中学生の子供の勉強に関して親はどれだけ関与すべきか?
こんにちは、紅野まりです。
今回は中学生の子供の勉強に親がどれだけ関与するべきかということについて紹介します。
「子供の勉強にどこまで関わったらいいかわからない!」
「あまり関わりすぎるのも良くないとは思うけど、やっぱり付きっきりで勉強を見てあげたほうがいいのでは?」
「自分で勉強しないから親が勉強を見てあげるべきなんじゃないか?」
このようにお子さんの勉強にどれだけ関与すべきか、お悩みではありませんか?
中学生のお子さんの勉強に関わりすぎてもいけないし、全く関わらないのもじつは良くないのです。
今回この記事を読んでいただくことで、中学生のお子さんの勉強にどこまで関わればいいのかを理解していただけます。
中学生の勉強に親が関与することで起きる問題とは?
中学生の勉強に親が関与するか、しないかは、意外にも多くの保護者の方が悩んでるように思います。
「結局何も言わなかったら勉強しないままだし…」
「言っても勉強しないから、言わなかったらさらに勉強しない」
「いつまでも親が勉強に関わっていたら自立しないのではないか?」
などと、どこまで中学生の子供の勉強に関与すべきか悩んでいるのではないでしょうか?
しかし、親が関わりすぎるのもお子さんにとって良くないこともあるのです。
なぜなら、お子さんの意志を尊重していないことになるからです。
中学生は特に、思春期や反抗期の時期です。
思春期は、中学生のお子さんに自我が目覚める時期でもあり、
「自分で決めたい!」
「認められたい」
という思いがあります。
その一方で、親であるあなたから
「〇〇しなさい」
「なんで△△できないの!」
と、言われてしまうと
「うるさい!自分で決めたいんだ!」
「なんで認めてくれないんだ」
という気持ちになってしまいます。
だからこそ親であるあなたにはどこまで勉強に関与すべきか知っておく必要があるのです。
しっかり、お子さんと勉強への関わり方を学ぶことができれば、お子さんの自立を促すことができます。
しかし、このままお子さんの勉強に関与しすぎたり、いつまで経っても勉強に口出しをしていてはお子さんの自立を促すどころか、成績が上がらなくなってしまいます。
なぜなら、成績を上げるためには家庭学習が大事だからです。
家庭学習のためには、落ち着いた空間である自宅でも勉強に対してやる気を出さなければなりません。
しかし、自宅でやる気を無くしてしまうような言葉を言われたりするとお子さんは勉強する気にもなりません。
だからこそ、親であるあなたが中学生のお子さんとの関わり方をしっかり押さえておく必要があるのです。
中学生の勉強に親が関与することを子供はどう思っているのか?
中学生の子供達は、勉強に親が関与することをどう思っているのでしょうか?
すららネット調べによると、「小中高生の勉強に関する意識調査2016」では、以下のようなデータがわかっています。
中学生の46%が親に勉強を教えてほしくないと答えています。
データから見ても分かる通り、お子さんは勉強に関与することを求めている場合もあります。
54.1%は、親に勉強を教えてほしいと思っているようです。
しかし、上の画像のデータを見ても分かるように、高校生になるとさらに勉強を教えてもらいたくない割合は増えていきます。
中学生の時点で46%が勉強を教えてもらいたくないと答えていたのに対し、高校生では77.4%が勉強を教えてもらいたくないと答えています。
すららネット調べによると、勉強を教えてもらいたくない理由は、「勉強を教えてもらう際に『聞かなきゃよかった』と後悔したことがある」からでした。
中学生の24.2%が勉強を教えてもらったことを後悔したと答えており、約4人に1人の割合になっています。
後悔した理由として、勉強を教えてもらったけれど、
「説明がわかりにくかった」
「間違ったことを怒られた」
「『どうして分からないの?』と怒られた」
と、回答していたこともわかりました。
このデータから分かるように、親が子供の勉強に必ずしも関わらなければならないわけではありません。
生徒それぞれで「できたら勉強を教えてほしい子」や「勉強は教えてもらいたくない子」もいるので、あなたのお子さんがどう思っているのかをしっかり判断する必要があるでしょう。
中学生の子供の勉強に親が関与する際に覚えておくべきことは?
中学生の子供の勉強に親が関与する際に覚えておくべき重要なことは、
「子供の意志を尊重すること」
です。
繰り返しになりますが、中学生は自我が目覚める思春期の時期に突入します。
思春期は簡潔に説明すると、「自分で決めたい!自分を認めてほしい!」と感じる時期です。
つまり、今まで親であるあなたから「〇〇しなさい」と言われてきたことを「自分が◯◯したいと思ったから」と、中学生のお子さん自身が主体的になるということです。
親であるあなたは
「でも、自分の子供は言わないと何もできないし…」
と思っているかもしれません。
しかし、この主体的になっていく思春期こそ、自立への第一歩なのです。
「自分で考え、自分で行動していく」ことは、時には親であるあなたと正反対のことを考えてしまうかもしれません。
ですが、「子供の意志を尊重」してあげることで、中学生のお子さんの自立を促していくことができるのです。
中学生の子どもの勉強に親はどうやって関与していくのか?
「じゃぁ、実際にどうやって子供の勉強と関わっていったらいいの?」
と、疑問に思われた方も多いと思います。
具体的な関わり方を紹介します。
ステップは以下のとおりです。
1,勉強への声掛けを変える
2,手助けは子どもが望んでから
3,一歩離れたところでサポート
具体的に紹介していきます。
1,勉強への声掛けを変える
まずは、勉強に対する声掛けから変えていきましょう。
例をいくつか出すと、
「勉強しなさい」⇒「勉強しなくて大丈夫なの?」
POINT勉強してもしなくても、子ども自身の判断に任せる
「なんでできないの!?」⇒「あなたならできると思うからやってみて」
POINT子供のちからを信じてあげる
このように、「あなたのしたいようにさせてあげるけど、責任もちゃんと取るのよ」というように、半分手助け、半分お子さんに責任をもたせるイメージでの声かけが特に効果的です。
なぜなら、お子さん自身に今まで無かった『責任感・決定権』が与えられるからです。
2,手助けは子どもが望んでから
お子さんへの手助けはお子さんが望んでからにしてあげてください。
実際に、一緒に計画を立てたり、横で勉強を教えてあげるのは最終手段です。
これらは実際にお子さんが「〇〇してほしい」と頼んだときのみ、取り組んであげて下さい。
あなたが積極的に手助けをしてあげると、お子さんの意志に反してしまう可能性があり「お子さんの成長」を妨げてしまう危険性があります。
お子さんが自立するためには、ある程度自分で取り組ませて、失敗して、学んで、できるようになることも多々あります。
あなたが積極的に手助けすることは、お子さんの成長する機会を奪ってしまうに等しいのです。
ここで重要なのは「お子さんの意志」なので、親であるあなたが「~してあげる」ではなく、子供から頼まれたから「~~する」という行動に変えていきましょう。
3,一歩離れたところでサポート
最後は、「一歩離れたところでサポートする」ということです。
あなたが考えているよりももっと早く、お子さんは自立しようとしています。
壁にぶつかってくじけそうなときは支えて、また前を向いたら一歩離れたところでサポートする。
手は出さないけどいつでも助けてあげる、という常に寛容な心で接してあげる必要があります。
お子さんを有名大学へ進学させた保護者の方はかなりこのことを意識して子育てをされてきた方が多いです。
あなたも「できる親」になるために、このステップを実践してみてください。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
中学生の子供の勉強に親はどこまで関与すべきか:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生の子供の勉強に親がどこまで関与すべきかということについて紹介しました。
中学生という時期は自我が目覚める時期です。
つまり、自分で決めたい、認められたいと感じる時期なのです。
その中で、親であるあなたが勉強に過干渉してしまうと、お子さんの意志とは反していることになります。
お子さんの自立のためにも、中学生の時期ではお子さんの意思を尊重してあげることが大事なのです。
つまり、中学生の勉強には親は関与しすぎることなく、お子さんの意思を尊重してあげることが大事なのです。
そのためには、お子さんが「勉強を手伝ってほしい」という場合のみ、手助けをしてあげて、それ以外は見守ってあげることが良いでしょう。
具体的なステップは以下の通りでした。
1,勉強への声掛けを変える
2,手助けは子どもが望んでから
3,一歩離れたところでサポート
このようにあなたが行動することで、お子さんが「自分で決める」という自主性が芽生え、それが自立へと繋がっていくのです。
次の記事では、「勉強しない中学生の子どもへの対処法」ということについて解説していきます。
合わせて読んでみて下さいね。
*執筆中
中学生のお子さんの勉強に対する関わり方を見直していけば、お子さんの自立への一歩へと繋がっていきます。
ですが、親であるあなたが過干渉のままだと、お子さんも「認めてもらえない」と感じてしまいます。
さらに、自主性が身につくこともなく、自立への道が遠ざかってしまうだけです。
まずは、親であるあなたから、子供の意志を尊重してあげて、勉強も見守ってあげましょう。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、
私に直接メッセージを送ってください。
また気軽にやり取りした上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
気軽に相談したい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり