高校受験生の1日のスケジュールを把握!勉強時間をうまく作る方法
こんにちは、紅野まりです。
今回は「高校受験生の1日のスケジュール」というテーマについて紹介します。
「うちの子供の勉強スケジュールって合っているの?」
「どうやって勉強時間を確保しているんだろう?」
受験生になると勉強時間を増やしていきますが、
・「どれだけの時間勉強したら良いのか」
・「先輩受験生たちはどんなスケジュールで過ごしてきたのか」
受験生になりたての中学3年生はわからないですよね。
受験生の1日のスケジュールを把握することで、どれだけ勉強したら良いのか、受験勉強の目安がわかりますよ。
今回この記事では前半で「高校受験生の1日のスケジュール」後半で「受験勉強の時間を確保する方法」について紹介していきます。
この記事を読むことで「受験勉強のための理想の一日のスケジュール」について理解していただけます。
受験生の1日のスケジュールを把握すれば確実にステップアップ!
受験勉強を始めよう!と思っても、なかなか一日のスケジュールが分からなくて思うように勉強が進まないかもしれません。
「今の生活で手一杯で受験勉強はどうしたらいい?」
「平日・休日それぞれ何時間勉強したら良い?」
「そもそも受験生ってどのくらい勉強するもの?」
と、受験勉強の1日のスケジュールでわからないことも多々ありますよね。
1日のスケジュールが分かれば一気に「受験生」に!
私が無料で相談を受け付けている「LINE@」でもよく、
「受験生の1日のスケジュールを教えて下さい!」
といった質問をいただきます。
受験生が、どれくらい受験勉強をするべきなのか、把握できていない受験生や親御さんが多いということです。
ですが、今回この記事を読んでもらうことで、
「この時間まで勉強してるんだ」
と、一気に受験生としての自覚が芽生えます。
なぜなら、「受験生の勉強する時間」が具体的に分かるからです。
そうすると、中学生のお子さんも「これくらいは勉強しなきゃいけないんだ」と分かって、実際に勉強時間も増えていきますよ。
「今まで通り」は受験戦争に遅れを取る!?
一方で、
スケジュールが分かっていないままだと、受験生として「遅れ」を取ってしまうかもしれません。
・なかなか点数が上がらない
・偏差値が変わらないまま
・志望校の合格判定がC判定
…といったように、後々「受験での遅れ」をとってしまいます。
そうならないためにも、早めに受験生として自覚を持って、早い段階で受験生のスケジュールで毎日を過ごしていくことが大切です。
今回は受験生のスケジュールを具体的に紹介していくので、
・最低◯時間勉強する
・平日と休日は◯時間勉強
といったように受験勉強の基準を知ることができます。
記事を最後まで読んで、受験生の一日のスケジュールに近づいていく行動を起こしていきましょう。
それでは、具体的に紹介していきますね。
高校受験生の1日のスケジュールは一人ひとり違う!?
受験生の一日のスケジュールを紹介する前に、まずは大事なポイントを押さえておきましょう。
まず、大前提として
「高校受験生の一日のスケジュールには個人差」があるということです。
なぜなら、それぞれ勉強する環境が違うからです。
・部活の有無
・運動部か文化部か
・通学に時間がかかるかそうでないか
・勉強に集中できる時間が朝か、夜か
このように、中学生のお子さんに適した勉強時間帯もありますし、部活や塾によっては家で確保できる勉強時間にも差が出てきます。
先輩の受験勉強スケジュールは「参考程度」までに
「△△先輩は1日2時間であの高校へ進学できた!」
というように、他の人のスケジュールを参考にするのは良いのですが、
すべてがお子さんに当てはまる、真似できるスケジュールでないのは理解しておかなくてはいけません。
例えば、
受験生の先輩の「毎日2時間勉強していた」という情報を聞いて、お子さんが真似をしようと思っても、
19時に塾に行って、
22時過ぎに帰宅。
このような状態から「毎日2時間勉強する」、といったら24時を過ぎてしまいます…
先輩のように毎日2時間勉強することは難しいですよね。
もちろん、できないことはないかもしれませんが、
睡眠不足になったり、毎日へとへとになったりと、かなり再現不可能な受験勉強スタイルになります。
受験生に大事なのは「子供に合ったスケジュール」作り
どの先輩の、どのスケジュールが良くて、どれが悪いというわけではなく、
大事なのは「お子さんに適した一日のスケジュールを作っていく」ということです。
例えば、
・受験生の4月から毎日2時間勉強をする
・部活があって夜は勉強できないから朝勉強しよう
・課題は学校で終わらせて帰宅後は塾に行く
中学生自身の置かれている状況によってスケジュールを組み立てていくことで、受験勉強を進めていくことができます。
そのため、受験生のお子さんの一日のスケジュールは自分で作り上げる、という気持ちで大丈夫です。
高校受験生の1日のスケジュールを紹介!
では、ここで一般的な受験生の1日のスケジュールを紹介します。
受験生は、中学生の一日の平均スケジュールにプラスして勉強時間が増えていきます。
中学生の平日の一日の平均スケジュールはこんな感じです。
*引用(栄光ゼミナール)
もちろん受験生も学校へ行くので、一日の流れは画像のとおりです。
スケジュールは個人差があるので、就寝時間や起床時間、通学時間も変わってくるでしょう。
受験勉強の時間は平日4時間30分程度
画像のような1日の流れだと、
受験勉強は上の画像の「自由時間」にあたる
「20:30~23:00」の間に当てられるでしょう。
『最大2時間30分』というところですね。
夏以降になると運動部は引退し、上の画像の「部活動」の時間が丸々受験勉強に当てられます。
『部活動の時間が大体2時間程度』ですね。
合計すると、
上記が受験勉強時間として当てられる計算です。
平日は『4時間30分は受験勉強ができる時間』ということですね。
塾に行っている時間もこの勉強時間に含みます。
休日の受験勉強は4時間以上が理想
1日のスケジュールと合わせて、「平日と休日の勉強時間を教えて下さい!」といった相談もあります。
さきほどお伝えした4時間30分が平日の勉強時間だとすると、
休日は最低でも『平日の勉強時間と同じ』、又は『平日の勉強時間以上』の時間を確保してください。
なので、最低でも休日は4時間以上は勉強してください。
たまに、
受験生が「休日は1時間しか勉強していない」といった報告がありますが、これは少なすぎです。
休日だからこそ時間がたっぷりあるので、むしろ休日に重きをおいて勉強時間を増やしてください。
中には、
平日の勉強時間が毎日2時間しか確保できない受験生もいると思います。
部活や習い事で帰りが遅くて、勉強時間が思うように取れない人もいます。
そんな受験生は、休日に『6時間ほど』勉強時間を確保して、平日に勉強できない分を休日で取り返していきましょう。
高校受験生はできるだけ勉強時間を増やしていく
大体、目安として平日「4時間30分」勉強時間を確保していく、と紹介しました。
ただし、毎日同じ時間勉強できるわけではないと思います。
・疲れて早く寝たい
・体調が悪くてずっと寝ていた
・全然集中できない
このような状態のときは4時間30分の勉強時間を確保するのが難しいですよね。
そもそも、毎日4時間以上、勉強に集中できない受験生もいるかも知れません。
また、今までの勉強内容の理解量によっても勉強時間は変わってきます。
今までコツコツ頑張ってきた子と、これから成績をぐんと上げていきたい子では、基礎力が全然違います。
「人よりももっと勉強時間を増やしたい」
という場合は、
うまく時間を作って周りよりも2倍3倍努力しなければ成績をグンと上げていくことはできません。
これから試験本番にかけて、成績を大きく上げていきたい受験生ほど、30分でも少しでも多く、勉強時間を増やしていく必要があります。
ここまでを読んで
と疑問に思う方もいるかも知れません。
ここからは勉強時間を作り出す方法を紹介していきます。
高校受験生の勉強時間を今よりも2倍に増やす方法
では、ここで勉強時間をさらに作り出す方法を紹介していきます。
先程は、中学生の一日のスケジュールから
部活動の時間→受験勉強時間
に変えていくことで、受験生の勉強時間に変えていくスケジュールを紹介しました。
ですが、勉強時間が普段少なかったり、「もっと成績を上げたい」受験生にとってはプラスの時間が必要です。
ここからは自由時間や部活動以外の時間で「受験勉強時間に変えることができる時間」を紹介していきます。
受験勉強時間に当てられる時間は以下のとおりです。
2,帰宅後、お風呂後、食事後のダラダラした10分
3,うとうとして勉強が頭に入ってこない時間
それぞれ細かく解説していきますね。
高校受験生が勉強時間をうまく作る方法1「スマホ・テレビを見る時間」
まず中学生がスマホやテレビを見る時間を受験勉強時間に当てていきましょう。
正直、スマホやテレビは見始めたらキリがないです。
私のブログでも元受験生が受験を振り返って、
「ゲームやテレビを見ることを我慢するのが大変だった」
といった意見が寄せられています。
スマホやテレビは尽きることがないので、気づいたら1時間2時間経過しているのが当たり前です。
もちろん息抜きのために動画を見たり、テレビを見たりするのは良いのですが、休憩時間が長くなってしまうと勉強時間が短くなってしまいます。
息抜きとしてスマホを触ったりテレビを見たりするのは「時間を決めて」からにしましょう。
例えば
・テレビを何時まで見ると決めておく
などして、常に時間の意識を持っておきましょう。
高校受験生が勉強時間をうまく作る方法2「帰宅後、お風呂後、食事後のダラダラした10分」
次に、帰宅後、お風呂後、食事後のダラダラした10分の時間を有効活用していきましょう。
10分は意外と短いようで効果的な時間でもあります。
このダラダラしがちな時間を有効活用して少しでも勉強を進めていきます。
例えば
・10分で勉強動画を一本見てみる
・10分で問題を解きまくってみる
などです。
たった10分でも勉強をすすめることができるのです。
「たった10分しか勉強してない」と思うかもしれませんが、その10分が2回3回続くと、20分30分と勉強時間を増やしていくことが出来ます。
無駄になってしまいがちな10分を活用することでライバルとの差も広げられます。
高校受験生が勉強時間をうまく作る方法3「うとうとして勉強が頭に入ってこない時間」
最後に「うとうとして勉強が頭に入ってこない時間」を活用していきます。
先程冒頭で紹介した、「中学生の1日のスケジュール」の中で
「自由時間」は大体20:30~23:00でした。
多くが夜遅い時間に勉強をしているということで、かなり「睡魔」が襲ってくる時間でもあります。
そのため、「うとうとしながら勉強してた」「気づいたら値落ちしていた」などということもあると思います。
私も中学生の時は完全に夜型で勉強していたので、
うとうとしながら教科書を読んだり、
書いている文字が読めないほど集中できていない状態で問題を解いたりしていました。
このような時間は正直勉強が頭の中に入っていないので、きっぱり寝てしまったほうが良いです。
その後、朝はやくおきて勉強したほうが、勉強した内容が理解できます。
勉強時間を意識することも大事ですが、勉強した時間分、内容が頭に入っているかも意識しましょう。
高校受験生の1日の理想のスケジュールに近づいていく方法
では、ここまでで高校受験生の一日のスケジュールを紹介していきましたが、
「実際何から始めたら良いの?」
「急に勉強時間は増やせない..」
と思うかもしれません。
勉強時間を増やしていく流れを詳しく解説していきます。
ステップは以下のとおりです。
1、勉強時間に変えることができる時間を探す
2、10分の空き時間を探す
3、時間を意識して勉強する習慣をつける
それぞれ詳しく解説します。
1、勉強時間に変えることができる時間を探す
普段の勉強時間以外に、空いた時間を探しましょう。
例えば、
・朝30分くらい早く起きて勉強する
・学校の10分休みに勉強する
・帰宅後、おやつを食べている時に勉強する
などと、勉強できる時間がいつあるのか、一日を振り返って考えてみましょう。
2、10分の空き時間を探す
次に、10分の空き時間を見つけていきます。
一日のうちに必ずムダにしてしまっている10分の時間があります。
・ぼーっとしてしまう時間
・ベッドの中でゴロゴロしてしまう時間
・スマホやテレビをなんとなく見続ける時間
もちろん、ご飯を食べたりオフロに入ったりしているときは勉強できないかもしれませんが、
受験生の中にはトイレに単語帳を持って入ったり、毎日寝る前に10分勉強するという生徒もいるようです。
どんな時に10分ムダにしているか、10分勉強していないときはどんなときかを考えて、スキマ時間を有効活用していきましょう。
特に「スマホを使う時間」は100%ムダになっているので、スマホの制限をするのも受験勉強を10分でも増やすのに大切ですよ。
3、時間を意識して勉強する習慣をつける
勉強できる空き時間を見つけたら勉強する習慣をつけて行く中で、時間を意識する癖も一緒につけましょう。
分や時間単位、日数を意識していきます。
分単位や時間単位だと、例えば、
・◯時◯分まで勉強する
・あと1時間で問題を解き終える
このように、残り時間を意識することで勉強するスピードも上がります。
さらに、入試では必ず試験時間があります。
試験時間内に問題を解き終えることが求められるので、日頃から時間を意識して早く問題を解く練習もしていきましょう。
日数を意識するというと、
例えば、入試まであと◯日、受験まであと◯ヶ月、などという感じです。
時間を意識することで受験までの残り時間と自分の勉強の進捗がわかります。
残り時間を考えながら、危機感を持って今すぐ取り組んでいきましょう。
高校受験までの勉強時間が少なければ「勉強時間の質を上げる」
勉強時間を増やそうとしても、1人1日24時間しかありません。
10分の時間をうまく使ったり、勉強時間を増やしたりしても、限界がありますよね。
睡眠時間を減らしたりすると今度は寝不足になったりするので、勉強時間を増やそうとしても限界はあります。
そうなると、今度は「勉強時間の質」を上げていきましょう。
勉強の質とは、同じ時間でも勉強量を増やすということです。
例えば、1時間の勉強時間でワークを3ページ取り組むのと、10ページ取り組むのでは、勉強の進み具合が変わってきます。
勉強時間をたくさん増やすことができなくても、同じ時間で勉強量を増やしていくことができますよ。
「勉強の質を上げていく方法」は次の記事で紹介しています。
*リンク(執筆中)
興味がある方は上のリンクをクリックして、勉強の質を上げる方法も見てみてくださいね。
ステップは以上です。
わからないことがあったら….
もし、「わからないことがある」「こういう場合はどうしたら良いんだろう」と疑問に思った場合は、早く解決するほうが良いです。
なぜなら、わからないままモヤモヤし続けて、結局行動しないまま終わってしまうからです。
解決するためにはすぐに誰かに聞いたり相談したりしましょう。
例えば、このような感じです。
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はじめまして、〇〇です。
中学2年生の娘の勉強について悩んでいます。
娘は陸上部でいつも部活で忙しい日々を送っています。
部活を一生懸命してるのはいいのですが、勉強には全く興味を示しません。
特に数学が中学1年生のときから苦手で、なかなか克服できません。
克服する方法はなにかありますでしょうか?
アドバイスいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
〇〇
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相談しやすい人にこのような感じで聞いてみるのも良いですし、私も相談を受け付けておりますのでわからないことはすぐに解決してみましょう。
高校受験生の1日のスケジュールのまとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、高校受験生の一日のスケジュールについて紹介しました。
受験生の一日のスケジュールには個人差があるので、誰かのスケジュールを完全に真似すればいいというものではありません。
普段、中学生は自由時間に当たる「20:30~23:00」の間に勉強をしているようです。
受験生になると途中で部活動を引退するので、部活動の時間も受験勉強にあてることができるでしょう。
そうなると、最大一日で4時間30分程度勉強ができます。
しかし、以下のような時間を受験勉強時間に変えていくことで、より勉強時間を増やすことが出来ますよ。
1、スマホ・テレビを見る時間
2、帰宅後、お風呂後、食事後のダラダラした10分
3,うとうとして勉強が頭に入ってこない時間
いきなり、3,4時間勉強するのは難しいと思うので、具体的に勉強時間を増やす方法を紹介しました。
ステップは以下の通りでした。
1、勉強時間に変えることができる時間を探す
2、10分の空き時間を探す
3、勉強する習慣をつける
ここまでを読んで、「効率よく勉強するためにはどうしたら良いの?」と疑問に思った方もいるかも知れません。
次の記事では「受験勉強を効率よく進めていく方法」というテーマで紹介しています。
具体的な勉強方法も詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
上のリンクをクリックすると私の記事へ飛びますので、興味があればぜひ読んでみてください。
中学生のお子さんが充実した受験勉強をするために
お子さんが受験勉強のために、毎日充実したスケジュールで勉強ができると、苦手が無くなったりテストで解ける問題が増えていきます。
ですが、このままだとどんなふうに受験生活を過ごしたら良いのか、どのくらい勉強したら良いのか、スケジュールがわからないままです。
結果的に、受験勉強につながらないムダな時間を過ごしてしまうことになります。
まずは、今回のステップに従って一日のスケジュールを把握して勉強できる時間を増やしていってください。
わからないことやご意見、感想などがありましたら、私に直接メッセージを送ってください。
上の青い文字で【問い合わせ】と書いてある部分をクリックしてもらうと、お問い合わせフォームに進みますので、具体的なご相談をしていただくことができます。
また気軽にやり取りしたい方はLINE@のほうが話しやすいと思います。
実際にLINEでやり取りするだけで勉強のやり方を変えて子どもの点数が上がった方もいます。
私以外の他に信頼のおける方でもいいですし、私も随時相談は受け付けています。
まずは相談から始めてみましょう。
今回は以上です。
他にも勉強法に関することを中心に記事を書いていますので読んでみてください。
紅野まり