中学生の勉強の仕方【予習編】脱・落ちこぼれからデキる子に育てる
こんにちは、紅野まりです。
今回は「中学生の勉強の仕方【予習編】」というテーマについて紹介します。
「予習ってそんなに大事なの?」
「子どもに予習をさせたいけどどうやってアドバイスしたら良いかわからない」
このように中学生のお子さんの予習の仕方について悩んでいませんか?
今回この記事では前半で「具体的な予習の仕方」後半で「中学生にとって予習が大事なわけ」について紹介していきます。
この記事を読むことで「中学生の予習の仕方」について理解していただけます。
中学生の勉強で予習は大事って言うけど….
中学生のお子さんに「予習・復習をしなさい!」「予習してたら学校の授業についていけるわよ!」と言ってませんか?
実際、私も中学時代に担任の先生から「予習・復習が大事」と、何回も、何回も、何回も聞かされてきました。
しかし、予習に関しては正直一生懸命取り組んだ経験がありません。
どうやって取り組めば良いのか分からなかったですし、取り組んでよかったことが見つからなかったからです。
なので、今お子さんに「予習が大事」と伝えても、ピンとこないかもしれませんが、しっかり理由を説明してあげれば「予習って大事なんだ」と理解してもらえるはずです。
今回は予習の仕方を具体的に伝えるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
中学生の予習の具体的なやり方
中学生の予習のやり方はこんな感じです。
①今勉強している範囲の2ページ先まで読んで見る
②太文字の単語にマーカーで線をつける
この2ステップで大丈夫です。
この2ステップを「予習を始める時」に取り組んでもいいですし、「復習が終わった後」に流れで取り組んでも大丈夫です。
5教科それぞれに当てはめてみましょう。
*国語、英語の場合*
例えば国語が教科書でP56ページまで学校の授業で習っているとしたら、P58ページまで読んで見る、といった感じです。もし知らない漢字や難しい漢字が出たりしたら線を引いておきましょう。
英語も同様に先の長文まで読んで、新しく出た単語に線を引く感じです。
*数学の場合*
先の方の教科書を2ページ程度読んでみましょう。「こんな数字を求めるんだな」「今度は図形だな」「なんか難しそうだな」程度で大丈夫です。
*理科・社会*
理科・社会に関しては単語が多めなので、教科書を2ページ分読んでみて、進出単語や太文字の単語に線を引きましょう
中学生の勉強に予習が大事なわけ
ここまで、簡単に予習の仕方を紹介しました。
次に、後半の中学生の勉強に予習が大事な理由を紹介したいと思います。
ぶっちゃけ、私も予習をそこまで熱心にしていたわけでは有りません。
しかし、よく考えると、教科書の先を読んでみたり、少し関連問題を解いたりしていたことが予習に繋がっていたと思っています。
ここからは元塾講師の紅野(こうの)が中学生が予習をすることのメリットを紹介していきたいと思います。
まず、メリットの一覧はこんな感じです。
・授業に遅れない
・授業内容を理解しやすい
・学校の授業が「確認作業」になる
・自分で理解する能力が身につく
それぞれ簡単に説明しますね。
授業に遅れない
予習をすることで勉強内容が「初めて聞くこと、知ること」ではなくなるので、勉強に遅れることがなくなります。
「うんうん、知ってる」「これは〇〇だよね」というように、予習することで授業内容をすでに『カンニング』している状態になります。
そうすると、「あれ、これってどういうこと?」「あまり理解が出来ない」と授業に遅れることもなくなります。
授業内容を理解しやすい
次に授業内容を理解しやすいということです。
1回目よりも2回目の方が内容を理解できるように、予習によって授業内容がスムーズに理解できるというメリットがあります。
例えば、映画も1回目見るよりも、2回目のほうが全体像がわかっている分、細かな情報に目が行ったり、落ち着いて楽しむことが出来ますよね。
勉强も同じで、1回勉強内容がわかっているだけでも、授業内容がスムーズに入ってきやすいのです。
学校の授業が「確認作業」になる
続いて、学校の授業が確認作業になるということですが、これは予習の段階で分からなかったところが授業で解決できるということです。
予習をしていない子達にとっては学校の授業が「1回目の学習」になるので、まだ何がわからないのかさえ把握できていない状態です。
しかし、予習をしておくことによって授業が「2回目の学習」になるので、自分で予習した時に理解できなかったことを授業で確認することができるのです。
自分で理解する能力が身につく
最後に、自分で理解する能力が身につく、という点ですが、これは予習のメリットとして一番大きいものだと思っています。
なぜなら、予習することによって誰からも教えてもらっていなくても文章を読んで理解しようとしたり、図や写真を見て内容を把握しようとするからです。
「学校の授業がわからない~」
「誰かに勉強教えてもらいたい~」
という受け身の体勢よりも、
「学校の授業がわからないから調べてみよう」
「この〇〇の部分について〇〇先生に聞いてみよう」
と自主的に動けるお子さんになってほしくないですか?
予習の効果は「自分で理解する力が身につく」という点が最大のメリットだと私は思います。
中学生の子どもの勉強に予習を取り入れるコツ
ここまでで中学生のお子さんの予習の仕方、予習が大事なワケについて紹介してきました。
ここからは中学生のお子さんに予習を習慣化させる方法を紹介します。
「子どもにも予習をさせたい!」
「予習を習慣づけたい」
と思った方は下のステップを参考にしてみてください。
ステップは以下のとおりです。
1、国語の教科書を音読させる
2、英語の教科書の内容を説明させる
3、予習ができるサービスを使う
それぞれ詳しく解説します。
1、国語の教科書を音読させる
まずはお子さんに国語の教科書を音読させましょう
途中までしか学習していなくて、音読を辞めそうなときは「先まで読んでほしい!」「結末がきになる」というように先まで読ませましょう。
そうすると、結果的にお子さんの予習になりますよ。
2、英語の教科書の内容を説明させる
英語も同様に英文を音読させてほしいのですが、正直親であるあなたは英文を聞いてても「????」だと思います。
なので、お子さんには「どういう話の内容なのか」を日本語で説明させましょう。
そうすることで、お子さんの説明力も読解力も鍛えることができますよ。
3、予習ができるサービスを使う
最後に、予習ができるサービスを使うということですが、おすすめは「スタディサプリ」です。
スタディサプリは月額980円で小学校から高校までの学習内容の映像資料が見放題になります。
つまり、どこまでも予習ができるというわけです。
学習内容を先取りして授業に遅れないようにするためにも、スタディサプリを使うのもかなり効果的と言えるでしょう。
スタディサプリについてはこちらの記事で解説していますので合わせて読んでみてください。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
===========
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
中学生の子どもの勉強に必要な予習の仕方:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生のお子さんの予習の仕方について紹介しました。
予習の仕方は以下の2ステップでしたね。
①今勉強している範囲の2ページ先まで読んで見る
②太文字の単語にマーカーで線をつける
予習をするメリットも説明しましたね。
・授業に遅れない
・授業内容を理解しやすい
・学校の授業が「確認作業」になる
・自分で理解する能力が身につく
お子さんが予習をするためのステップは以下の通りでした。
1、国語の教科書を音読させる
2、英語の教科書の内容を説明させる
3、予習ができるサービスを使う
次の記事では中学生のお子さんが予習をするために使いやすいサービスとして「スタディサプリ」について紹介しています。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんが予習をして勉強についていくために
お子さんが予習ができると、学校の授業にも遅れを取らずに先の勉強まで理解することができるようになります。
また、自分で考えて工夫し、学習内容を理解しようとする力は「予習をするからこそ」身につく力でもあります。
ですが、このまま予習のやり方を知らないままだと、気づいたら授業に置いていかれて常に授業の後を追うばかりの学習状況になってしまいます。
今回のステップに従って、まずは明日の学習から予習させてみてくださいね。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり