【中学生】成績悪い子どもの三者面談が嫌!乗り切るための3つの方法
こんにちは、紅野まりです。
今回は「成績悪い中学生の子どもの三者面談が乗り気じゃないときは?」というテーマで解説していきます。
「三者面談で何を言われるかが不安…」
「三者面談が憂うつ…」
「子供の成績が悪いから三者面談で肩身が狭い..」
このように成績悪い中学生の子どもの三者面談のことで悩んでいませんか?
今回この記事では前半で「三者面談で親がやってはいけないこと」後半では「三者面談を利用して子どものやる気を出させる方法」について紹介していきます。
この記事を読むことで、憂うつな三者面談を子どものやる気を引き出す三者面談にする方法について理解していただけます。
成績が悪い中学生の子どもの三者面談が乗り気じゃないときは?
中学生のお子さんのお子さんの成績が悪いと、
「先生から何を言われるんだろう..」
「また成績のことについていろいろ言われるんだろうな…」
「今回も子供の成績が悪いことで肩身が狭い思いをするのかな…」
と、三者面談が憂うつな気分になってしまいますよね。
そうなると、担任の先生と一緒に子供を叱りつけてしまったり、三者面談で子供への愚痴をどんどん言ってしまったりして、お子さんへ悪い影響が出てしまいます。
なぜなら、中学生のお子さんは「親は自分のことなにも分かっていない」と実感するからです。
「余計なことまで言わなくてもいいじゃん….」
「全然自分のこと分かってくれない」
「担任の先生も親も、自分のこと見てくれていない」
こんなふうにお子さんが感じてしまいます。
ですが、三者面談をうまく利用することでお子さんの「やる気を引き出す」こともできます。
日頃、直接言えない褒め言葉も三者面談では言えたり、お子さんのことを見てあげていることを伝えることもできます。
むしろ、三者面談がお子さんのやる気を引き出すのには効果的に働くこともあるのです。
ですが、このままただただ三者面談に参加するだけだと、いつまで経っても三者面談が憂うつなままです。
担任の先生から厳しい言葉をいわれて、肩身が狭い気持ちのままで終わってしまいます。
そうならないためにも、三者面談をうまく乗り切る方法を紹介していくので、安心して読み進めてくださいね。
成績悪い中学生の子どもの三者面談が乗り気じゃないままだと…
そもそも、どうしてお子さんの三者面談が乗り気じゃないのでしょうか?
原因として
・子供の成績が悪い
・担当の先生から何を言われるか不安
・子供のことで怒られているようで嫌だ
・親として恥ずかしい
このような思いが親であるあなたの中にあるのではないでしょうか?
そもそも、「三者面談」とは『教師、生徒、保護者の三者が面談を行い、生活指導や学校での状況を相談すること』です。
三者面談では担任の先生が学校のこと、保護者が家庭のことを話し合う機会です。
親であるあなたはお子さんの家庭学習の状況を教師に紹介する場でもあります。
その際に、お子さんの成績が悪いと
「子供が家庭学習できていないのは自分の育て方が悪いんだ..」
「成績が悪いから先生から注意を受けて恥ずかしい…」
と感じてしまいますよね。
このように劣等感を抱えたままだと、お子さんに悪い影響を及ぼしてしまいます。
なぜなら、三者面談の時に余計なことを言ってしまったり、お子さんのプライドを傷つけてしまうからです。
ここで、三者面談で保護者がやってしまいがちなミスを紹介していこうと思います。
成績悪い中学生の子どもの三者面談で親がやってしまいがちなミスとは!?
成績が悪い中学生の子どもに、三者面談で親がやってしまいがちなミスとは何でしょうか?
親がやってしまいがちなミスは2つあります。
1,担任の先生と一緒に中学生の子どもを怒ってしまう
2,ネガティブな発言ばかり
それぞれ解説していきますね。
成績悪い中学生の子どもの三者面談で親がやってしまいがちなミス1「担任の先生と一緒に中学生の子どもを怒ってしまう」
まずは、1つ目の「担任の先生と一緒に中学生の子どもを怒ってしまう」ということですが、お子さんの成績、学習態度について教師が注意をしている際に、
「ほんとに私も困っていて…」
「何回言っても聞かないんです」
「ほんとにできない子で…」
「もっと先生も注意してください!!」
このように、あなたが成績が悪いお子さんに対して恥ずかしい思いを抱いているため、担任の先生と一緒に怒ってしまうことはありませんか?
このような態度を取ることで中学生のお子さんは
「親まで担任の味方かよ…」
「自分の味方はいないんだな」
「誰も自分のことを見てくれない」
と孤独に感じてしまいます。
誰かの前で「怒られる」ということは「恥をかかされる」ことと同じことです。
例えば、仕事仲間と飲み会に出かけて大勢の前で上司が「この間、〇〇さんがさ…」と、あなたの失態を暴露してしまったら嫌ですよね。
ママ友達と一緒に食事に出かけている時に、「この前の〇〇さんさー、…」と大勢の前で話してほしくないことをペラペラと言われたら腹が立ちますよね。
三者面談でも同じでお子さんは「今言わなくてもいいじゃん…」と思ってしまうわけです。
ここぞとばかりに先生と一緒にお子さんを叱るのではなく、むしろポジティブな言葉をかけてあげましょう。
例えば、
「最近は少しずつですが机に向かう様子もあります」
「本人は頑張っているんですけど成果がなかなかでなくて…。でもこのまま頑張ってほしいです」
このように、お子さんの行動をポジティブに捉える発言を意識していきましょう。
そうすることでお子さんに「自分のことちゃんと見てくれてるんだな」と伝えることができますよ。
成績悪い中学生の子どもの三者面談で親がやってしまいがちなミス2「ガティブな発言ばかり」
続いて、保護者がやりがちな失敗として「ネガティブな発言」が挙げられます。
1の「教師と一緒に叱る」ということにも関係していますが、お子さんの気分を落とすような発言ばかりしてしまうということです。
例えば、
「出来が悪い子ですみません…」
「いつも迷惑ばかりかけてすみません」
「このままでうちの子は大丈夫でしょうか?」
一見、なんともない発言のように聞こえますが、中学生のお子さんは
「自分って出来が悪いって思われているんだ…」
「迷惑ばかりかけてしまうような子なんだ…」
「このままじゃ大丈夫じゃないって思われているんだ…」
と感じてしまっています。
ですので、お子さんの前では必ず発言には気をつけてください。
なぜなら、小さな発言でもお子さんにとっては傷ついてしまう言葉になってしまうからです。
少し私の話をすると、中学生の時三者面談でオール5の通知表をもらったときのことです。
私は「やったー!」と内心思っているところで、親が担任の先生に向かって「先生、これはホントなんですか?」と疑い深く聞いたことが今でも覚えています。
親は「この成績は他でも通用するのか」ということを聞きたかったみたいなのですが、私自身「頑張っても成績を疑われてしまうのか」とかなりショックを受けたことを覚えています。
傷ついた言葉でお子さんに長く傷を与えないためにも、まずは親であるあなたの言葉を慎重に選んでもらえればと思います。
中学生の子どもの三者面談を利用して子どものやる気を出させる方法
ここまでで、三者面談で親であるあなたがやりがちなミスとして「教師と一緒にお子さんを叱ってしまう」「ネガティブな発言をしてしまう」という2点を紹介していきました。
三者面談ではお子さんを叱ればマイナスになりますが、お子さんを褒めてあげればやる気にさせます。
なぜなら「間接的に子どもにメッセージを伝えることができる」からです。
一見担任の先生と話しているように見えて、実はあなたの言葉はすべてお子さんに向けて言っているのと同じことです。
なので、いつもは面と向かって言えないことでもお子さんに間接的に伝えていくことができるのです。
そんなお子さんをやる気にさせる絶好のチャンスである三者面談を有意義なものにしてもらうために、三者面談で教師と親子二人で椅子に座ったあとの行動について紹介していきます。
ステップは以下のとおりです。
1、生活状況の事実を伝える
2、できていない点を伝える
3、「あなたならできる」と応援メッセージとして伝える
それぞれ詳しく解説します。
1、生活状況の事実を伝える
まずはお子さんの家庭状況を担任の先生へ伝えていきましょう。
その時に余計なことを言ってしまわないように、事実だけを伝えていきましょう。
例えば、このような感じです。
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娘はいつも自宅に帰ってからご飯を食べて、1時間ほどリビングで勉強しています。
テスト前は部屋で2時間程度籠もっていることもありますが、学校の提出物はいつもギリギリに終わっているようです。
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お子さんの家庭学習の状況を淡々と紹介するのみで、あなたの意見は加えないようにしましょう。
2、できていない点を伝える
家庭学習の状況を見て、お子さんができていないと思う点を「一つだけ」挙げてください。
あなたがお子さんに対して「できていない点」がたくさんあって全部言いたい気持ちもわかりますが、お子さんにはまず「一つだけ」改善してもらうくらいの気持ちでいましょう。
例えば、このように話するのがいいでしょう。
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テスト前になっても、なかなかテスト勉強に取り掛かるのが遅い気がするので、余裕を持って2週間位前から始めてほしい。
そうすれば、提出物も焦らず期限前にはきっちり終わるはず。
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3、「あなたならできる」と応援メッセージとして伝える
2でお子さんに対して「できていない点」を伝えたので、最後は「やる気が出る褒め言葉」を必ず伝えましょう。
言葉は一番最後に言われたことが印象に残ると言われています。
お子さんのやる気を出す一言で締めくくりましょう。
例えばこのような感じです。
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いつもは部活も一生懸命に取り組んでいるので、勉強時間もなかなか確保できない中、毎日集中して取り組めている姿を見ています。
もっと結果として表れるようにこれからも引き続き頑張ってほしいと思っています。
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ステップは以上になります。
ぜひ次回の三者面談で、この流れを意識してお子さんのやる気を引き出すことができる機会にしてください。
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
===========
はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
今回の三者面談でどうにか娘にやる気を出させたいのですが、怒ってしまいそうで不安です。
なにかアドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
成績悪い中学生の子どもの三者面談が乗り気じゃないときの対処法
それでは、今回のまとめです。
今回は、成績悪い中学生の子供の三者面談が乗り気じゃないときの対処法について紹介していきました。
中学生の子供の成績が悪いと三者面談に行くのも億劫になってしまいます。
ですが、三者面談は間接的にお子さんをやる気にさせる言葉をかけてあげられるチャンスです。
今までの三者面談で「担任の先生と一緒に子供を叱りつけてしまった」「ネガティブな発言ばかりしてしまった」という方は次回の三者面談で挽回しましょう!
お子さんのやる気を引き出す方法は下のとおりでした。
1、生活状況の事実を伝える
2、できていない点を伝える
3、「あなたならできる」と応援メッセージとして伝える
何度も読んで三者面談の時に意識して担任の先生とお話してみてください。
お子さんのやる気がすぐに変わるかもしれませんよ。
次の記事ではお子さんをやる気にさせるために「ご褒美」の設定の仕方について紹介しています。
今回の記事と合わせて読むことで中学生のお子さんを「叱らずに勉強する気にさせる」ことができますよ。
興味がある方は下のリンクから進んでみてくださいね。
中学生のお子さんのやる気が出れば、勉強する時間も増えてきて成績も5点10点と上がっていきます。
そうなれば、あなたが叱りながら「勉強しなさい!」と声を張り上げる必要もありません。
しかし、このままだと憂うつな三者面談のままになってしまいます。
三者面談のたびに肩身が狭い思いをしなければなりません。
そうならないためにも、まずはステップに従って三者面談での会話の内容を意識してみてください。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
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また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
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今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり