【高校受験】受験生の自覚を持たせるための3つの方法とは?
こんにちは、紅野まりです。
今回は「高校受験生としての自覚を持たせるための方法」というテーマについて紹介します。
「部活も引退したのに受験生らしいことは一切していない」
「どうしたら受験生としての自覚が芽生えるのか」
このようにお子さんが受験生としての自覚がないことについて悩んでいませんか?
今回この記事では前半で「受験生の自覚が芽生えるタイミング」後半で「受験生としての自覚をもたせる方法」について紹介していきます。
この記事を読むことで「中学生のお子さんが受験生として勉強に励むようになる方法」について理解していただけます。
高校受験の受験生として自覚がないと、確実に高校受験は危ない
中学3年生になると「受験」という言葉が意識され始めます。
しかし、まだ部活もあるし1年後の話(厳密に言うと中3になった時点で受験まで1年もありませんが…)だといって、まだまだ受験生としての自覚がない中学生がほとんどです。
大体は部活を引退した夏~秋にかけて、受験モードになっていく流れですが、なかなか受験生としてのエンジンが掛からないと見てる親も不安になります。
「受験生としての自覚ある?」
「もう受験まであと半年も無いよ!?」
と、ハラハラドキドキしてしまいます。
早く受験生としての意識を持ってもらわないと、勉強にもエンジンが掛かりません。
中途半端に勉強して、勉強した内容もあやふやで、いざ問題を解いてみても全然解けなかった、ということになってしまいます。
受験生として自覚をするということは、勉強に対して一直線に取り組むということです。
車でいうと、時速20キロ位で走るのではなく、ぐっと踏み込んで時速50キロまで加速する感じです。
受験生としての自覚がない限り、ライバルにも遅れを取ってしまいますし、最終的には志望校を諦めないといけないかも知れません。
ですが、今回は受験生としての自覚を持たせるための方法について紹介しますので、安心して読み進めてください。
受験生としての自覚が芽生えれば、今までのお子さんとは思えないほど勉強に集中したり、家庭での時間が増えていきますよ。
なぜ高校受験生の自覚がないのか
そもそも、なぜ受験生としての自覚がないのでしょうか。
中学生のお子さんの心境として以下の状況が考えられます。
・周りと比べてまだ勉強している方だから大丈夫と安心している
・現実を突きつけられていない
・自分は合格すると思っている
このように、まだ「受験」という将来の選択肢を分ける重要性を分かっていないことが挙げられます。
そのため、受験生にも関わらず
・スマホを取り上げても勉強しない
・テレビやゲームを平気で2,3時間熱中している
このような行動をお子さんが取ってしまうのです。
あなたのお子さんにも当てはまったりしませんか?
「確かにこんな感じ」
と思われた方もいるかも知れません。
受験生としての自覚を持たせるためには「恐怖心」が必要
ではどうやってお子さんに受験生としての意識付けをしたらいいのかというと、
「受験に合格できずに、志望校に行けないかも知れない」という恐怖心を煽ってあげることです。
例えば、志望校に合格できないことで
・入りたい部活に入れなくなる
・友達と同じ高校に進学できない
・レベルの低い学校に通うことになってしまう
・一人だけ友達とは別の高校へ進学してしまう
といったように、高校に合格できないことで待ち受けている未来を想像してもらうことが大事です。
例えば、ダイエットでも「このまま食べすぎると病気になりますよ」とお医者さんから言われた直後に、食事制限をはじめたりする人もいます。
さらに例えば、周りが何を言っても禁煙できなかったヘビースモーカーが、お医者さんから「このままじゃ酸素持ち歩きながらの生活になってしまうよ」と言われた途端、禁煙できたということもあります。
勉強も同じで
「このままじゃ志望校合格できないよ」と言われることで
「そんな予定じゃなかったのに」
「このままじゃ合格できない」
と恐怖心が芽生えることで「受験生としての自覚」を持つことができます。
高校進学後、6割以上の学生が『後悔』している
受験は将来の選択肢の一つですが、高校進学後に後悔をしている高校生もいます。
進研ゼミでお馴染みの、株式会社ベネッセコーポレーション「ベネッセ教育研究開発センター」では、全国の高校1年生とその母親3,085組を対象に「高校受験」について振り返ってもらうインターネット調査を実施しました。
そこでは高校受験を振り返って、よかったこととして、
「進路についてよく考えることができた」71.4%
「やればできると自信がついた」70.5%
という前向きな回答がある一方で、高校受験の反省点として
「もっと勉強しておけばよかった」と64.5%が回答しています。
つまり、6割以上の高校生が、高校受験のために「もっと勉強しておけばよかった」と回答しています。
せっかく受験に合格しても、志望校じゃなかったり、入学後の高校生活を振り返って
「もっと勉強して進路のことちゃんと考えたら良かった」
と後悔してしまう高校生が6割以上もいるのです。
せっかくなら「合格できて良かった!おかげで楽しい高校生活が送れている!」と前向きな高校生活を満喫して欲しくないですか?
そのためには今きちんと受験生としての自覚をもたせて勉強させることが大事なのです。
【高校受験】受験生の自覚を持たせるための3つの方法とは?
では、いざ受験生として自覚を持たせるためにはどうしたらいいかというと、3つ方法を紹介します。
2,塾の先生から志望校に行ける確率を話してもらう
3,同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる
この3つがあります。
3つの方法はすべて文字通りですが、簡単に説明していきます。
1,三者面談で担任の先生から現実を突きつけてもらう
まずは三者面談で担任の先生から
「あまり点数が上がってないみたいだけど、どう?」
「〇〇高校が志望校だったけど、どれだけ点数が足りないか分かってる?」
といったように、現実を突きつけてもらう方法です。
その時に「やばい、そんなに危ない状況なの?」と初めて現実を理解するかも知れません。
もしかしたら、急に「不合格になるかも知れない」という不安からお子さんが泣き出してしまうかもしれません。
一気に現実と向き合うことによって受験生としての自覚を持って貰う方法になります。
2,塾の先生から志望校に行ける確率を話してもらう
次に、塾の先生から志望校に行ける確率を話して貰う方法です。
(これは塾に通っている生徒限定の話になります。)
塾の先生は、毎年受験生を担当しているので、志望校に合格する人も、合格しなかった人も見てきています。
その中で、志望校別に「どれだけの点数があれば〇〇高校は合格できる」というデータもあるでしょう。
それを踏まえて、現時点でどれだけの確率で志望校に合格できるのかを、話してもらうことで「思ったよりも確率が低かった」「やばいこれじゃぁ不合格になる可能性もある!」と焦ってくるかもしれません。
そうすると、無意識に「勉強しなきゃ」ということで受験生としての自覚が芽生えるはずです。
3,同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる
最後に、同級生がどれだけ勉強しているのかを見てみる、という方法ですが、これは「周りと比べてみる」というやり方です。
さきほど紹介した2つの方法は「教育に携わっているプロから現実を突きつけてもらう」という方法でしたが、3つ目に関しては「自分自身で危機感を感じる」という方法です。
例えば、おしゃれな服を着ている人の中に、自分ひとりだけユニクロの上下にぺたんこ靴でいると、なんだかいたたまれない気分になりますよね。
「ああ、もっとおしゃれになりたい」「もっとおしゃれな服着てくればよかった」と思いますよね。
さらに例えば、周りはすごい豪遊した話をしているのに、自分はそんな経験もなくて最近100円のパンを買いだめしてしまったことしか話せなかったりすると、居心地が悪いと思います。
「お金欲しいな」「私もあんな風な生活してみたい」と思いますよね。
勉強も同じで、同級生が一生懸命勉強していたり、質問していたり、一点でも多く点数を取ろうとしていると、何もしていない自分がいたたまれなくなってしまいます。
なので、同級生がどれだけ勉強しているのかを自分の目で見ることで
「このままじゃ負けてしまう」
「絶対あの人らと同じように受験合格してやる!」
といった気持ちにさせることができるのです。
【高校受験】受験生の自覚を持たせるための3つの方法とは?
ここまでで、受験生としての自覚を持たせるための3つの方法を紹介しました。
もう一度確認すると、
1,三者面談で担任の先生から現実を突きつけてもらう
2,塾の先生から志望校に行ける確率を話してもらう
3,同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる、の3つでした。
この3つの方法のうち、1と2は正直効果がない場合もあります。
なぜなら、「また先生が大げさに言ってるだけ」と捉えられてしまうと終わりだからです。
担任の先生からいくら現実を突きつけられても、塾の先生から志望校に行ける確率を話してもらっても、本人が「やばい!勉強しなきゃ」と思わなければ意味がありません。
つまり、自主的に「勉強しなきゃ」と思ってもらわない限り、お子さんの受験生としての自覚は芽生えないということです。
そこで、できるだけ効果がある方法として3つめの「同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる」という方法ですが、具体的にどんな行動をしていくのかをステップで解説していきます。
ステップは以下のとおりです。
1、塾の無料体験授業を予約する
2、体験授業を受講する
それぞれ詳しく解説します。
1、塾の無料体験授業を予約する
まずは、塾の無料体験授業を予約します。
個別指導塾でもいいですし、集団塾でも大丈夫です。
今回は入会が目的ではなく「周りで勉強している人から刺激をもらうこと」が目的です。
最低1個、できれば2,3個体験授業を受けてみて、どれだけ周りの人が一生懸命勉強しているのかを実感する必要があります。
と迷うかも知れませんが、まずはこちらの「タウンライフ塾探し」というツールを使って自宅周辺の塾を探してください。
この「タウンライフ塾探し」では、気になる塾は一括で体験予約ができるので、無料体験を予約するには便利です。
繰り返しになりますが、入会が目的ではないので自宅周辺の塾を一度、無料体験してみましょう。
使い方についてはこちらの記事で解説しています。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
もし、「せっかく体験授業をするなら子供のためになるような質の高い授業を受けさせたい」という場合は、「個別指導塾スタンダード」がおすすめです。
個別に対応してもらえますし、この個別指導塾スタンダードは全教室が直営で講師への指導も行き届いています。
たとえ無料体験で入会をしなくても、できれば一回でも子供のためになる授業を受けさせたい場合は「個別指導塾スタンダード」で無料体験をしてみてください。
個別指導塾スタンダードは教室がある都道府県が限られていますので、こちらの記事で自宅周辺に教室があるかどうか確認してみてください
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
2、体験授業を受講する
無料体験を予約すると、体験する授業日が決まっていざ受講となります。
1回の無料体験でも充実したものにするために、真剣に授業を受けさせてください。
塾の方から指定された持ち物だったり、メモできる用紙、筆記用具などは忘れないようにしましょう。
ステップは以上です。
行動が早く、結果が出る人ほどステップをすぐに実行する人が多いです。
もし「受験生としての自覚をもたせたい!」とあなたが強く思っているのであれば、今日今から無料体験の予約をしましょう。
明日、明後日になると、どんどん受験までの日数が減っていきますよ。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
===========
相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
【問い合わせ】
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
【高校受験】受験生の自覚を持たせるための3つの方法のまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、高校受験生の自覚を持たせるための方法について紹介しました。
お子さんが受験生としての自覚がない理由として「受験」という将来の選択肢を分ける重要性を分かっていないということが考えられます。
そんなお子さんには「受験に合格できずに、志望校に行けないかも知れない」という恐怖心を煽ってあげることが大事でした。
恐怖心を煽ってあげることで、「このままじゃやばい!」と半強制的に受験生としての意識付けを行うことが大事です。
具体的なやり方としては3つ方法を紹介しました。
1,三者面談で担任の先生から現実を突きつけてもらう
2,塾の先生から志望校に行ける確率を話してもらう
3,同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる
今回はその中でもすぐに実行できる、3の「同級生がどれだけ勉強しているのかを実際に見てみる」方法の具体的な流れも紹介しましたね。
ステップは以下の通りでした。
1、塾の無料体験授業を予約する
2、体験授業を受講する
次の記事では「受験生としての意識付けを行った後の流れ」について紹介しています。
受験生としての意識付けが終わると、いざ「勉強しなきゃ!」ということになります。
しかし、現時点で「苦手がたくさんある」「受験まで残り時間が6ヶ月もない」「効率よく勉強しなきゃ受験に間に合わない」という場合は必ず「指導者」をつけましょう。
指導者は「家庭教師」がおすすめです。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく「家庭教師の選び方」について解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんが受験生としての自覚を持って勉強するために
お子さんが受験生としての自覚を持つためには「このままじゃ受験に合格できない」という恐怖心を煽ることが大事でした。
受験生としての自覚を持つことができると、自分から机で勉強するようになったり、受験勉強にぐっとエンジンがかかります。
そうすると「〇〇くん、めっちゃ頑張ってるね」「これなら志望校目指せそうですよ」という前向きな未来も待っています。
ですが、このままだと、いつまで経っても受験生としての自覚が無いまま、勉強もだらだらと続けてしまうだけです。
まずは今回のステップに従って、「受験生としての自覚」を持つことからはじめましょう。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり