中学生の子どもが通う塾の定期テスト対策について
こんにちは、紅野まりです。
今回は中学生のお子さんが、塾で定期テスト対策をしてもらうのではなく、自分で正しいテスト対策を身につける方法について紹介します。
「定期テスト対策をしてくれると思って入塾したが、成績に反映されていない」
「テスト対策が本当に十分に行われているのかどうか不安」
こんな風にお悩みではありませんか?
できれば塾に頼るだけではなく、お子さんが自分自身で定期テスト対策できるようになってほしいですよね。
今回はこの記事で正しい定期テスト対策について紹介しています。
塾では中学生の子どもに適切な定期テスト対策はできない!?
集団塾では定期テスト対策してくれる、と思って入塾された方もいると思いますが、はっきり言って塾では十分に定期テスト対策はできません。
なぜなら集団塾には、学校も違う、それぞれ苦手科目も得意科目も違う中学生が集まっているからです。
「でも、大体定期テスト対策ってみんな同じでいいんじゃないの?」
と思われているかもしれませんが、お子さんの通う中学校やお子さん自身の得意・不得意によっても対策は変えていくべきです。
本来塾での定期テスト対策とは、それぞれ学校の教材に合わせてその子の苦手に合わせて対策が行われるのが理想であり、そうあらなければなりません。
しかし、集団塾だけではなく個別指導塾でさえも、理想の定期テスト対策が行われていないのが事実です。
「え!?塾では定期テスト対策してくれてるって言ってたけど…」
と、思われるかもしれませんが、塾の制度を考えてみてください。
中学校が違うたくさんの生徒が塾に通っている中で、一人ひとりへの対策をするのができないのは当然のことです。
学校ごと・個別に対応した指導をすることは時間的・労力的に考えても限界があります。
中学生の保護者から聞いたことがあるのですが、個別指導塾でもテスト対策はつねにワークを解かせるだけという塾もあるそうです。
個別指導塾でさえも本当の意味で、個別に対応してはくれないことが現実なのです。
「塾に通っていたらなんでもしてくれる。」「定期テスト対策をお願いすれば指導に反映されるはず」と思っていると痛い目をみてしまうのです。
中学生の子どもに本当に必要なテスト対策とは?
そもそも、中学生のお子さんにとってテスト対策とは何でしょうか?
もちろん、勉強をして良い成績を修めるためですよね。
では、なぜ勉強していい成績を修めるのが良いのでしょうか?
・将来安定した仕事につくため?
・将来の選択肢を増やすため?
親であるあなたは、お子さんの将来のために、を考えていると思います。
だからこそ、まずは身近なテストにしっかり取り組むために塾でテスト対策をさせているのでしょう。
しかし、お子さんがずっと塾に通わないと定期テスト対策さえも一人でできないのは問題だと思いませんか?
私は本来目指すべき姿として定期テスト対策も「お子さんが自分の力で考え、対策ができる状態になること」だと思います。
なぜなら、自分の力でテスト対策をすることができるようになれば、塾に行く必要もなくなりますし、高校進学後も塾に通うこと無く自分で勉強することができるでしょう。
また、文部科学省のデータによると中学3年生の通塾率は65.7%とほとんどの生徒が塾に通っていて、家庭教師も合わせると実に7割以上の中学3年生が何かしらの勉強補助を受けていることになります。
もちろん、中学3年生になってから、受験のためにほとんどの生徒が塾に通う半面、高校生になると塾に行く人は少なくなります。
下の図を見てください。
こちらは偏差値別に見た、高校生の通塾率です。
引用:https://berd.benesse.jp/berd/center/open/report/gakukihon4/kou/hon2_1_22.html
偏差値が55以上の高校ですら、通塾率が40%未満です。
2人に1人も塾には通っていないのです。
高校生になったら塾に行かなくなるひと、もしくは部活や通学時間の関係でいけなくなる人が増えるわけです。
そうなると、ほとんどの学生は家で勉強せざるをえない状況になります。
このまま塾に通い続けることで定期テスト対策を「してもらう」立場にいては、高校進学後に「自分でテスト対策ができない」という問題が待ち構えています。
そうなる前に、中学生の今のうちに自分でテスト対策ができるようになっておく必要があります。
正しい勉強のやり方、正しい定期テスト対策のやり方を学べば成績は上がります。
これを読んであなたは
「自分で考え、行動できる子なんて一部だけ」
「うちの子はそんな高度なことできない」
と思っているかも知れません。
しかし、安心してください。誰でも自分で勉強できるようになります。
特に今回はお子さんが自分でできる、簡単な定期テスト対策の方法も紹介しています。
自分で、自分に適した勉強法を身につけることで、高校、大学、そして社会人になっても、一生役立つスキルとなってくれるでしょう。
そのためのステップを今回は紹介していますので安心してこのまま読み進めてください。
中学生の子どもにとってテスト対策で大事なことは?
定期テスト対策で大事なことは、
「ワークやプリント、教科書の内容をいかに把握し、いかに自分の力で問題が解けるか」です。
もちろん、教科書が違うとテスト範囲の内容も当然異なってきますし、学校の教科担当の先生オリジナルのプリントなどは個人が対応するしかありません。
これら全てを塾や個別指導塾が対応するのは不可能であることは明確です。
「定期テストってただ教科書を復習するだけじゃないの?」
「とにかくいつも提出物だけはやらせてるけど…」
と、このような状態だと定期テスト対策が完ぺきにできているとは言えませんし、現にお子さんがテストで点数が上がっていないということは自分の力で問題を解くことができていないということです。
まずは、お子さん自身が「自分の力で問題を解くことができるかを確かめる方法」=定期テスト対策のスキルを身につける必要があるのです。
中学生が塾に頼らずテスト対策をするために重要なこと
中学生がテスト対策をするために、大事なポイントとしては
「自分に適した方法を自分で見つけていく」
ことです。
「自分に適した方法ってどういうこと?」
「本当に子ども一人で見つけられるの?」
と、このように思うかもしれません。
しかし、安心してください。
このブログではいくつか勉強法を紹介しています。
あるひとつの勉強法が合わなくても、他の勉強法を試してもらえれば、お子さんに適したものが必ず見つかるはずです。
まずはいろいろな勉強法を試すことから始めなければいけません。
なぜなら、自分に合った勉強法かどうかはやってみなければわからないからです。
実際に取り組んでみて、成果がでるか否か、効率が上がったか上がらなかったか、などと判断するべきなのです。
「どの勉強法から始めたら良いの?」
「まずはなにから取り組めばいいか迷ってしまう…」
と思うと思いますが、まずは今回紹介する勉強法を一度試してみてくださいね。
お子さんが自分に適した勉強法を見つけることで、築いてきた勉強法が将来のためにもなりますし、資格の勉強などにも使えるでしょう。
なぜなら、どうやったら対策ができて自分にはどういう方法が適しているのか理解できるからです。
それでは具体的な正しい定期テスト対策の仕方をレクチャーしていきます。
中学生のための定期テスト対策の具体的なステップ
中学生のお子さんに覚えてほしい正しい定期テスト対策のステップは以下のとおりです。
ステップは以下のとおりです。
1,確実に出る箇所を押さえる
2,ワークやプリントは3回以上見返す
3,あやふやな内容を確認
それぞれ詳しく解説します。
1,確実に出る箇所を押さえる
まずは、確実に「出る箇所」を押さえていきます。
教科の先生が「テストに出る」と言った箇所や、プリントは必ず何度も取り組むようにします。
2,ワークやプリントは3回以上見返す
ワークやプリントは最低3回は見返します。
流し読みでも大丈夫です。「こんな単語が合ったな」「この文章はこんな話が書いてあった」と記憶を呼び起こす作業をするだけで大丈夫です。
3,あやふやな内容を確認
テストが近づいてきたら、あやふやな内容を確認します。
難しい単語や長文問題、苦手な範囲などを確認していきましょう。
また、プラスアルファとして、スタディサプリなどの教材を使うといいでしょう。
スタディサプリでは定期テスト対策のプリントをダウンロードできる他、内容別に細かく指導をしているので、事前の確認テストとして使うことができます。
「本当に内容が頭に入っているかどうか」を確認するために、教材を使うことをオススメします。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
塾では対応できない中学生の定期テスト対策の正しいやり方のまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、塾では対応することのできない、中学生のための正しい定期テスト対策のやり方について紹介しました。
塾では、学校だけでなく、使っている教科書も勉強を習っている先生も違う生徒がたくさん集まっています。
中学生それぞれの苦手科目や得意科目も違うため、お子さんに適したテスト対策は自分で取り組むほうが確実で正確であることをお伝えしました。
正しい定期テスト対策を学ぶ上で大事なポイントは「自分に適した方法か」ということでした。
定期テスト対策の具体的なステップは
1,確実に出る箇所を押さえる
2,ワークやプリントは3回以上見返す
3,あやふやな内容を確認
せっかく定期テスト対策をしたのに、テスト当日実力を出せなければ意味がありません。
次の記事では、テスト当日に実力を発揮する方法を紹介しています。
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定期テスト対策が中学生の内に自分でできるようになれば…
中学生のうちに、自分で定期テスト対策ができるようになれば、高校に進学しても塾に行かずに自分の力で定期テスト対策をすることができます。
自分で考え、勉強する方法が分かれば、お子さんの将来も安心だと思います。
ですが、今のまま何もしない状態だと、定期テスト対策のやり方も全くわからないままです。
塾に頼ってしまうだけだと、お子さんのためにもなりませんし、自分の力で取り組むことができる力も養われることはありません。
まずは、ステップに従って、定期テスト対策を自分で取り組んでみさせてください。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、
私に直接メッセージを送ってください。
また気軽にやり取りしたい方は
LINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで
勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、
私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので
読んでみてください。
紅野まり