スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選

スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選

こんにちは、紅野まりです。

今回は「スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定」というテーマについて紹介します。

「勉強しなきゃいけないのにスマホを触ってしまっている」
「すぐ終わる課題もスマホを触ってしまって課題が終わらない」
「スマホばかりで全然勉強しない」

このようにスマホを触ってしまって勉強しないことで悩んでいませんか?

中学生の勉強の妨げになってしまっているのは一番は「スマホ」です。

スマホの使用時間が減ることで勉強時間を増やすこともできます。

今回この記事では前半で「勉強に害のあるスマホの影響力」後半で「スマホのおすすめルール設定3選」について紹介していきます。

この記事を読むことで「スマホの使用時間を減らして勉強時間を増やすための方法」について理解していただけます。

スマホを触って勉強しないままだと「落ちこぼれ」まっしぐら

中学生がスマホを持っていることが当たり前になっている中で、スマホが勉強の妨げになってしまっていることはありませんか?

・スマホを触ってばかりで勉強しない
・勉強しようと思っても結局スマホを触ってしまっている

…と、勉強よりもスマホにになっているのではないでしょうか。

2018年に NTTドコモの企業内研究所「モバイル社会研究所」が調査したところによると、

中学生のスマホ所有率は「65%」という調査結果が出ています。

つまり、約10人に7人ほどがスマホを持っている計算です。

スマホは本来、連絡手段として使うものですが、インターネットを使えたり、SNS、ゲームアプリ…などなど、遊び道具になっているのも事実です。

・勉強をしようと思っても、通知が来てすぐスマホを触ってしまう
・勉強をするにしても常にスマホが手元にある

スマホを使うことが勉強の妨げになってしまっているのです。

ですが、スマホとの付き合い方を見直すことで、

・勉強時間が増える
・集中力が保つ
・成績が上がる

内容がわからない勉強や伸び悩んでいる成績も改善していくことができます。

ですが、今のまま、スマホの問題をうやむやにしてしまうと、

・課題が終わらない
・集中できない
・スマホがないと落ち着かない
・勉強しようと思ってもスマホを触ってしまう
・受験勉強が進まない

といったように、全く勉強が手に付かない状態から抜け出すことはできません。

今回はこの記事を通して、スマホの具体的なルール設定やスマホとの付き合い方を紹介していきます。

「勉強させたいけど、スマホを触ってしまう…」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

スマホを触ることで中学生に及ぶ害とは?

スマホばかりで勉強しない中学生は「脳疲労」が溜まっている!?

そもそも、スマホを触ることでどんな影響があるのでしょうか?

・勉強時間が減る
・スマホ依存症になる
・勉強が手に付かない

…などなど、いくつか挙げられると思いますが、

一番大きく影響を与えるのは「脳疲労」です。

脳疲労は、脳がくたくたに疲れている状態を指します。

中学生のお子さんが脳疲労することで、

・物忘れが多くなる
・うっかりミスが多くなる
・思考力、判断力、集中力、意欲が低下
・イライラしやすくなる
・キレやすくなる

このような状態になります。

「勉強をしようとしても、すぐ集中が切れてしまう」
「勉強をしようと思ってもすぐにスマホを触ってしまう」
「『勉強しなさい!』と言われるとイライラしてしまう」
「課題に取り組んでもうっかりミスが多い」

こんな感じになってしまいます。少し心当たりはありませんか?

スマホばかりで勉強しないと成績は「100%」下がる

また、スマホを使う時間が長くなればなるほど、成績にもかなり大きな影響があります。

平成25年度仙台市の学習状況調査の結果によって、スマホの使用時間と学力の関係が明らかになっています。


引用:https://president.jp/articles/-/24764

自宅学習時間が長いほど成績が良いだけではなく、スマホを2時間、3時間と触れば触るほど、成績は下がっていくのです。

自宅で勉強をしていても、携帯・スマホを使う時間が長ければ長いほど成績が悪いということがわかります。

つまり、スマホを長時間触ることで成績が下がってしまうのです。

スマホを触れば触るほど、

・勉強時間が減る
・睡眠時間が減る

ということが成績が下がる原因です。

特に、睡眠を取ることで、脳が疲労物質を代謝したり、脳細胞を修復したりといったメンテナンス作業を行います。

スマホを触る時間が増えると、睡眠時間が減ってしまうことも多々あるので、勉強内容を整理したり、脳疲労を回復したりすることができなくなってしまうのです。

スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選

ここまでは、スマホを触りすぎて勉強しないままだと、

「脳疲労」が溜まり、「成績は確実に下がっていく」ことを紹介していきました。

ここまでを読んで

「それでも、やっぱりスマホを触ってしまう」
「親が何を言ってもスマホを触るのを辞めない」

という中学生もいると思います。

ここからはスマホを触る時間を減らすためのルール設定を紹介していきます。

ルール設定は以下の3通りを紹介します。

1,通知音を無くす
2,スマホの置き場所を変える
3,スクリーンタイムでスマホに制限を設ける

それぞれ細かく解説していきますね。

*今回はiPhoneの設定画面で紹介していきます。

1,通知音を無くす

まずは、通知音をなくしていきましょう。

例えば、LINEやメール、ツイッターやインスタの通知音を設定で切るということです。

「サウンド」の設定から通知音を切ることができます。

iPhoneの画面だとこんな感じです。

「サウンド」の部分をオフに(白色の状態)にします。

LINEもグループや個人ごとに通知をオン/オフに切り替えることができるので、通知が必要ないものはどんどん通知音を切っていきましょう。

「ピロン」と音がするだけで、「あ、通知来た」ということで、一瞬スマホのことを考えてしまいます。

もし、これが勉強している最中だと、集中力を切らしてしまう原因にもなります。

なので、通知音を切っておくだけでも、スマホを触らないこともできますよ。

2,スマホの置き場所を変える

次に、スマホの置き場所を変えることをやってみましょう。

スマホが常に手に届く範囲に常に置いてある中学生も多いと思います。

私が無料で相談を受け付けている「LINE@」で中学生や保護者様から相談をいただくのですが、

相談内容に私が返信をすると、すぐに既読がついて返信が来る中学生がいます。

すぐに手に取れる範囲にスマホがある証拠ですね。

例えば、スマホを置く場所を

・部屋を出ないと取れない場所においておく
・1階にスマホを置く(自分の部屋は2階)
・勉強する場所から5歩以上離れた場所に置く

…などと、「なにか動作をしないと手に取れない場所」にスマホをおいて、すぐには触れない状況にしましょう。

こうすると、画面に通知が表示されたり、通知音が鳴っても、すぐスマホを手に取れない状態を保つことができます。

3,スクリーンタイムでスマホに制限を設ける

最後に、スクリーンタイムでスマホの制限を設ける方法です。

スクリーンタイムは設定画面から設定できます。

スクリーンタイムを使ってできる設定は、例えば、

・21:30以降はゲームアプリを使えないようにする
・SNSは1日に2時間しか使えない
・22:00以降はスマホの画面が見れないようにする

…などといった設定ができます。

こんな感じです。

時計や電話の機能は常時使えますし、他にも常に使える状態にしておきたいアプリも設定することができますよ。

お子さんが勝手に設定を変えられないように、パスコード(4桁の数字)も設定できます。

もし、お子さんが勝手に携帯の設定を変えて、スマホを触れるように設定を変えないためにも、パスコードは「誕生」「単純な数字の羅列」は避けておきましょう。

「確実に制限させたい」
「スマホを没収と同じ状態にしたい」

という場合は、スクリーンタイムを使ってみてください。

スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選

中には、この3つの方法を試しても全然スマホから離れない、といった中学生もいるかも知れません。

・スマホのルールがなかなか守れない、
・スマホ依存症の傾向がある

といった場合、「スマホを絶対に触れない環境」を作り出すことも大事です。

例えば、

・塾に行く
・学校で勉強する
・オンライン家庭教師で指導をしてもらう

強制的に勉強をせざるを得ない環境を作ることができれば、勉強時間は「確実に」確保することができますよ。

「強制的に勉強時間を作っても、イヤイヤ勉強するだけじゃ…」
「強制っていうと、そこまでしなくてもいい気がする」
「強制させずに、自分から制限できるようになってほしい」

と、「強制的に」スマホから離すことに抵抗がある方もいるかも知れません。

ですが、スマホを触ってしまうことが「習慣」になっている場合、そう簡単にはスマホから離れることはできません。

例えば、

あなたが仕事に行くときに、車通勤をしている場合、

いきなり明日から自転車で通勤する、と言われても「え…すぐには無理」となると思います。

ですが、雨が降っていない中であれば、通勤時間を早めれば自転車通勤も不可能ではないはずです。

更に例えば、

スーパーまでいつもは自転車で行っているのに、いきなり徒歩で買い物に出かけるとなると、

「自転車のほうが良い」「すぐに徒歩に変えるのは無理」といった気持ちになりますよね。

今までの「習慣」を変えるのは、かなり難しいことがわかると思います。

今回は極端な例で紹介しましたが、それほど身についてしまった「習慣」は変えることが難しいということです。

スマホも同じで、常にスマホを触っている習慣を変えるためには「強制力」も必要ですよ。

スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選

それでは、今回のまとめです。

今回は、スマホを触って勉強しない中学生におすすめのルール設定3選について紹介しました。

中学生のスマホ普及率が65%を超える中で、ほとんどの中学生がスマホを持っていると言っても過言では有りません。

ですが、スマホを使い続けることで「脳疲労」が溜まって「成績が100%落ちていく」ことは間違い有りません。

スマホのせいで成績も下がって、ゆくゆくは受験勉強もままならない状態になってしまいます。

スマホとは適度に距離をおくためにも、今回はスマホのルール設定として3つほど紹介しました。

もう一度確認すると、以下の通りでした。

1,通知音を無くす
2,スマホの置き場所を変える
3,スクリーンタイムでスマホに制限を設ける

もし、この3つを試してみても、

スマホを使ってしまう、勉強時間が全然増えない、といった場合、「絶対に」スマホを使えない勉強環境を整えることが大事です。

例えば、家庭教師を付けたり、塾に行ったりなどして、強制的に勉強時間を増やしていくと言った感じです。

まずは、3つのルール設定を試してみて、スマホを使う時間を減らせるように取り組んでみましょう。

次の記事では「スマホを触らなくなった空き時間を使って、自主学習ができるようになる方法」について紹介しています。

家庭学習習慣がない、何を勉強したら良いかわからない、という方は今回の記事と合わせて読んでみてくださいね。

【必見】デキる中学生の家庭学習習慣の付け方とは!?自宅での学習術

上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。

中学生のお子さんがスマホを触らずに勉強するようになるために

スマホと一定の距離を置くことで、スマホを触ることで脳が疲れてしまうことも、勉強時間が減ることも少なくなります。

目の前のスマホという誘惑に負けて、やるべき勉強や課題をおろそかにしてほしくはないですよね。

もしこのままスマホを触り続けてしまうような習慣のままだと、受験生になっても「スマホを触って勉強しない」状態が続くかもしれません。

今回のステップに従って、まずはスマホのルールを設けてみましょう。

わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。

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また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。

実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。

私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。

まずは相談から始めてみましょう。

今回は以上です。

他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。

紅野まり