【中学生】勉強を始めるまでに時間がかかってしまう時の3つの対処法
こんにちは、紅野まりです。
今回は「中学生の子供が勉強をするまでに時間がかかってしまう時の対処法」というテーマについて紹介します。
「勉強を始めるまでの時間が長い」
「勉強しなさいって言い続けてやっと勉強を始めた」
このように中学生のお子さんが勉強を始めるまでに時間がかかってしまうことについて悩んでいませんか?
時間は限りがあります。
テスト期間や毎日の勉強時間を大事にするためにも、勉強にはサッと取り組めるようになってほしいですよね。
今回この記事では前半で「なぜ勉強を始めるまでに時間がかかるのか」後半で「勉強を始めるまでの時間を短縮する方法」について紹介していきます。
この記事を読むことで「お子さんがすぐに勉強に取り掛かるようになるための方法」について理解していただけます。
中学生の子供が勉強を始めるまでに時間がかかってしまう….
中学生のお子さんが勉強を始めるまでに時間がかかってしまう経験があるかもしれません。
・勉強を始めるどころかノートを開いたままぼーっとしている
・勉強を始める前に部屋の片付けを始めた
・「勉強をする」と言ってから1,2時間ダラダラしている
….などなど、勉強を始めるまでに長ーーーーい時間かかっていませんか?
「時間がないのになんで勉強しないの?」
「『勉強する』って言ってから何分経ったと思ってるの!?」
と、見てるこっちのほうが焦ったりイライラしますよね。
「もう勉強、勉強言うの疲れた…」と親のほうが体力消耗ということもしょっちゅうです。
30分の勉強時間で5点は点数が変わる!?
特に、テスト前なのに、なかなか勉強をしない中学生もいるとおもいます。
親であるあなたとしては勉強をさっと始めて、長く勉強時間を確保してほしいですよね。
勉強をすぐ始めることができれば、その分勉強できる時間も増えます。
例えば、1時間の自由時間があって、勉強をするまでに30分時間が経過したとします。
そうすると、勉強時間は30分です。
一方で、勉強にサッと取り組むことができれば、勉強時間は1時間です。
この30分の内に、
・長文問題が解き終わる
・計算問題が5問解ける
…などと、勉強の成果が変わってきます。
これがテストになると、5点が取れるか取れないかの運命の分かれ道になるのです。
「勉強を使用」と思ったときに、すぐに取り組める状態がベストだということですね。
勉強していない時間=0点のまま
ですが、勉強に取り組むまでに時間がかかってしまうと、ただただ時間が過ぎていくだけです。
テストで全く点数が取れません。
つまり、0”ゼロ”点のままなのです。
勉強していない時間が長くなって、勉強できる時間が減っていきます。
そうすると、テスト前に十分勉強ができなかったり、提出物が締め切りまでに間に合わないということになってしまいます。
・テストでは全然点数が取れない
….ということで、結局、内申点が低い結果になってしまいます。
内申点や成績は、後々入試にとって重要なものです。
将来のためにも、少しでも勉強を始めるまでの時間を短縮して、勉強時間を増やしていきたいですよね。
今回は、どうやったら勉強するまでに時間がかからないか、具体例も紹介するので、安心して読み進めてください。
なぜ勉強を始めるまでに時間がかかってしまうの?
そもそも、なぜ中学生のお子さんは勉強をするまでに時間がかかってしまうのでしょうか。
結論からお伝えすると「勉強を始めることが一番難しいから」です。
例えば、車でもエンジンをかけてアクセルを踏んで前に進むまでには多少時間がかかります。
ですが、一度アクセルを踏んでしまえば、アクセルを踏み続けなくても前へ進みますよね。
勉強も同じです。
何かを始める前には、「始める」「とりかかる」という動作が一番労力がかかるというわけです。
勉強を始めるのが難しい原因は?
では、どうして勉強を始めることが一番難しいのでしょうか?
いくつか理由が挙げられるのですが、一覧で紹介すると、
・解けない自分と向き合いたくない
・勉強が楽しくない
といったことが理由として挙げられると私は考えています。
少し具体的に解説していきますね。
「勉強」に対するイメージが勉強を始めるまでの妨げになる!?
そもそも、勉強に取り掛かる前に時間がかかってしまうのには「勉強へのイメージ」が根底にあります。
・勉強は「問題をたくさん解かなければならない」
・勉強は「楽しくないもの」
といった悪いイメージがお子さんの中にあるかもしれません。
例えば、勉強以外のゲームやテレビだと、
すでに「面白いもの」というイメージがあるので、すぐにゲームやテレビの電源を入れて、楽しみますよね。
ですが、なぜか勉強では取り掛かりまでになかなか時間がかかってしまいます。
もし勉強が「簡単」で、「宿題もすぐに終わるもの」だったら
「簡単だからすぐ終わらせてしまおう」
ということになるはずです。
つまり、勉強に対する悪いイメージが、お子さんを勉強から遠ざけてしまっているのです。
勉強を始めないのは「解けない自分から逃げている」から!?
さらに、勉強に対する悪いイメージだけではなく、
「勉強が解けない自分から逃げている」可能性もあります。
私が無料で相談を受け付けている「LINE@」で質問をいただくのですが、
「分からない問題があるとそこで止まってしまう」
「勉強が難しくなるとすぐに逃げ出す」
といった中学生のお子さんもいるようです。
「わからない問題」にぶち当たると、その問題を解けない自分に嫌気が差して、辛くなって逃げ出してしまうわけです。
誰しもが一度は経験があると思います。
・頑張っても全く成果が出ない
・努力してもできない
こういった状況にぶちあたってしまうと、「もう嫌だ」「辛すぎる」「もうできないままでいい!」と、逃げ出してしまう。
勉強も同じで、お子さんが「問題を解けない自分」を恐れて、逃げ出してしまっている可能性があります。
「問題が解けない自分」から目をそらしたくて、なかなか勉強に手が付かないのかもしれません。
勉強を始めるまでの時間を短縮するためには「大きな変化」が必要!?
ここまで、勉強を始めるまでに時間がかかってしまうのは、「勉強を始めることが難しいから」ということを紹介しました。
勉強を始めることが難しいのは、『勉強に対するイメージが悪かったり』、『問題が解けない自分から逃げてしまいたい気持ちがある』ことを紹介しましたね。
では、勉強を始めるまでの時間を短縮して、
「勉強をする➡すぐに取り組む」ためにはどうしたらいいのでしょうか?
すぐに勉強に取り組むためには「勉強へのイメージを変える」ことが大事
お子さんがすぐに勉強に取り組むようになるためには、先ほど紹介した
・勉強は「難しいもの」
・勉強は「問題をたくさん解かなければならない」
・勉強は「楽しくないもの」
こういった勉強への悪いイメージを変えていく必要があります。
・勉強は「難しいもの」➡勉強は「そこまで難しくないもの」
・勉強は「問題をたくさん解かなければならない」➡勉強は「たくさん問題を解かなくても大丈夫」
・勉強は「楽しくないもの」➡勉強は「分かると楽しいもの」
こんな風に変えていかなくてはいけません。
しかし、現状のイメージを大きく変えるのはかなり難しいです。
お子さん1人ではなかなか変えることはできません。
そもそも、勉強を理解したり、問題が解けるようになったりするためには、1人ではあまりにも壁が高すぎるのです。
人間は「大きな変化」を避ける傾向にある!?
少し話が脱線しますが、
そもそも人間は、変化を怖がる生き物です。
「現状で生きているのだから、変化をしなければそのまま生きていける」という死への防御反応が変化を怖がるという心の働きをします。
大昔のことを考えてみてください。
人間がまだ動物を狩ったり、森で木の実や植物を採っていた時代です。
もし、ある人が「あの山の向こう側に行ったらもっといい食べ物があるはずだ!」と言い出したとします。
ですが、本当にいい食べ物があるのかどうか確証もない中で住む場所も変化させてしまうと、もしかしたらみんな飢え死にしてしまうかもしれません。
と、防御反応が出てしまうんですね。
現代においても同じです。
・新しい職場に異動したり、
・知らない土地へ引っ越したり、
・新しいことへチャレンジしたり、
などと、環境が変化するときは心身共にかなりストレスを感じてしまうと思います。
それは、「変化したくない!」と気持ちがストップをかけてしまうからです。
お子さんが現状を変えよう!と思っても、なかなか一人では取り組むことができないのです。
勉強を始めるまでの時間を短くするためには「指導者」が必要
では、どうやって勉強を始めるまでの時間を短縮していくかと言うと、
「指導者」が必要になってきます。
例えば、塾の講師や家庭教師ですね。
できるだけ、個別で対応してくれる講師を付けたほうが良いです。
個別で対応してくれる方が、お子さんが苦手と感じている勉強を集中的に指導をしてもらったり、講師とより密に触れ合うことで、講師との勉強を楽しめるからです。
なので、個別指導塾の講師や家庭教師、オンライン家庭教師のように、お子さんにマンツーマンで指導をしてくれる講師をつけることがオススメです。
勉強を始めるまでに時間がかかってしまう中学生の具体的な対策法
1,個別指導塾
2,家庭教師
家庭教師は、自宅に講師が来て個別に指導をしてくれることを指します。
家庭教師は「家庭教師センター」という家庭教師を派遣する会社から派遣されます。
主に大学生がアルバイトとして家庭教師をしている場合が多いですが、
中には社会人として家庭教師を専門でやっている社会人講師と呼ばれる家庭教師もいます。
お子さんと相性が良さそうな講師が、家庭教師センターに登録している講師の中から選ばれます。
その後、あなたのお子さんの家庭教師候補として自宅へ指導に来てくれます。
もし、親であるあなたとお子さんにとって、来てくれた家庭教師を気に入れば、いよいよ家庭教師との指導が開始となるわけです。
中には、
「講師を変えてほしい」
といった要望も聞いてくれる家庭教師センターがほとんどなので、講師変更も気軽にできます。
(無料で講師を変更してくれる場合が大半ですが、中には講師変更に料金がかかる場合があります)
「家庭教師を今すぐに始めたい!」
と、思うかもしれませんが、一旦待ってください。
家庭教師センターによって授業料や指導の仕方、登録されている家庭教師の数も違うのでいきなり1つの家庭教師会社に頼むのは危険です。
まず、どんな家庭教師センターがあるのかを調べて、資料請求をして、体験授業を受けて…などと、慎重に家庭教師を選んでいってください。
なぜなら、家庭教師選びを間違うと、お子さんの成績が上がらなくなってしまうからです。
家庭教師との相性が良ければ、勉強が楽しくなったり、今までよりも勉強に積極的になる、点数も10点20点上がるといったことも夢では有りません。
明るい未来へ進むためにも、家庭教師を始めるのは「慎重に」進めていってくださいね。
家庭教師を始めるまでの具体的な流れを解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
上のリンクをクリックすると家庭教師を始めるまでの流れを解説している記事へ進みます。
3,オンライン家庭教師
最後に、「オンライン家庭教師」を紹介します。
オンライン家庭教師は、テレビ電話を通じて講師から指導を受けることができるサービスです。
完全マンツーマンで指導をしてもらうことができます。
個別指導塾や家庭教師と同じ感じですね。
指導の流れとしては家庭教師をイメージしてもらうとOKです。
ただし、オンライン家庭教師では「講師は家に来ない」のが特徴です。
パソコンやタブレットなどのテレビ電話機能を使って指導を受けるので、画面越しに講師と対面することになります。
送迎も必要ないのに、自宅でマンツーマンでの指導を受けることができるのです。
自分からはなかなか勉強に取り組めなかったり、勉強を教えてくれる講師が必要な場合は「オンライン家庭教師」がおすすめです。
POINT【オンライン家庭教師】画面越しに完全マンツーマンの指導を受けることができる
オンライン家庭教師についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。
中学生の子供が勉強をするまでに時間がかかってしまう時の3つの対処法
じゃぁ勉強するまでに時間がかかってしまうお子さんへはどのような対処法を取ればいいのかをお伝えします。
対策方法は3つあります。
1、勉強する時間を決める
2、とりあえずノートを開いて見る
3、5分だけでも勉強してみる
それぞれ細かく解説していきますね。
1、勉強する時間を決める
まずは、勉強する時間を決めてみましょう。
- 平日であれば21:30~22:30までの1時間勉強する
- 土日だったら朝1時間、16:00~18:00までの2時間勉強する
と言った感じです。
時間を決めておくことで一日の計画が立てられるので、行動しやすいですよ。
特に定期テストなどは計画が大事になります。
合わせて定期テストの計画の立て方もこちらで解説していますので読んでみてください。
2、とりあえずノートを開いて見る
次に、とりあえずノートを開いてみることから始めて見ることです。
勉強は初動が大事です。
最初にアクセルを踏んでしまえば、ある程度勉強へ取り掛かる準備ができます。
いきなりワーク10ページ解く、単語を100個覚えるといったことは難しいです。
なぜなら、「長時間勉強しないといけない」と怖気づいてしまうからです。
なので、まずは小学生でも簡単にできるような「ノートを開く」「ワークの問題を1問解く」などといった小さな目標から始めてみましょう。
3、5分だけでも勉強してみる
最後に5分だけでも勉強してみることです。
ノートを開いて勉強する状態が整えば、少し勉強時間を確保してみましょう。
いきなり1時間、2時間勉強するのは難易度が高いです。
なので、ハードルを低く、低く設定して、まずは5分だけ勉強してみましょう。
毎日5分でも、一週間経つと35分、2週間経つと70分(1時間10分)です。
なにも勉強せずに勉強時間0時間よりはマシですよね。
5分だけ勉強すると思っても、気づいたら10分、20分勉強してしまった、ということもあります。
まずは5分だけ集中させるつもりで勉強時間を取ってみましょう。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
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友達申請だけでもしておくと、後から困った時にすぐに相談もできますよ。
中学生の子供が勉強をするまでに時間がかかってしまう時の対処法:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、中学生の子供が勉強をするまでに時間がかかってしまう時の対処法について紹介しました。
中学生のお子さんが勉強を始まるまでに時間がかかってしまう理由は「始めることが一番難しいから」でした。
ですが、成績を上げるためには勉強時間は大事です。
勉強をするまでに時間をかけてしまっては、勉強時間がどんどん少なくなってしまいますよね。
勉強をするまでに時間をかけずにすぐに始めてもらうために、3つのステップを紹介しました。
ステップは以下の通りでした。
1、勉強する時間を決める
2、とりあえずノートを開いて見る
3、5分だけでも勉強してみる
次の記事では「勉強習慣をつける方法」について紹介しています。
今回の記事と合わせて読むことで、勉強するまでにかかる時間を減らしながら、毎日勉強する習慣を付ける方法を学ぶことができます。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんがすぐに勉強に取り掛かるために
お子さんがすぐに勉強に取り掛かることができると、勉強時間を増やすことができます。
定期テストの勉強や課題をこなすためには、少しでも勉強時間を増やさなければなりません。
ですが、このままだとダラダラしてしまって一向に勉強を始めない。ギリギリになってやっと勉強に取り組むけど間に合わない。
といった、いつも余裕がなくギリギリの状態になってしまいます。
今回のステップを実践して、まずは勉強を始めるまでの時間を短くしていきましょう。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり