しも子供が望む高校、希望する将来の道へ進んでほしいはずです。

ですが、もし仮にお子さんが受験への意識が全くの”0”で、提出物も、テストの点数も「どうでもいいや」という態度だと、100%志望校を諦めなければなりません。

中2で「まだ大丈夫だろう」と余裕ぶっている中学生ほど、受験生になって不安で仕方なくなってしまいます。

「志望校合格できるんだろうか」
「このままの成績で大丈夫かな」

親であるあなたでさえも、同じように不安になって、胃が痛い毎日を過ごしてしまうのです。

そうならないためにも、中2から受験対策には取り組んでいかなければならないのです。

高校受験生の中には「すでに手遅れ」の状態の子もいる!?

私が無料で相談を受け付けている「LINE@」で質問をいただくのですが、相談をしてくる受験生の多くが

「志望校まで内申点が足りません」
「偏差値を10上げる方法を教えて下さい」
「受験に合格できるか不安で仕方がないです!」
「今すぐにでも成績を上げたいです!」
「すぐに成績が上がる方法を教えて下さい」

といった、切羽詰まった状態で相談をしてきます。

(嘘かと思うかもしれませんが、ほぼ毎日こういった相談が寄せられています。)

もちろん勉強をすれば成績は伸びますが、中には既に手遅れな場合も多々あります。

「もっと早くから勉強しておけば…」
「内申点溜めておくんだった…」
「中2から勉強をしっかり取り組んでいれば…」

と、模試の結果で現実を目の当たりにして、志望校を変える子もたくさんいます。

実際に、

模試では志望校の合格率がA~Dの4段階(Aが志望校合格80%~)で表示されることがありますが、受験ギリギリになっても合格率が50%という子もいます。

安心できない状態で高校受験を受けることは、受験生もその親御さんも、「もしかしたら合格できないかもしれない」といった気持ちで受験までを過ごさないといけないということです。

メンタルもきつくて、
体力的にも限界。
子供に勉強しろと言っても聞かない。
胃が痛い、眠れない。
子供が合格できない夢を見る。

こんなギリギリな状態で受験1年間も耐えることができますか?

高望みじゃない志望校へ向かって、確実に合格できるくらいのレベルにまで中2の時点で達してほしいですよね。

中2から受験勉強を始めるのは全然早くない!?

受験勉強を始める時期に決まりはありません。

中3から受験勉強を始める、という決まりはないのです。

つまり、受験勉強にフライングは無いのです。

早くから受験勉強を始めれば、それだけ入試対策の勉強ができる時間が増えます。

中1から始めると3年間、中2から始める2年間もの勉強期間があります。

勉強時間が増えると、志望校に合格することができる確率も上がります。

なぜなら、何度も勉強を復習できるので、勉強した分成績も上がってくるからです。

一方で、受験勉強に出遅れてしまうと、

・入試3ヶ月前になっても志望校に届かない
・第2希望さえも危ないといった危機的状況になってしまうかも
しれません。

ですが、今回は中2から始める具体的な受験勉強についても解説をします。

正しいやり方で確実に志望校へ近づくための方法を紹介するので、安心して読み進めてくださいね。

中2から高校受験勉強を始めるメリットとは?

中2から高校受験勉強を始める、といっても、

「中2から受験への危機感を持ってくれるかどうかがわからない」
「中2からは受験勉強を始めると何が良いの?」

と思うかもしれません。

しかし、中2から受験勉強を始めることでこんなメリットがあります。

・内申点対策ができる
・忙しくなる中3の前に余裕を持って受験対策ができる

特にこの2点がメリットとして挙げられるのでそれぞれ解説していきますね。

中2から高校受験勉強を始めるメリット:1,内申点対策ができる

まずは、中2から勉強を始めることによって、「内申点対策」ができます。

受験する高校によっては、

内申点の評価(内申点45点×3年分満点=135点)

当日点(高校入試当日の点数)で合格を決める高校もあります。

(ただし、受験する都道府県や高校によって内申点の評価は異なります)

内申点は中学生活3年間の積み上げなので、中3の夏以降に「内申点頑張ろう!」と思っても到底間に合いません。

例えば、内申点が3年間分、受験に換算されるとします。

もし中学生Aが、中1・中2がオール2で、中3でオール5を取ったとしても、

中1:18点(2×9教科)
中2:18点(2×9教科)
中3:45点(5×9教科)で、計81点です。

受験での中学生Aの持ち点は『内申点81点+当日点』となります。

ですが早くから内申点対策をしていた中学生Bが、中1でオール2でも、中2・中3でオール4を取れば

中1:18点(2×9教科)
中2:36点(4×9教科)
中3:36点(4×9教科)で、計90点になります。

受験での中学生Bの持ち点は『内申点90点+当日点』で、中学生Aとすでに9点もの差があるのです。

つまり、内申点対策を早く始めれば始めるほど、受験に有利になってくるのです。

中2から高校受験勉強を始めるメリット2,余裕を持って勉強できる

続いて、中2から受験勉強を始めることで「余裕を持って受験勉強」ができます

よく、

・部活を引退してから受験勉強を始める
・夏休みくらいから受験勉強を始める
・9月から受験勉強を始める

と、中3の夏・秋以降から受験勉強を始める人もいますが、ぶっちゃけ『遅い』です。

なぜなら、中3の秋以降になると、応用問題を解いていく時期になるからです。

実際に、具体的なスケジュールをお伝えすると、

中3の10月以降は、基礎勉強ができている前提で、過去問を解いていく時期です。

もし中3の夏以降から受験勉強を始めるとします。

そうすると、8月から10月までの約2,3ヶ月程度で基礎を完成させないといけません。

基礎が身についていない中で応用問題は解けるでしょうか。

答えは「ノー」です。

なので、多くの受験生が、中3の秋以降に

「全然点数が上がらない」
「問題が理解できない」
「問題の意味がわからない」
「基礎が全然身についていない」

と嘆き始めてしまうのです。

しかし、中2から受験勉強を始めると、半年~1年強の基礎固めの時間の余裕があります。

つまり、秋から受験勉強を始めるライバルたちに

最低でも6ヶ月以上の差をつけることができるのです。

基本ができていない友達を横目に、基本が身についた状態で受験問題もサクサク解くことができるのです。

基礎は受験勉強の土台になる部分です。

受験には欠かせない部分なので、甘く見てはいけません。

しっかり土台を固めて入試問題に挑むためにも、できるだけ長く受験勉強の時間を作る必要があるのです。

そのためにも、受験勉強は中2から始めると効果大なのです。

中2から高校受験勉強を始めるための流れは?

ここまで、中2から受験勉強を始めるメリットを解説してきました。

中2から受験勉強を始める際に

一番大事なことは「家庭学習習慣をつけること」です。

塾に行こうが行くまいが、受験勉強には家庭学習が必要です。

なぜなら、やらされる勉強ではなく、自分で考え自分で学ぶ勉強が一番身になるからです。

受験を控えているからと言って真っ先に塾を考えるのではなく、

「家庭学習習慣をつける」ことから始めていきましょう。

家庭学習習慣をつけるためのステップは以下のとおりです。

1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける

それぞれ詳しく解説します。

1、勉強できる教材を手に入れる

まずは、勉強できる教材を手に入れる必要があります。

お子さんが勉強ができるようになるためには家庭学習の時間を作ることができました。

ですが、いざ勉強しようと思っても「何を勉強したらいいの?」「どの問題を解けばいいの?」と迷ってしまうと先へは進めません。

例えば、ビーフシチューを作りたいのに、牛肉も野菜もルーもない状態と同じです。

なので、家庭学習を進めていくためにはまずは教材を準備しましょう。

こちらの記事で家庭学習におススメの教材や選び方を紹介していますので、まだ教材を持っていない方は読んでみてくださいね。

【中学生】家庭学習のおすすめ教材BEST3!自宅学習苦手な子向け

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。

2、学習習慣を身に着ける

次に、学習習慣を身に着けていきましょう

教材がそろって勉強を始める準備ができても。3日坊主で終わってしまっては意味がありません。

ほぼ毎日コツコツと勉強していかなければ成果は出ません。

なので、勉強する習慣をつけていかなくてはいけないのです。

最初から1時間、2時間集中するのは難しいですが、まずは毎日5分程度勉強を始めていきます。

そのあと、20分、30分、1時間と勉強時間を増やしていけば、毎日の勉強習慣が自然と身についてきますよ。

具体的な勉強習慣のつけ方はこちらの記事で解説していますので興味がある方は読んでみてください。

【必見】デキる中学生の家庭学習習慣の付け方とは!?自宅での学習術

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。

3、指導者をつける

教材もそろえて、勉強する習慣をつけることができたら、最後は指導者をつけてみましょう。

ここで、指導者とは「個別指導塾の講師や家庭教師」のことを指します。

指導者をつける目的は「苦手の克服」「現在地の把握・目標設定」があります。

個別指導塾や家庭教師では、集団塾や学校の授業と比べて、お子さんに寄り添った指導をしてもらうことができます。

例えば、漢字が苦手な子に対しては漢字を練習する宿題を出したり、英単語が苦手な子には単語を10個覚えてくる宿題を出したり、などです。

お子さんのための指導になればなるほど、成績は上がってきます。

また、「今度こそ平均点を取りたい」「次回は〇〇点を目指したい」という目標に対してアドバイスをもらうこともできます。

・今、〇〇点だから、平均点を超えるためには△△点必要だね。
目標を達成するためには~~~をしようか。
・今回は〇〇点だったけど、ここをこうしたら、〇点は上がるはずだよ!

次は△△点を目標に頑張ってみようね!

といった感じで、お子さんの現在地(今の学力や順位)を把握して、目標(点数、順位)に到達するためには何をしたらいいのかをアドバイスしてくれますよ。

ただし、指導者の選び方にも注意が必要です。

なぜなら、指導者との相性で成績が上がったり下がったりするからです。

学校の先生でも「英語の先生が〇〇先生になったから英語が得意になった」ということはありませんか?

指導をしてくれる先生と勉強はかなり密接にかかわっています。

なので、指導者は慎重に選んでください。

指導者の選び方はこちらの記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。

家庭教師の選び方を間違うと成績が下がる?家庭教師選びの7つの極意

ステップは以上です。

わからないことがあったら….

もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。

なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。

解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。

例えば、このような感じです。

===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。

娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。

特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?

アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。

〇〇
===========

相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。


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友達申請だけでもしておくと、後から困った時にすぐに相談もできますよ。

中2から受験勉強しない子が合格できない理由:まとめ

それでは、今回のまとめです。

今回は、中2から受験勉強しない子が合格できない理由について紹介しました。

中2から受験対策と言うと、まだ先の話なのに対策は早いんじゃないかと思われる方もいるかも知れません。

しかし、受験対策は早ければ早いほど、お子さんにとってメリットは多くなります。

具体的なメリットとしてはこんな感じでした。

・内申点対策ができる
・忙しくなる中3の前に余裕を持って受験対策ができる
・試験慣れができる期間が長い

特に中3になってからでは遅い「内申点対策ができる」ことやライバルたちよりも6ヶ月から1年程度早くから「余裕を持って勉強できる」ことは大きなメリットでした。

受験勉強を始めるに合ったっていちばん大事なこととして「家庭学習習慣を作ること」を紹介しました。

これは塾に行く・行かないに関わらず大事なことです。

なぜなら、家庭での勉強時間がないと自分一人で問題が解けるようにはならないからです。

まずは受験勉強の土台を作るために、家庭学習の習慣をつけてみましょう。

ステップは以下の通りでした。

1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける

次の記事では「塾なしで勉強して高校受験合格するまでの必勝法」について紹介しています。

「高校受験塾に行かずに勉強するためには?」「早めに受験対策をして塾に行かずに合格したい」といった、塾無しで高校受験を目指す中学生のお子さんがいらっしゃる方はぜひ読んでみてください。

詳しくはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。

【体験談】塾なしで高校受験に合格するために大事な3つの勉強法

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。

中学生のお子さんが高校受験合格を勝ち取るために

お子さんが中2の現在から受験勉強を始めると、間違いなく他の子よりは抜き出て成果を出していくことができます。

受験はみんな一斉に受験勉強スタートではないので、フライングはOK!

むしろフライングしたほうが合格も確実に見えてきます。

ですが、このままだと「まだ先でいいや」と受験勉強を後回しにしてしまって前に進まないままです。

今回のステップに従って、まずは家庭学習習慣を作ることから始めてみましょう。

わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。

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また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。

実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。

私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。

まずは相談から始めてみましょう。

今回は以上です。

他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。

紅野まり