【必見】中学生に塾は必要か?9割の子どもに本当に必要なものとは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は「中学生に塾は必要か」というテーマについて紹介します。
「子供の友達が全員塾へ行き始めたけど、うちの子も塾へ行かせたほうが良いのかしら?」
「クラスのほとんどが塾へ行っているけど塾へ行かせなきゃダメ?」
「子どもに塾は必要なのか?」
このように中学生のお子さんに塾が必要かどうかについて悩んでいませんか?
今回この記事では前半で「中学生の子どもに塾は必要かどうか」後半で「塾にいくよりも大事なこと」について紹介していきます。
この記事を読むことで「中学生の子どもにとって塾は必要かどうか」について理解していただけます。
9割の中学生には塾は必要なし!?
中学生になると塾へ通い始める子がたくさんいます。
ですが、本当にお子さんに塾が必要なのでしょうか?
結論からお伝えすると、9割の中学生に塾は必要ないと私は思っています。
私も無料で相談を受け付けている「LINE@」で質問をいただくのですが、ほとんどの中学生が「集団塾」または「個別指導塾」に通っています。
ごく一部「家庭教師」を付けている家庭もあります。
ですが、塾に通っているにも関わらず「成績が上がらない」「全然勉強しない」という中学生が多いです。
塾に通うことで、親子でこんな期待をしたはずです。
・解けない問題が解けるようになった
・勉強が好きになって更にやる気になった
・学年順位が上がった
・自分から進んで机に向かうようになった
…などと明るい未来を想像していたはずなのに、結果は全く違うものに。
せっかく塾に通わせたのであれば、少しでも成績が上がって、少しでも勉強にやる気を出して欲しいですよね。
塾が必要ない中学生を塾に通わせても”時間”と”お金”のムダです
せっかく通った塾でお子さんの成績が上がらなかったら、塾にかけたお金も時間もすべてが無駄になります。
あなたが汗水たらして働いたお金も、
子供のために忙しい合間を送り迎えの時間に使っても、
お子さんの成績が上がらなかったら全部ムダに思えてしまいますよね。
加えて勉強に対してやる気がない子供の姿を見ると
とあなたもお子さんに失望してしまうと思います。
そんな未来を避けるためにも、中学生のお子さんに塾へ通わせるより大事なことをこの記事で学んでいただければと思います。
中学生に塾より必要なこととは?
中学生にとって塾より必要なことは「勉強に対する基本姿勢」です。
「勉強に対する基本姿勢」とは、
・毎日コツコツ勉強をする
・テスト勉強は必ず計画を立てる
・分からなかった問題は分かるまで繰り返す
・復習を繰り返して理解する
…などといった、勉強をする上での『当たり前』のことになります。
むしろ、これさえあれば勉強は塾なしでも大丈夫です。
お子さんのクラスに居る「塾に行かなくても成績が上位な子」が必ず身につけているのもこの基本姿勢です。
中学生に塾が必要ないのは「家庭学習の時間が成績に関係する」から
そもそも塾へ行って成績が上がらないのはなぜでしょうか。
それは成績は「家庭学習の時間が影響するから」です。
ベネッセ教育研究開発センターが行った調査によると、成績上位層のほうが家庭学習の時間が長いことがわかっています。
引用:ベネッセ教育総合研究所
成績が上位になるほど家庭学習を「ほとんどしない」割合が低くなっています。
平均時間で比較すると、成績上位層は1時間10分、成績下位層は48分と、約20分の学習時間の差が見られるのです。
つまり、塾へ行っても行かなくても、家庭学習の時間が短い生徒は成績は上がりません。
逆に、塾へ行っていなくても、家庭学習の時間がながければ成績は上がるということです。
つまり、塾へ行こうが行くまいが、家庭学習の時間が成績に影響するので、9割の中学生に塾が必要ないとはこういうことなのです。
2007年に実施された文部科学省の「学校基本調査」「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、中学生の通塾率は大体約40~60%ほどだと言われています。
学年によって通塾率は変わってきますが、表にまとめるとこんな感じです。
通塾率(2007年) | |
中1 | 約45% |
中2 | 約52% |
中3 | 約65% |
中3になると、40人のクラスで26人くらいが塾へ通っている計算になります。
塾に通っている人が多い中で、大半の生徒が成績が上がらない、もしくは期待していた点数まで成績が上がっていない状態です。
成績が上がらないと嘆いているのはすべて「家庭学習の時間が足りていないから」なのです。
つまり、勉強に対する基本姿勢が整っていないことが挙げられるのです。
中学生に塾が必要ないのは「やる気を出すために塾へ行く」から
中学生の保護者の方はお子さんに「勉強にやる気を出すため」に塾へ通わせる方もいます。
塾へ行かせることで安心してしまう方がいますが、やる気を出すために塾へ行っても成績は上がりません。
なぜなら、学校と同じように『やらされる勉強』で終わってしまうからです。
塾で成績が上がる子は「やる気が合ってもっと成績を上げたい子」です。
私が無料で相談を受け付けている「LINE@」でもこんな相談がありました。
中3の息子さんが、やる気は有るけど成績が上がらないことで悩んでいる保護者の方からでした。
その方には「塾の体験授業を受けてみて、他の受験生の姿を見てみましょう」とアドバイスをしました。
その後、すぐに体験授業を受けた結果、他の受験生との交流がやる気につながって、受験勉強へ取り組み始めたとの連絡をもらいました。
つまり、勉強に対する基本姿勢が整っていることで初めて塾で成果が出るのです。
9割の中学生に塾より必要なものとは?
ここまで、塾で成績を上げるためには「基本姿勢が大事」だとお伝えしましたが、
勉強に対する基本姿勢はどうやったら身につくのでしょうか?
それは『勉強する習慣をつける』ことです。
まずは毎日5分でも勉強する習慣をつけること。
その習慣が身につけば、その後に塾へ行っても成績は伸びるでしょう。
また、逆に塾へ行かないまま成績を上げるという選択肢もあります。
まずは、勉強に対する習慣をつけることが、塾へ行くよりも成績を上げる近道になるのです。
中学生の子どもに必要な「勉強する習慣をつける」ための具体的なステップとは?
では、ここからは、勉強に対する基本姿勢をつけるための具体的な取り組み方を紹介します。
ステップは以下のとおりです。
1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける
それぞれ詳しく解説します。
1、勉強できる教材を手に入れる
まずは、勉強できる教材を手に入れる必要があります。
お子さんが勉強ができるようになるためには家庭学習の時間を作ることができました。
ですが、いざ勉強しようと思っても「何を勉強したらいいの?」「どの問題を解けばいいの?」と迷ってしまうと先へは進めません。
例えば、ビーフシチューを作りたいのに、牛肉も野菜もルーもない状態と同じです。
なので、家庭学習を進めていくためにはまずは教材を準備しましょう。
こちらの記事で家庭学習におススメの教材や選び方を紹介していますので、まだ教材を持っていない方は読んでみてくださいね。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。
2、学習習慣を身に着ける
次に、学習習慣を身に着けていきましょう。
教材がそろって勉強を始める準備ができても。3日坊主で終わってしまっては意味がありません。
ほぼ毎日コツコツと勉強していかなければ成果は出ません。
なので、勉強する習慣をつけていかなくてはいけないのです。
最初から1時間、2時間集中するのは難しいですが、まずは毎日5分程度勉強を始めていきます。
そのあと、20分、30分、1時間と勉強時間を増やしていけば、毎日の勉強習慣が自然と身についてきますよ。
具体的な勉強習慣のつけ方はこちらの記事で解説していますので興味がある方は読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。
3、指導者をつける
教材もそろえて、勉強する習慣をつけることができたら、最後は指導者をつけてみましょう。
ここで、指導者とは「個別指導塾の講師や家庭教師」のことを指します。
指導者をつける目的は「苦手の克服」「現在地の把握・目標設定」があります。
個別指導塾や家庭教師では、集団塾や学校の授業と比べて、お子さんに寄り添った指導をしてもらうことができます。
例えば、漢字が苦手な子に対しては漢字を練習する宿題を出したり、英単語が苦手な子には単語を10個覚えてくる宿題を出したり、などです。
お子さんのための指導になればなるほど、成績は上がってきます。
また、「今度こそ平均点を取りたい」「次回は〇〇点を目指したい」という目標に対してアドバイスをもらうこともできます。
目標を達成するためには~~~をしようか。・今回は〇〇点だったけど、ここをこうしたら、〇点は上がるはずだよ!
次は△△点を目標に頑張ってみようね!
といった感じで、お子さんの現在地(今の学力や順位)を把握して、目標(点数、順位)に到達するためには何をしたらいいのかをアドバイスしてくれますよ。
ただし、指導者の選び方にも注意が必要です。
なぜなら、指導者との相性で成績が上がったり下がったりするからです。
学校の先生でも「英語の先生が〇〇先生になったから英語が得意になった」ということはありませんか?
指導をしてくれる先生と勉強はかなり密接にかかわっています。
なので、指導者は慎重に選んでください。
指導者の選び方はこちらの記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
上の緑のバナーをクリックしてもらうと、LINEの友達申請に進みますので、具体的なご相談を無料でしていただくことができます。
友達申請だけでもしておくと、後から困った時にすぐに相談もできますよ。
中学生に塾は必要なのかどうか:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、「中学生に塾は必要なのかどうか」というテーマについて紹介しました。
塾に通うのであれば成績が少しでも上がることを一番期待していると思います。
しかし、塾へ通って成績を上げるためには「勉強に対する基本姿勢」が大事でした。
復習をしたり、課題をしたり、などと当たり前のことができるかどうかが、塾に通って成績を上げるためには必要不可欠でしたね。
基本姿勢を身につけるためには、塾に行くよりも先に勉強をする習慣をつけることが大事でした。
勉強習慣をつけるための具体的なステップは以下の通りでしたね。
1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける
塾に通った後に後悔したり、貴重な時間やお金をムダにしないためにも、まずは勉強習慣をつけることから始めてみましょう。
次の記事では「生活習慣の付け方」について紹介しています。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんの成績をアップさせるために
お子さんに勉強する習慣が身についていれば、塾に行っても行かなくても成績を上げることができます。
つまり、根本的な問題は自宅で勉強ができるかどうかです。
ですが、このまま勉強する習慣がついていないまま、塾に通わせたところで成績は上がりません。
まずは今回のステップに従って、勉強する習慣から付けさせていきましょう。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり