中学生の子どもがテストで実力が出せないときは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は中学生のお子さんが、テストで実力が発揮できない時の対処法について紹介します。
「いつもは解けているのに、テストではなぜか解けていた問題が解けない」
「いつも本番に弱い」
「本番で緊張してしまって、実力が発揮出せていないようだ」
このように悩んでいる中学生の保護者に読んでいただきたい内容です。
お子さんがテストで実力が出せないと、親であるあなたも落ち込んでしまいます。
せっかく頑張ってテスト勉強したのに、頑張った成果は点数に表れてほしいですよね。
今回はこの記事で、テスト本番でも実力が発揮できる方法を紹介していますので、安心してこのまま読み進めてくださいね。
テストで実力が出せない中学生の特徴とは?
テストで実力が出せていない中学生の特徴として、以下を挙げることができます。
・勉強内容を覚えているか不安
・不安に慣れていない
・予想外の問題があると焦ってしまう
・時間が足りない
・焦ってしまってミスを連発している
・反復不足
しかし、これらの要素はすべて「対処法を知っている」だけで改善することができます。
なぜなら、事前に対処法を知っていれば本番でも焦らず、冷静に対処していくことができるからです。
特に「焦り」からくるミスは対処法を知っているだけでも大分変わってきます。
テストで実力を出せないままだとどうなるか?
普段、お子さんが問題が解けているのであれば、『勉強内容を覚えているけど本番で実力が出せていない』だけです。
つまり、本来の実力が十分に発揮できていない状態です。
勉強の内容は理解できているので、あとは本番での実力の出し方を教えてあげるだけでいいのです。
本番での取り組み方をしっかり身につければ、テストでのミスも減りますし本番に強くなって、勉強してきた努力がそのまま点数として反映されていくでしょう。
ですが、このままテストでミスを連発したり、実力が発揮できないままだと、勉強しても勉強してもテストで点数が上がりません。
なぜなら、勉強して内容が理解できていてもテストで実力を出せなければ意味がないからです。
さらに実力が発揮できない状態が続くと、お子さんの学習に対するモチベーションが下がってしまいます。
「なんで勉強しても点数が上がらないんだろう」
「また思ったより点数が取れていない…」
「このまま勉強してもダメなのかあ..」
最悪の場合、高校入試当日で実力を発揮できないままになってしまいます。
しかし、テスト本番の対処法を身に着けておけば大丈夫です。
テスト本番の過ごし方は学校でも教えてくれないので、この記事を読んでお子さんに身に着けてもらいましょう。
中学生がテストで実力を出せない理由とは何なのか?
そもそも、なぜテストで実力を発揮できないのでしょうか。
それは「緊張」に関係しています。
脳の作りを見てみると、明らかになります。
脳には記憶をつかさどっている「海馬(かいば)」という部分があります。
テストを解いている最中に、海馬に「緊張してます」という情報が伝わると、過去に失敗したときの記憶がどんどんよみがえってしまい、他のことを考えられなくなってしまうとも言われています。
「また点数が取れなかったらどうしよう」
「もう時間が無い!」
「この問題初めてみた..解けない」
「やばい!この範囲勉強してなかった」
このように、緊張が脳に伝わってしまうのです。
緊張をしないのもコンディションが良くないのですが、緊張しすぎるのも良くありません。
なぜなら、集中力が変わってくるからです。
集中度は緊張具合によって変わってきます。
引用:https://studywalker.jp/qualify/article/162640/
図を見ていただけるとわかるのですが、適度な緊張を超えてしまうと上手く集中できずに、テストで普段の実力を発揮できなくなります。
つまり、ある程度緊張は必要だけど、過度の緊張はかえって逆効果になってしまうのです。
テストで実力を出せない中学生のために大事なこととは!?
さきほど、テストで実力を発揮できないのは「緊張」が原因だと紹介しました。
「緊張はどうにもならないんじゃない?」
「緊張してしまったらどうしたらいいの?」
と思われるかもしれません。
テストで実力を出せない中学生に覚えてほしいことは、
「対処を覚えておく」
ということです。
『本番に慣れる』というのも大切なことですが、人間は誰しも予想外の場面に立ち会うと慌ててしまうものです。
慌てたりすることで記憶が思い出せなかったり、焦ってミスを連発してしまうことにもなりかねません。
特に、テスト中は
「テスト終了まで時間がない!!」
「このままだとテストが全部書き終わらない!」
「時間に間に合わないかも!!」
と時間が迫ってくることで焦ってしまう状況が考えられます。
今回は時間に追われることなく、テストで実力を出せるようにするための方法を紹介します。
中学生の子どものテストで実力を出せるようになるためのステップとは?
時間に追われて焦ること無く、テストで実力を発揮するために重要なポイントは、
「問題を早く解いて時間を確保していくこと」
が大事です。
『時間が足りない』というのは一番もったいないので、焦ってミスを連発しないためにも早く問題を解いていく訓練が必要になります。
たとえ、早く解いて時間が余ったとしても、余った時間で見直しをすればミスを防ぐことができます。
時間が足りなくて焦ってしまう状況を避けていくことで、テストで実力が出せるようになってきます。
日頃から実践できる、具体的なステップは以下のとおりです。
1,5分で解けるくらいの問題を選択
2,問題全体を一回見渡して時間配分を決める
3,5分で問題を解く
それぞれ詳しく解説します。
1,5分で解けるくらいの問題を選択
まずは、普段の課題に取り組む際に、5分以内に解ける問題をいくつか選択します。
数学の計算問題だったら3-5問程度、英語の記述問題だったら3問程度が目安です。
2,問題全体を一回見渡して時間配分を決める
選び出した問題を見渡して、どの問題に一番時間がかかりそうか、判断します。
3,5分で問題を解く
時間配分に従って、実際に問題を解いていきます。
もし、時間が余った場合は見直しの時間にあてましょう。
このステップを繰り返して、時間内に問題が解き終わるように、時間を常に意識していきましょう。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
中学生の子どもがテストで実力が出せない時の対処法のまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生のお子さんがテストで実力をだせない時の対処法について紹介しました。
実力が発揮できない理由としてテストで焦ってしまって、せっかく覚えた勉強の内容が思い出せなくなってしまいます。
特に、時間内に問題を解き終わらないと焦ってしまうことがあるので、テスト時間内に問題を解き終わって、余裕を持てば実力が出せるようになります。
普段から時間を意識するための具体的なステップは以下の通りでした。
1,5分で解けるくらいの問題を選択
2,問題全体を一回見渡して時間配分を決める
3,5分で問題を解く
次は、余った時間で見直しをしミスを防ぐための方法を紹介していますので、そちらも御覧ください
【次の記事へ】(執筆中)
お子さんがテストで実力を発揮できるようになると、勉強した分がテストの点数として反映されやすくなります。
そうすると、お子さんの学習に対するモチベーションに繋がりますし、本番で実力が出せなかったと落ち込むこともありません。
ですが、このまま実力が発揮できないままだと、勉強しても点数が上がらないですし、高校入試当日に実力が出せないという事態になりかねません。
まずは、普段から課題などで時間内に終わらせることを習慣づけて、テストでも余裕を持つことで、実力を発揮できるようになってもらいましょう。
ステップを実践して、テストで実力を出せるように鍛えていきましょう。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、
私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり