提出物に取り組んでいるのに中学生の子供の成績が上がらないときは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は、中学生のお子さんが提出物に取り組んでいるのに成績が上がらないときの対処法について紹介します。
「勉強しているはずなのに成績が上がらない」
「提出物はできているけど、成績が変わらない」
「頑張っているのに成績が上がらない」
「努力した結果が成績にも現れてほしい」
と中学生のお子さんの成績に悩んでいる方に読んでいただきたい内容です。
提出物に取り組んでいるのに成績が上がらないとどうなる?
勉強しているのに成績が上がらないと、あなたもお子さんも不安になりますよね。
「努力してもダメなのかな」
「なんでできないんだろう」
「頑張っているのになあ…」
お子さんがこんな風に考えてしまうと、お子さんが自信を無くしてしまいます。
「もう自分は勉強なんてできないんだ!」
「勉強に取り組んだって意味がない!」
「宿題をやっても点数が上がらないから勉強する気にならない!」
このように、勉強へのモチベーションも下がってしまいます。
そうなると、
・勉強嫌い
・モチベーションが下がる
・『自分はできない』と諦めてしまう
・提出物を出す気が無くなる
このようにマイナスのことばかりです。
このような状態ががずっと続くと、定期テストや内申点、最終的には高校受験まで影響が出てきます。
しかし、諦めることはありません。
提出物に取り組んでるのに成績が上がらないのは、お子さんの提出物のやり方が間違っているだけなのです。
中学生の子どもの提出物の取り組み方は間違いだらけ!?
中学生は提出物に取り組む際に、『ただ作業をしているだけになってしまっている』ことが多々あります。
提出物に取り組むだけでテスト勉強をしたつもりになってしまっているのです。
提出物もただやればいいだけではありません。
期日を守って提出すればいいだけではないんです。
さらに、提出物の取り組み方のコツを掴めば、提出物に取り組むだけで次のテストで成績を10点上げることもできます。
「本当にそんなことできるの!?」
と思っているかもしれませんが、できます。
なぜなら、『提出物に取り組む作業=テスト勉強をする』という取り組み方に変えれば、提出物だけで点数を上げることも出来るからです。
提出物の取り組み方が変われば、塾に行ったり余分な教材で勉強することなくテストで高得点をキープできるようになります。
お子さんは提出物はしっかり出さないといけない、と分かっていると思うので、提出物だけで日頃の勉強やテスト勉強ができるようになれば、効率的に勉強ができるようになります。
もし、このまま提出物をただの作業のように仕上げていく習慣のままだと、ずっと点数が上がらないままです。
ですが、この記事を読めば提出物の取り組み方のコツを掴むことができるので、次回のテスト勉強の時にお子さんの提出物の取り組み方が変わります。
これを読んであなたは
「そんなすぐに取り組み方が変わるのか…」
「提出物だけで点数を上げるなんてできないんじゃないか…」
と思っているかも知れません。
ですが、私が塾講師だった時、生徒の提出物の取り組み方を変えさせただけで、点数が10点も変わりました。
あなたのお子さんも提出物の取り組み方を変えれば、点数を上げることができます。
提出物に取り組んでも成績が上がらない理由とは?
そもそも何で提出物にしっかり取り組めているのに成績が上がらないのでしょうか?
それは 「アウトプットができていないから」 です。
アウトプットとは、一般的に「何かを生み出すこと、発信すること」という意味で使われますが、ここでは「知識を目に見える形にすること」を意味します。
つまり、自分の頭の中にある知識を文字で書いたり、図やグラフで表したりすることがアウトプットになるのです。
このアウトプットの時間が知識の定着のためには必要だと言われています。
米パデュー大学のカーピック博士は『サイエンス』誌で 「入力(インプット)を繰り返すよりも、出力(アウトプット)を繰り返すほうが、脳回路への情報の定着がよい」 と報告しています。
実験で、4つのグループに言語を覚えてもらい1週間後テストを行ったところ、途中アウトプット(確認テスト)しながら覚えた2グループのほうが、覚える(インプット)ことに集中した残りの2グループよりもはるかに点数が良かったという結果も出ています。
インプットとアウトプットの比率は「基礎期は5:5、応用期は3:7、直前期は1:7」と考えています。
中学生のお子さんにとって直前期とは試験直前のことになるので、テスト勉強はアウトプットに比重を置くことで知識が定着します。
つまり、テスト直前では単語を覚えたり、教科書を読んだりするインプットではなく、実際に単語を書いてみたり、問題を解いてみたりするアウトプットを増やすということなのです。
テスト勉強は提出物をただやるだけではなく、アウトプットを意識すれば、点数が上がっていくのです。
提出物に取り組むだけで成績を上げるポイントとは?
テスト勉強の際には、ただ提出物に取り組むのではなく、アウトプットを意識することで点数が上がっていくことを紹介しました。
提出物を使ってアウトプットをしていく時のポイントは、 「確認作業の時間を作っていく」 ことです。
提出物は早く終わらせて、提出物を使って確認する作業を確保していきます。
なぜなら確認する作業がアウトプットになるからです。
例えば、「あの単語書けるかな?」「前に書けなかった漢字、今は書けるかな?」「数学の問題を解いてみよう」と実際にテストを受けるときのことを想定して学習していきます。
この時に、忘れてはいけないのは『一部の範囲』を確認する作業であって、もう一度『全部の範囲』を確認するということではありません。
「不安だからもう一度全部の範囲の問題を解いてみよう」
「試験範囲の漢字全部かけるようになってるかな?」
と、すべての試験範囲を確認するのではなく、
・今まで自分が苦手だった部分
・解けなかった問題や書けなかった単語
を重点的に取り組んでいくべきです。
なぜなら、すべての範囲を確認しようとすると時間もかかってしまいますし、「理解できている問題、解ける問題」にまで時間を使ってしまうからです。
それよりも自分が解けない問題、書けなかった単語に時間を使うことで、より効率的に、より短時間で、より的確に点数を上げていく勉強ができます。
提出物だけで成績を上げていくための具体的な方法とは?
提出物を使ってアウトプットするときの流れは以下のとおりです。
(最初はお子さんと一緒に取り組んでみてください。後にお子さんが一人で取り組めるようになるとベストです。)
1、提出物の範囲を把握する
2、提出物でわからない箇所は印をつけておく
3、分からなかった箇所を確認する
それぞれ詳しく解説します。
1、提出物の範囲を把握する
提出物は基本、前回のテスト範囲の続きから、今回の提出する範囲が始まるので、教科書やワークの最初のページを折ったり、ふせんをつけたりしましょう。
実際、私が学生だったときはふせんだと剥がれてしまうので、クリップを留めていました。
ページが開く場合はふせんの色を変えるのもオススメです。(例:P.17-25まではピンク、P.30-40は青)
2、提出物でわからない箇所は印をつけておく
提出物に取り組んでいると、わからない箇所だったり、つまづいてしまう箇所があると思います。
最初に難しいと思ったところは、テストの時もつまづく箇所になりがちなので、単語や問題番号に印を付けておきます。
教科書やワークをペラペラめくっている時に気づくくらいわかりやすい色や印をつけておきましょう。
3、分からなかった箇所を確認する
テスト前はわからない問題として印をつけた箇所を重点的に見直していきます。この部分に関しては、理解できるまで繰り返していきましょう。
何も見ずに書けない漢字を書いてみたり、勉強した単語を10個位書き出してみるのもオススメですよ。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
提出物に取り組んでいるのに中学生の子供の成績が上がらないときのまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、提出物に取り組んでいるのに点数が上がらないのは、アウトプットが不足していることをお話しました。
アウトプットは知識の定着には不可欠なので、特にテスト勉強はアウトプットを主に取り組んでいく方が良いでしょう。
提出物に取り掛かりながらアウトプットをしていく流れは以下のとおりです。
1、提出物の範囲を把握する
2、提出物でわからない箇所は印をつけておく
3、分からなかった箇所を確認する
テスト勉強は確認作業のアウトプットの時間を確保していくことを意識していって下さい。
まずは、日頃の提出物の取り組み方から変えれば、あなたのお子さんが次のテストで10点成績がアップすることも夢ではありません。
「めんどくさがり屋だから取り組まないかも…」
「本当にこれだけで上手くいくの?」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、なにか行動を起こさないと結果も出ませんし、何も変わりません。
まずはテスト範囲の把握、わからない箇所の印付け、確認作業のステップに取り組み、提出物の取り組み方を変えていきましょう。
また、提出物の取り組み方を変えて内申点が上げる方法も紹介しています。
実際、どんな風にノートを書いたり、ワークを解いたりすれば内申点が上がるのかを解説していますので、読んでみて下さい。
中学生の内申点を上げる正しい提出物の出し方!オール5経験者が語る
こちらから記事が読めます。
提出物の取り組み方を変えるだけで、余分に問題集を解いたりしなくても点数を上げることができます。
折角提出物にも頑張って取り組んでいるのに成績が上がらなければ意味がありません。ただただ、課題をしているだけだともったいないです。
課題もやり方次第で十分テスト勉強になるので、上手く使えば効率的に勉強ができます。
ぜひ、今すぐ提出物の取り組み方を変えてみてくださいね。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、
私に直接メッセージを送ってください。
また気軽にやり取りしたい方は
LINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので
読んでみてください。
紅野まり