【高校受験】志望校を高望みする子の成功例と失敗例とは?合格への道
こんにちは、紅野まりです。
今回は「高校受験の志望校を高望みする子の成功例と失敗例」というテーマについて紹介します。
「志望校を高望みしているのでは…??」
「このままで本当に志望校に合格できるの?」
このように受験生のお子さんが選んだ志望校が「高望みなのではないか」ということについて悩んでいませんか?
親としては高校に「合格してほしい」反面、お子さんの志望校が今の学力にふさわしいのかどうか、不安になりますよね。
今回この記事では
- 前半で「志望校を高望みをするメリット・デメリット」
- 後半で「志望校を高望みした失敗例と成功例」
について紹介していきます。
この記事を読むことで「受験生の子供が合格するための正しい志望校選び」を理解していただけます。
「志望校が高望みかも…」と少しでも不安がある方は、今回の記事を最後まで読んでみてくださいね。
高校受験の志望校を高望みして受験に合格できるの?
受験生になると、お子さんと志望校について話し合う機会も増えてくると思います。
私が無料で相談を受け付けている「LINE@」で保護者様から相談をいただくのですが、
「志望校がこのままでいいのかがわからない」
「今の学力のままでは志望校に合格できないかもしれない」
といった、志望校選びの悩みの相談をよくいただきます。
子供の将来の分岐点である「志望校選び」は『慎重に』『確実に』進めていきたいですよね。
高校受験の志望校を「高望みする」子供 vs「確実に」合格してほしい親
どの高校を受験するかを考える中でお子さんが、
「〇〇高校(学力よりも偏差値5高い高校)にしようかなって思ってる」
なんて言い出したら、親であるあなたは「本当に大丈夫?」と心配になってしまいますよね。
「いくらなんでも高望みしすぎじゃない?」
「もっと現実を見なさい」
「確実に合格できる志望校にしてほしい」
「志望校を変えないんだったらそれだけ頑張って成果を出して!」
と、志望校を高望みしてしまうことで「親子間での意見の違い」も起こってしまいます。
お互いの意見が変わらず、話が平行線のままだと、いつまで経っても志望校は決まりません。
志望校が定まらないのは「目的地が決まっていない」のと同じことです。
例えば、
- 東京から北海道に行こうか、
- 大阪に行こうか、
行き先が決まっていないのと同じなのです。
目的地が決まっていないと、
なかなか受験勉強も進まず、やる気も起こらず、貴重な受験勉強の時間がどんどん過ぎてしまいます。
高校受験の子供には「受験に失敗させたくない」!!
たしかに受験生の親としては、
・子供を志望校に合格させてあげたい
という「子供を応援する」気持ちがある一方で、
・受験に失敗してほしくない
・私立に行かせるお金がない
といった、「受験に失敗した時の怖さ」も感じていると思います。
だからこそ、「学力に見合った高校」「少し頑張れば手が伸びる高校」へ向けて頑張って欲しいですよね。
受験生のお子さんが志望校を高望みしてしまっている時に、
- 志望校を諦めるべきか
- 志望校に挑戦するべきか
正しい志望校選びができれば、受験の不安も軽くしていくことができますよ。
ここからは、志望校を高望みをするメリットとデメリットを紹介していきます。
高校受験の志望校を高望みするメリットとデメリット
高校受験の志望校を高望みするメリットは「やる気が出る」
志望校を高望みすることで
「勉強へやる気が出る」「勉強への意欲が増す」というメリットがあります。
・勉強へのやる気が上がった
・何も言わなくても勉強へ取り組むようになった
目標が高いと、その分勉強にやる気になります。
目標は高ければ高いほど、成績もどんどん上がりやすくなります。
例えば、100メートル走で、
- 120メートルを目標に走り抜ける人と
- 100メートルを目標に走り抜ける人では、
タイムはどちらが速いでしょうか?
元々の走る速さも変わってきますが、120メートルを目標に走ったほうが、タイムは縮みやすいです。
100メートルを目標にすると、ゴール手前で減速してしまうからです。
勉強でも全く同じことが言えます。
70点を目標にするのと100点を目標にするのでは到達点が変わってきます。
70点を目標にすると、59点、65点など、70点を超えないまま止まってしまうこともあります。
ですが、100点を目標にすると、75点、80点と確実に点数を上げることができます。
実際に、私のブログを訪れてくれた受験生の体験談を聞いていると、
「今のままじゃ合格できないと分かってから勉強に積極的に取り組んだ」
といった声もあります。
目標を高望みすると、勉強にやる気が出て、結果的に目標にしていた点数や志望校に到達できる、というメリットがあるのです。
高校受験の志望校を高望みしてしまうデメリットは「受験後に後悔してしまう」
高校を高望みしたまま、高校受験を受けさせてしまうと
「受験後に後悔してしまう」ことがデメリットです。
・私立高校しか行き先がなかった
・志望校を変えていれば合格できた可能性があった
・友達が誰もいない高校へ進学することになった
…と、このように受験したあとに後悔してしまうことになります。
レベルを下げれば公立高校に合格できたかもしれないのに、
志望校を高望みしてしまい、チャレンジ受験をしてしまったせいで、私立高校しか行き先がなくなってしまった、ということもあり得ます。
本人が進学先の高校に納得できないままだと「こんな高校行きたくなかった」となってしまうこともあるのです。
高校受験で志望校を高望みする子の成功例と失敗例とは?
志望校を高望みするメリットは「やる気が出ること」、デメリットは「受験後に後悔してしまう」ことでした。
ここからは、高校受験を体験した先輩ママさんの志望校を高望みして失敗した体験談、成功した体験談を紹介していきます。
高校受験で志望校を高望みする子の失敗例とは?
高校受験で高望みをして失敗してしまう例は「高校進学後」にあります。
高校進学後に「授業についていけなくて赤点ばかり」という体験談もありました。
今年うちの子は高校へ進学したのですが、
正直ギリギリのラインで合格したと思います。学校側からも「合格圏」ではなく「チャレンジ」みたいに言われていましたし、
本人はそれでもその学校へ行きたいと受験勉強していました。運良く合格はしたのですが、
それこそビリッケツでもうすでに赤点を取っている状態です。部活は楽しいようですが、
中学とは違って留年もあるわけですし、
精神的にもかなり厳しい状況にいると思います。
志望校を高望みすることで、頑張って合格はできたものの、
授業にはなかなかついていけず、テストでは赤点ばかり….という状態もあります。
鶏口牛後という言葉がありますが、これは
「大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ」
(goo辞書より)
このような意味があります。
偏差値が高い高校で最下位でいるよりは、レベルを落としてその高校のトップでいたほうが良いと捉えることができます。
ここまでは高望みして合格したことを前提として話をしましたが、
実際は合格できるかどうかも怪しいときもありますよね。
入学するまで、そして入学した後も大変になってしまう可能性もあります。
高校受験で志望校を高望みする子の成功例とは?
高校受験で高望みをして成功した例は「本人の自信につながった」ということにあります。
「最後まで諦らめず結果的に子どもへの自信がついた」という成功体験の口コミがありました。
我が娘の受験は波乱万丈でしたが、
なんとか合格通知をもらえました。行きたい大学を踏まえて受験先を考えていましたが、
娘は成績はオール3と勉強に全然向いていません。しかも娘の行きたい高校はどこも高望みの高校ばかりで、
親の目から見ても「おいおい、大丈夫か!?」と目を疑うレベル。普通だったら全然かなわないレベルの志望校であれば変えるはずですが、
娘は全く変える気配なし。偏差値50あるかないかの子供が選んだのは、
偏差値68,67,57と滑り止めですら高望みの状態でした。ただ、娘は高校を決めてからは一生懸命勉強して、
学校でもしょっちゅう居残り勉強をしていました。一生懸命勉強する子供の姿を親としても初めてみた気がします。
ですが、受験した高校の内2校は続けざまに落ちました。
もう無理かな….
やっぱり志望校変えておけばよかったかなと思った矢先に、
1通合格通知が届きました!娘も合格を喜んで自信をつけたようですし、
子供のチャレンジ精神を養うことって
実は親のチャレンジ精神も試されているんだなって思いましたね。親が子どもにできることは
「余計な口出しをしない忍耐力を養うこと」
これに尽きると思います。
こちらの方は、お子さんが私立入試を受けた際の体験談でしたが、
最後まで諦らめなかったことで結果的に「お子さんの自信へつながった」という成功体験です。
注目するポイントは「受験生もかなり努力をした」ということです。
高望みの志望校でも最後まで諦らめずに努力したことで得られた結果になります。
最後まで「勉強」し続けることで奇跡の大逆転合格をすることも夢ではないですね。
子供が志望校を高望みした時はどうしたらいいの?
受験生のお子さんが志望校を高望みした時はどうしたら良いでしょうか?
- 応援する?
- 話し合って志望校を選び直す?
- どんどん勉強させる?
- 志望校のレベルを下げる?
色々な選択肢があって悩むと思います。
諦めるべきなのか、挑戦すべきなのかは、お子さんの勉強する意欲によって判断していきましょう。
勉強のやる気が変わらない受験生は志望校を「諦めるべき」
志望校を高望みして、勉強しなければいけない状態で、
- やる気がない
- 全然勉強する気配がない
- 焦りがない
- スマホを触ってしまう
- 何を勉強したら良いのかがわからない
こんな状態の場合、成績が上がるのは期待できません。
志望校が決まると、勉強へのやる気が上がって「なんとしてでも成績を上げたい」と受験勉強に励むようになります。
ですが、なかなか勉強が手につかなかったり、やる気がない状態だと、受験生本人が志望校を半ば諦めてしまっているかもしれません。
「本当に合格できるのか?」
「勉強しなきゃいけないと思ってるけどやる気が出ない」
…といった感じですね。
無茶な高望みをしてしまっている受験生
また、中には、偏差値が10以上足りない志望校を高望みしてしまっている受験生もいます。
私も無料で相談を受け付けている「LINE@」で質問をいただくのですが、
・(中3の10月時点で)偏差値10足りないんですけど志望校受かりますか?
・(中3の12月時点で)行きたい高校は志望校60で今の偏差値は37なんですけど、合格できますか?
といった相談がよくあります。
確かに、頑張れば合格できるかもしれません。
ですが、刻一刻と時間がすぎる中で、時間的にどうしても偏差値を上げるのが難しいという場合もあります。
例えば、登山初心者がいきなりエベレストを目指したりするくらいのイメージです。
『頑張れば簡単に合格できる』と信じて、的外れな志望校を設定してしまっている状態だと、志望校合格からは離れてしまいますよね。
受験勉強がいつもより2倍以上に増えたら高望みの志望校でも可能性あり!
もし、お子さんが高望みの志望校に行きたい!と言ったとしても
- 今までよりも勉強時間が2倍以上増えた
- 勉強に対する取り組み方が明らかに違う
- 別人みたいに集中力が上がった
- 何も言わなくても勉強するようになった
- 模試で着々と点数が上がってきた
このような場合、お子さんの勉強意欲が上がっている状態です。
お子さんの受験勉強がガラッと変わると、成績もガラッと変わる可能性があります。
特に、年が明けて3月の入試までの1,2ヶ月が最後の追い込みで成績が上がりやすいです。
受験に向けて、本人が目標に向かって毎日頑張っている様子が見られるのであれば、志望校に向かって親であるあなたも応援してあげるのが良いですね。
高校受験で志望校を高望みで終わらせないための対策とは?
志望校を高望みすると、成績をどんどん上げていくために人一倍努力していく必要があります。
点数を上げて志望校への合格率をあげるためにも、効率よく勉強を進めて欲しいですよね。
今回は、効率よく勉強して志望校を目指す方法を紹介していきます。
今回は具体的に3つのステップに分けて紹介します・
ステップは以下のとおりです。
1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける
それぞれ詳しく解説します。
1、勉強できる教材を手に入れる
まずは、勉強できる教材を手に入れる必要があります。
効率よく受験勉強をするためには「入試問題と同じレベルの問題」を解く必要があります。
入試レベルと同じレベルの問題は、『過去問』がピッタリです。
過去問は、過去に出題された入試問題が集まった問題集です。
入試レベルと同じ問題を解くことで、本番を意識した勉強や入試と同じ難易度の勉強ができますよ。
ですが、いざ勉強しようと思っても「どの教材で勉強したらいいの?」「どの問題を解けばいいの?」と迷ってしまうと先へは進めません。
なので、受験勉強を進めていくためにはまずは教材を準備しましょう。
こちらの記事で受験勉強におすすめの過去問や教材の選び方を紹介していますので、まだ過去問を持っていない方は読んでみてくださいね。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。
2、学習習慣を身に着ける
次に、学習習慣を身に着けていきましょう。
教材がそろって勉強を始める準備ができても。3日坊主で終わってしまっては意味がありません。
ほぼ毎日コツコツと勉強していかなければ成果は出ません。
なので、勉強する習慣をつけていかなくてはいけないのです。
最初から1時間、2時間集中するのは難しいですが、まずは毎日5分程度勉強を始めていきます。
そのあと、20分、30分、1時間と勉強時間を増やしていけば、毎日の勉強習慣が自然と身についてきますよ。
具体的な勉強習慣のつけ方はこちらの記事で解説していますので興味がある方は読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びます。
3、指導者をつける
教材もそろえて、勉強する習慣をつけることができたら、最後は指導者をつけてみましょう。
ここで、指導者とは「個別指導塾の講師や家庭教師」のことを指します。
指導者をつける目的は「苦手の克服」「現在地の把握・目標設定」があります。
個別指導塾や家庭教師では、集団塾や学校の授業と比べて、お子さんに寄り添った指導をしてもらうことができます。
例えば、漢字が苦手な子に対しては漢字を練習する宿題を出したり、英単語が苦手な子には単語を10個覚えてくる宿題を出したり、などです。
お子さんのための指導になればなるほど、成績は上がってきます。
また、「今度こそ平均点を取りたい」「次回は〇〇点を目指したい」という目標に対してアドバイスをもらうこともできます。
目標を達成するためには~~~をしようか。
・今回は〇〇点だったけど、ここをこうしたら、〇点は上がるはずだよ!
次は△△点を目標に頑張ってみようね!
といった感じで、お子さんの現在地(今の学力や順位)を把握して、目標(点数、順位)に到達するためには何をしたらいいのかをアドバイスしてくれますよ。
ただし、指導者の選び方にも注意が必要です。
なぜなら、指導者との相性で成績が上がったり下がったりするからです。
学校の先生でも「英語の先生が〇〇先生になったから英語が得意になった」ということはありませんか?
指導をしてくれる先生と勉強はかなり密接にかかわっています。
なので、指導者は慎重に選んでください。
指導者の選び方はこちらの記事で解説していますので合わせて読んでみてくださいね。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
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【高校受験】志望校を高望みする子の成功例と失敗例:まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、高校受験で志望校を高望みする子の成功例と失敗例について紹介しました。
志望校を高望みする子供を応援したい気持ちがある一方で、志望校には合格してほしいという気持ちもあると思います。
志望校を高望みするメリットは「やる気が出ること」、デメリットは「高校受験後に後悔してしまう」という2点を紹介しました。
子供が志望校を高望みしたときには「勉強への意欲」を確認してみてください。
お子さんがやる気があって、今までとは勉強への取り組みが明らかに違うときには、志望校合格へかなり近づく可能性があります。
しかし、やる気がなかったり、スマホを触ってしまっていたりする際には、志望校合格だけでなく、高校受験合格さえも危なくなってしまうので、志望校は諦めたほうが良いでしょう。
志望校を目指す気持ちがかなり強い状態であれば、志望校までの偏差値が足りなくても、効率よく勉強ができれば成績を上げていくことができます。
そのための具体的なステップは以下の通りでした。
1、勉強できる教材を手に入れる
2、学習習慣を身に着ける
3、指導者をつける
次の記事では「効率よく成績を上げて逆転合格を狙う勉強法」について紹介しています。
もし興味がある方はこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんが志望校合格をするために
お子さんが志望校に合格するためには、志望校選びが重要です。
もちろん高望みの志望校でも、本人が頑張って勉強していれば成果も出てきます。
ですが、効率よく勉強しないままだと、志望校を高望みして終わってしまうことになります。
今回のステップに従って、まずは効率よく勉強を始めることから取り組んでみてください。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
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今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり