高校受験で「無理だ」と言われた時の親の3つの選択肢とは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は「高校受験で『無理だ』と言われた時の親の選択肢」というテーマについて紹介します。
「面談で『無理だ、諦めろ』とキッパリ言われた」
「絶対ムリな志望校を子供が目指しているので、どうしようか迷っている」
『志望校に合格させてあげたい』というのが親心だとは思いますが、合格が見えない、無理な道は子供に選ばせたくない、というのも本心だと思います。
「志望校は無理だ、諦めろ」と言われた受験生やその親御さんが、どのように志望校を選んでいるのか紹介していきます。
今回この記事では前半で「『無理だ』と言われる本当の理由」後半で「受験生の親が志望校を選ぶ時の3つの選択肢」について紹介していきます。
この記事を読むことで「受験生の子供の志望校選びに迷わない方法」について理解していただけます。
高校受験で「無理だ」と言われても受験したい子供 vs 合格させたい親
志望校を決める段階で、学校の先生や塾の先生から
「その志望校は無理だ」
「今のままじゃ志望校は受からないから諦めろ」
と、現実を突きつけられる受験生もいます。
そうは言われても、お子さんは「受けたい!」「絶対〇〇高校がいい」と志望校を変えなかったら、
「学校の言うとおりにしようか、子供のやりたいようにさせるか….」
「どっちの選択がいいの?」
親であるあなたはわからなくなってしまいますよね。
受験生の子供の為を思うと、どの選択が良いのか迷うのは当たり前です。
高校受験は『合格させてあげたい』
高校受験は最後までどう転ぶかは分かりません。
100%合格が保証されている受験生は学校推薦くらいなものです。
結果的にどう転ぶのかがわからないからこそ、親であるあなたは不安ですよね。
・絶対に合格はしてほしい
・不合格になって子供に痛手を追わせたくはない
・私立は経済的余裕がないから公立に合格してほしい
「合格させたい!」という思いと、「子供には後悔してほしくない」という思いがあると、
志望校を諦めるべきか(ランクを下げる)、
子供の気持ちを優先してチャレンジ受験にするか悩んでしまいます。
「無理だ」と言われた高校受験を『成功』に変える選択とは?
ですが、今回「志望校は無理だ」と言われた受験生に、どんな選択があるのかを紹介していきます。
今のあなたやお子さんの状況を踏まえて、正しく志望校選びができれば、後悔のない受験を終えることができます。
3月の合格発表が終わって、
「無事に終わってよかったね」
「あのとき、この判断で良かったね」
と笑える選択をとることができますよ。
ですが、一歩間違ってしまうと、親子で不幸で辛い気持ちを味わってしまうかもしれません。
「もっとこうすればよかった」
と、二度と戻ってこない高校受験に後悔だけが残ってしまうかもしれないのです。
そうなる前に、あなたとお子さんにとって「成功」するための志望校選びをしていきましょう。
そもそも高校受験で”無理だ”と言われる原因とは?
具体的に話を勧めていく前に、
学校の先生や塾の先生に「無理だ」「志望校は諦めろ」と言われるのはどうしてでしょうか。
もちろん、先生たちも、何も考えずに「志望校は無理だ」と言っているわけではありません。
何かしら理由があって「志望校を諦める」ことを伝えています。
高校受験で「無理だ」と言われる本当の理由とは?
志望校は無理だ、と言われる理由としてこんな状況が考えられます。
・他の受験生と比べて努力が足りていない
・時間的に厳しい
何年も受験生を担当してきた先生は「合格できた子」「合格できなかった子」を見てきています。
今までの受験生と比べて、お子さんに「何かが足りていない」ことで志望校は「無理だ」と言っていることが考えられます。
もしくは、お子さんの『意欲を上げるため』に、あえて「無理だ」という現実を突きつけている場合もあります。
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現実を突きつけることで、
・「このままじゃ合格できないんだ」
とお子さんの受験生としての自覚をもたせたり、
・「やばい、不合格になるかもしれない」
と危機感を持たせたり、することができます。
お子さんが「危機感を覚えないとやる気にならない」「後ろからお尻を叩かないと始めない」というタイプであれば、
学校や塾の先生は、お子さんの性格を考慮して「無理だ」という声掛けをした可能性もあります。
塾の「無理だ」は鵜呑みにしてはダメ
ただし、1点気をつけなければならないのは、「塾は合格率を気にする」ということです。
塾にとって受験生はあくまで「お客様」です。
一人でも多く合格者を出して、合格率を上げて、翌年の塾への勧誘のセールス文句に使っていくのです。
「〇〇高校合格▲人!」
「第一希望合格〇〇人」
と、こんな感じですね。
もしかしたら、あなたも今まで目にしたことがあるかもしれません。
こんな謳い文句が次の年の受験生の目に止まり、
「この塾なら子供の合格も確実かも!?」
と、受験生を次の「お客様」として迎え入れるのです。
なので、お子さんに「無理だ」と塾が言うのは
「(不合格になったら合格率が下がるから)無理だ」
「(一人でも多く塾から合格者を出すために)諦めてランクを下げろ」
と言っている場合もあるかもしれないのです。
もちろん、すべての塾がそうではないと思います。
真剣に生徒一人ひとりを思って、合格するために「今の志望校は無理だ」と指摘してくれる塾もあるでしょう。
これは、塾とあなたの信頼関係によって判断する必要があるので、参考例として気に留めておいてください。
高校受験で「無理だ」と言われた時の親の3つの選択肢とは?
では、ここからは、高校受験で「無理だ」「諦めろ」と言われた時に、今までの受験生やその親御さんたちはどのような判断をしてきたのか、紹介していきます。
選択肢は大きく分けて3つに分かれます。
2、応援する
3、勉強させる
この3つの選択肢があります。
それぞれどのような考えで、その選択肢をとってきたのか、具体例を上げながら紹介していきますね。
親の選択肢①「志望校のランクを下げる」
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まず、「志望校のランクを下げる」という選択肢です。
これは、事実上「第一志望校を諦める」という選択にもなります。
理由としては、
・合格がゴールではない
・運良く合格できても、勉強について行けるかどうかがわからない
こういった理由が挙げられます。
たしかに、高校受験はゴールでは有りません。
受験合格は、新たな高校生活のスタートでもあるので、また高校で勉強していくことになります。
ギリギリで運よく合格できても、さらに高校での勉強についていけなくなって、
・留年の危機
となると、せっかく入学できても、ついていくのに必死になってしまう場合もあります。
実際、筆者の私は進学校でしたが、途中で辞めていく人も2,3人ほどいました。
高1の段階で辞めていったので、「授業についていけなかった」というのが原因だと思います。
「授業についていけない」ことで、
最悪「退学」してしまう子もいるということですね。
高校入学後のことを考えて、志望校を諦めてランクを下げた高校選びをする方も一部いるようです。
親の選択肢②「応援する」
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続いて、「応援する」という選択肢です。
これは、お子さんの気持ちを第一に、志望校を変えずに受験させる選択になります。
チャレンジ受験、と言ってもいいですね。
応援する選択肢を取る親御さんは
・自分が諦めて合格圏内の高校に行って後悔したから、子供には同じ思いをさせたくない
・子供の気持ちがスッキリしない
・「もしかしたら受かっていたかも…」という気持ちを入学後も引きずらせたくない
・本人が「受験したい」というのであれば、親は応援したい
といった、声がありました。
中学生と言っても、自分で物事を考えたり、将来を真剣に考えたりする時期になります。
ということで、親は「応援する」という選択肢を取る方が多いようです。
親の選択肢③「勉強させる」
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最後に、「勉強させる」といった選択肢が挙げられます。
これは、②の「応援する」と似ているのですが、「勉強させる」という方は、
『とことん教育に力を入れていくスタイル』になります。
例えば、
・塾を変えて個別指導塾へ通う
・勉強の教材を揃える
こんな感じで、受験のためにあらゆる手を尽くしてあげるイメージです。
理由として、
といった意見がありました。
お子さんの受験への熱意を感じて、
「頑張るならサポートしてあげるから」
といった感じで、親であるあなたが全力サポートしてあげる感じですね。
親子ともに受験に向かって頑張る、といった選択になります。
高校受験で「無理だ」と言われた時の親の3つの選択肢とは?
ここまで3つの選択肢を解説してきました。
ここからは、お子さんと話し合って、志望校をどうするのか、話し合いをしていくまでの流れを解説していこうと思います。
ステップは以下のとおりです。
1、合格判定が書かれた模試の結果を用意する
2、お互いの意見を話し合う
3、これからの行動を決める
それぞれ詳しく解説します。
1、合格判定が書かれた模試の結果を用意する
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まずは、合格判定が書かれた模試の結果を用意しましょう。
最近返却された模試の結果を、最低でも1回分(できれば、2~3回分)用意します。
そこには必ず合格判定が書かれてあるか、確認してください。
(例えば、〇〇高校D判定、▲▲高校C判定、などです)
模試の結果は必ず用意してください。
なぜなら、現実的な数字を見ないと志望校選びも「本気」になれないからです。
なので、必ず模試の結果を最低1回分は用意してくださいね。
2、お互いの意見を話し合う
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続いて、お互いの意見を話し合っていきましょう。
・志望校に対する思い
・公立/私立どちらを受験してほしいのか
・親のあなたが心配していること
…などなどを、お互いに正直に話しあってみましょう。
例えばこんな流れです。
「この間言ってた〇〇高校が良いなって思ってる」
あれから気持ちは変わってない?」
「うん、受験に向かって頑張ろうと思ってる」
公立高校に合格してほしい。
だから併願で受験して、志望校は変えずに勉強頑張ってほしいな」
「分かった。絶対に成績を上げて合格する」
といった感じで話を進めてください。
ポイントは
「お互いの意見を話すこと」です。
・あなたの意見だけ言うのでもダメ
お互いが「自分の考えていること・希望」を話すことで、「どんな選択が良いのか」が見えてくるはずです。
3、これからの行動を決める
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最後にこれからの行動を決めていきましょう。
志望校を変えずにチャレンジ受験をするのでも、
志望校のランクを下げて安全圏を狙うのでも、
何かしらの行動は必要です。
・新しい志望校を考える
・内申点を上げるために提出物をきちんとする
…などなど、実際にアクションを起こしていかなければ、未来は変わっていきません。
なので、志望校(目的地)が決まったら、何をしなければいけないのか具体的な行動を考えてみましょう。
・塾を変えるのであればどこに変えるか
・いつ転塾するか
・家で勉強する時間は足りているのか
・このままの勉強ペースで受験には間に合うのか
・もっと効率よく勉強するためにはどうしたら良いのか
などなど、現状を振り返って、次に取るべき行動を起こしていきましょう。
もし、
「志望校は再確認できたけど、どんな行動を起こせば良いのかがわからない」
といった疑問がありましたら、相談してみてください。
私も無料で相談を受け付けていますので、気軽に連絡してきてくださいね。
LINEやメールで受け付けています。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
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特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
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アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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高校受験で「無理だ」と言われた時の親の3つの選択肢とは?
それでは、今回のまとめです。
今回は、高校受験で「無理だ」と言われた時の親の選択肢というテーマについて紹介しました。
行きたい志望校がある、でも先生には「無理だ」と言われた。
諦めてランクを下げるべきか、それとも子供の選択通りに受験させるか、どっちを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
そもそも、志望校を「無理だ」と言われる本当の意味は以下の3つがありました。
・内申点が足りない
・他の受験生と比べて努力が足りていない
・時間的に厳しい
今まで受験生を数多く見てきた中での判断、ということを紹介しましたね。
では、「志望校は無理だ、諦めろ」と宣告された受験生の保護者が、どのような判断をしているのかを紹介しました。
大きく分けて3つ紹介しましたね。
振り返るとこんな感じです。
1、志望校のランクを下げる
2、応援する
3、勉強させる
いざ、決断する時、大事なのは「親子でしっかり話し合う」ことです。
後悔のない決断をするためにも、志望校を決定するまでの流れを解説しました。
ステップは以下の通りでした。
1、合格判定が書かれた模試の結果を用意する
2、お互いの意見を話し合う
3、これからの行動を決める
次の記事では「悩み別に徹底解説!効率よく成績を上げて逆転合格を狙う方法」について紹介しています。
受験は特に、時間との勝負です。
限られた時間の中で逆転合格を狙うためには、「効率を上げて」受験勉強を進めていく必要がありますよね。
今回は、受験生の悩み別に、効率を上げて受験勉強を進める方法を解説していきます。
受験生のお子さんの特徴別にオススメの勉強法を紹介していますので、今回の記事と合わせて読むことで、受験合格まで大きく一歩前進できますよ。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
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受験生のお子さんが逆転合格をするために
「志望校は無理だ」と言われても、受験は必ずやってきます。
最後に「あの時決断しててよかったね」と笑って受験を終えるためには、後悔のない志望校選びをしないといけません。
今の現実を受け止めて、この先どう行動するかがお子さんの受験合格を決めます。
ですが、選択を誤ってしまうと、後悔が残る選択をしてしまったり、最悪『受験不合格』になってしまうかもしれません。
今回のステップに従って、まずはお子さんとしっかり話し合って、これからどう行動していくのかを決めていきましょう。
もし、受験に関してわからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
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紅野まり